キヤノン EOS 40D 作例

2007年8月31日発売

EOS 40Dの仕様

EOS 40Dは、2007年8月に発売されたキヤノンの中級デジタル一眼レフである。EOS 30Dからの更新では、メカを含む全面的な設計見直しを行い、連写やAFとともに、液晶、ライブビュー、握りやすさを改めた。主な対象に団塊世代を据えながらプロのサブ機も想定したことが、速さと扱いやすさの両方を求める設計につながっている。

シリーズ
EOS xxD
位置付け
APS-Cの中級機(ハイアマチュア向け)
先代
EOS 30D
後継
EOS 50D
ライバル
D300

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投稿写真 3952枚

Camera Profile

EOS 40Dについて

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

2007年8月20日に発表され、ボディとEF-S17-85 ISキットは8月31日に発売された。1プレス キヤノンデジタル一眼レフカメラ“EOS 40D”(ニュースリリース) 発表時のボディ予想価格は約15万円。同時に手ぶれ補正付きの標準ズームと望遠ズームも発表され、撮影を始めるためのレンズ構成も用意された。2プレス デジカメWatchキヤノン、ライブビューが可能な中級デジタル一眼レフ「EOS 40D」

ラインナップ上の位置付け

EOS 30Dを継ぐ中級機として、ハイアマチュアに加え、本格的に写真を始めようとする層へ向けた製品である。2プレス デジカメWatchキヤノン、ライブビューが可能な中級デジタル一眼レフ「EOS 40D」 開発責任者の戸倉剛は、より具体的には団塊世代を主な対象としつつ、プロがサブ機として使うことも想定したと説明している。趣味として撮影に取り組む層と、仕事で補助のボディを必要とする層を、同じ中級機で受け止めようとした。3インタビュー ASCII.jp「従来機種とはベースから違っている」──キヤノン開発陣に聞く、EOS 40Dの新しさ

先代からの進化

連写速度はEOS 30Dの最高約5コマ/秒から約6.5コマ/秒へ高まり、JPEGの連続撮影可能枚数も約30枚から約75枚へ増えた。デュアルモーター駆動を採用し、有効画素数は約820万から約1010万へ、画像処理はDIGIC IIからDIGIC IIIへ更新されている。1プレス キヤノンデジタル一眼レフカメラ“EOS 40D”(ニュースリリース) AFも9点という測距点数を維持しながら、その内容を改めた。30Dでは中央のみだったクロス測距を周辺へ広げ、9点すべてをクロスセンサーにしている。4レビュー デジカメWatch【伊達淳一のデジタルでいこう!】【速報版】キヤノンEOS 40D(β機)

撮影を確認する部分では、背面液晶を3型へ大型化し、ライブビューと静音撮影を新たに搭載した。ライブビューには5倍・10倍の拡大表示があり、画面上で細部を確認できる。また、フォーカシングスクリーンも交換可能となった。ファインダーで速く撮る性能に加え、背面の大きな画面を使って確かめながら撮る方法が加わったことも、30Dからの大きな変化である。2プレス デジカメWatchキヤノン、ライブビューが可能な中級デジタル一眼レフ「EOS 40D」

ライバル機種との比較

ほぼ同時期に発表されたニコンD300は、ボディの予想価格が約23万円で、40Dより高い価格帯だった。51点AFと視野率100%のファインダーを備え、連写は本体のみで最高約6コマ/秒、バッテリーパックと大容量電池の使用時には約8コマ/秒となる。5プレス デジカメWatchニコン、1,230万画素CMOS搭載デジタル一眼レフ「D300」 40Dのファインダー視野率は約95%で、ライブビュー時のコントラスト検出AFは備えない。両機の違いには、連写速度の数字だけでなく、測距点と見る部分の構成も含まれていた。6レビュー デジカメWatch【新製品レビュー】キヤノン「EOS 40D」

開発の背景

開発コンセプトは「快速・快適・高画質」の三つである。戸倉は、EOS 30Dが20Dをベースに改良した機種だったのに対し、40Dではメカニカルな部分まで含めて全面的に見直したと説明した。画素数や液晶のサイズ変更だけを取り出すと連続した小改良に見えるが、開発側は基礎から異なる機種として取り組んでいた。3インタビュー ASCII.jp「従来機種とはベースから違っている」──キヤノン開発陣に聞く、EOS 40Dの新しさ

その見直しの対象には、カタログの主要な数値には表れにくい手の触れる部分も含まれる。グリップのゴム面積を広げ、新設のAF-ONボタンは親指で押しやすい位置へ置いた。団塊世代を主対象にしながらプロの補助機も想定するという方針は、撮影性能を確保するだけでなく、ボディを保持し、必要な操作へ手を届かせる細部にまで及んでいた。3インタビュー ASCII.jp「従来機種とはベースから違っている」──キヤノン開発陣に聞く、EOS 40Dの新しさ

画質への対応では、既存のEOSで採用した技術も持ち込んだ。超音波方式のセンサー清掃機構「EOS Integrated Cleaning System」は、EOS Kiss Digital XとEOS-1D Mark IIIで採用済みのものである。初級機とプロ機で展開していた清掃技術を中級機にも組み合わせ、全面的な見直しの中へ取り込んだ。7プレス マイナビニュースキヤノン、ゴミ対策機能とDIGIC III搭載1010万画素一眼レフ「EOS 40D」発表

利用者の評判

複数の専門媒体に共通する評価は、3型液晶によって画像を確認しやすくなったことである。連写や画素数の向上とともに、撮影したものを見る部分の改善が取り上げられた。8レビュー マイナビニュースキヤノン EOS 40D 実写インプレッション 一方、ライブビューでコントラストAFを使えない制約は、複数のレビューで課題とされた。背面画面での撮影が加わっても、AFの使い方には制限が残っていた。6レビュー デジカメWatch【新製品レビュー】キヤノン「EOS 40D」

価格.comでは、ホールド感、画質、電池の持ちが繰り返し評価されている。調査時点の満足度は608件で4.62点、ホールド感は4.68点だった。一方、大きさと重さ、フォーカス性能は不満に挙がり、携帯性は3.87点、フォーカスは3.67点である。開発側が手を入れた握りやすさが評価される一方、持ち歩く負担や撮影条件による使い勝手まで一様に高く評価されたわけではない。9レビュー 価格.comCANON EOS 40D ボディ レビュー評価・評判

評判の出典

9件

内容の確認日: 2026年10月1日

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