【自然】天と共に暮らす

1   撮りマー   2009/2/24 13:44

古い写真で恐縮ですが、いつまでも心に残っている風景です。
長野県南部、上村。源氏に追われた平家の人達が山を登って登って切り開いた村だそうです。去年だったかNHKでも取り上げてたようですがそれよりずっと以前、山をドライブして偶然立ち寄ったのですが1500m程の高地急斜面に家が点在していました。転げ落ちそうな畑を耕しながらお年寄りたちが暮らしていました。回りは雄大な南アルプス、1000m下には谷川、頭上には大空、古い小学校に泊めてもらったら夜は満天の星、小さな校庭からは鹿の声。
今も変わりが無いのでしょうか?

2   masa   2009/2/24 18:00

旧上村は、2005年に飯田市に合併編入されていますね。
私は天竜川をもう少し遡った駒ヶ根の生まれですので、懐かしい
地域です。
きっと厳しい暮らしであったと察せられますが、「天と共に暮ら
す」というタイトルから、何か悠々たる生き様を感じてしまいま
した。

3   撮りマー   2009/2/24 19:58

masa さん こんばんわ
 そうでしたね、今は飯田市の一部になりましたが私が行ってた
 頃は上村で名前に相応しい土地だと感じたものです。
 体を壊すまで数回行きましたがそこに住む人達の厳しさを思い
 ながらも、こここそ別天地だとの思いを抱き雄大な景観の中の
 暮らしにうらやましささえ感じたものでした。

4   ひーやん   2009/2/24 20:29

撮りマーさん こんばんは 
故郷への憧憬を感じさせる いいお写真ですね
山々に雲の影がゆったりと動くのが風のしらせのようで
雄大な天を感じます。

5   撮りマー   2009/2/24 21:30

ひーやん さん こんばんわ
 森を抜けるとこの景観、最初は雄大な南アルプスに目を奪われ
 ます。ふと下を見ると老夫婦がものすごい急斜面で畑仕事。
 はるか下には目もくらむ谷底に小川が流れています。
 老人が手を休めて上を見たのにつられて見たら大空だけ。
 ここの人達は目を開ければ山。息をつくときには空を見るので
 しょうか。その時この表題が浮かんでいました。どこにでもあ
 る風景ではないと思いますが、これも日本の原風景の一つだと
 感じましたよ。

6   Ekio   2009/2/24 21:31

撮りマーさん、こんばんは。
これこそ自然の風景ですね、自分のようなものが登る山は、いわゆる観光地ですから別の次元ですねぇ。
あるがまま、みたいな悠然とした感触に浸れるものでしょうね。

7   撮りマー   2009/2/24 22:13

Ekio さん 御覧頂いて有難うございます
 そうですね、私も館山、穂高、乗鞍等等登ってましたが4WD
 でいろんな山へ入るようになって観光や登山で有名な山とは違
 う情景を沢山目にすることが出来ました。廃村の後など目にす
 るにつれ昔からの日本はどこへ行ったのか・・・自然と上手く
 付き合って暮らしていた記憶はもう自分の中には無いのだろう
 か・・・目の前の美しい自然を見ながらいろんなことを感じた日々でした。

8   ひーやん   2009/2/24 22:18

>目を開ければ山。息をつくときには空を見る・・・

私のような平野部に住む者にとっては山々を見下ろせる環境が羨ましいです。
この空気の中でゆっくり深呼吸したいですね

9   撮りマー   2009/2/24 22:58

ひーやん さん 再レス有難うございます
 私も平野に住み都会で仕事の毎日でした。
 それだけにこの風景は今も心に残っています。
 生活は厳しくとも心にやさしい世界に感じます。
 日の出におきて、日か沈めば眠る。ーそんな日々が今まで無か
 ったことに気付きますよ。
 大勢で押しかけては迷惑を掛けますが機会が有ったら知らない
 山道へ向ってみてください違った世界に出会えるかも・・・で
 す。(^^ゞ

10   youzaki   2009/2/25 00:07

美しい自然がいっぱいの山の風景素晴らしいです。
平家の落人の村は西日本ばかり思っていましが、いろいろな場所に存在しているのですね、勉強になりました。
四国地方や熊本県を観光しましたが、険しい山の中でした。
今でも四国の剣山には行きますが・・

11   撮りマー   2009/2/25 09:14

youzaki さん お早うございます
 中部を基点にあちこち回りましたが、有名な越中五箇山をはじ
 め山中の小さな村で平家伝説のあるところは結構ありますね。
 東へ行けば鎌倉幕府があるだけに長野県南部、愛知県三河の山
 間部が東限のようですが。ゆったりドライブでお祭りに出会い
 赤い旗が立ってたりしたら聞いてみてください。
 京都を中心に東西へ逃れたのでしょうね。

12   へい柔道   2009/2/27 04:00

ステキです。
お写真も。
タイトルも。
そして続く話題の展開も。

13   撮りマー   2009/2/27 13:27

へい柔道 さん 目に留めて頂き有難うございます
 写真としては決してよい写りではないのですが私の感慨が多少
 ともお伝え出来る写真であるなら光栄です。Exif情報 乗りませ
 んでしたが コンデジの作品です。
 CASIO,QV—R4,120mm,f6.5,SS1/640,撮影2003/06/01
 となっています。
 撮影日から言えば2度目か、3度目の時の写真のようです。
 なぜかふっと思い出しては訪ねていました。都会で疲れた時に
 思い出していたのかもしれません。
 今、体を壊し長距離のドライブは難しい状況になってなお、回
 復する日が来たらもう一度行ってみたい場所です。
 今月の御題でも幾つかUPしましたが締め切りが近づいた時、
 何か忘れているような気がして思い出した一枚です。
 

14   stone   2009/2/27 21:49

素晴しいです。
日本の山の暮らし、平野の暮らしとはかけ離れた
世界に生きることの厳しさ、それを選んだ人達ってどんな人達なのかな
訪れてみたいと思いました。お写真とてもいいですよ。

15   撮りマー   2009/2/27 22:42

stone さん こんばんわ
 いろんな山道を行って山村など沢山見ましたが中でもこうした落人伝説の村は廃村も含めて特に厳しい所ばかりでした。戦国大名も全て源氏を名乗ったように、長い間平家は人にあらずの目で見られていたのかもしれませんね。豪雪、道無き山奥。今でこそ細いながらも道が出来、電気も来ていますが戦後も長い間、人の足だけが交通手段だった様な所が多いようです。
写真そのものは以前のコメントに申し上げていますが恥ずかしいレベルです。ただ技術を越えて日本人の心に響くものを共有して頂けたことに感謝致します。できればこうした自分の感動を技術も添えて皆様に見て頂ける様になりたいとは思っています。
尚、これも重ね重ねですがこういった山村を探訪される時は生活者の迷惑にならない事は最低限のマナーかと思います。
御覧頂き有難うございました—m(__)m

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