つがいを形成する雄雌以外に、雛に給餌する成鳥を「ヘルパー」と呼ぶそうですが、ツバメ類に関してヘルパーはいるともいないとも言われています。
ただ、コシアカツバメを撮影していて、今年生まれの若鳥が、同じく今年生まれの若鳥に給餌しているように「遠目には見える」シーンに出くわしました。この写真の時系列は左上、左下、右上、右下ですが、採餌しているかどうかは確認できず、巣の中にいる若鳥と巣に入っていこうとする若鳥のやりとりが、親鳥と雛の給餌シーンに似通っているように見える、というものです。
「ヘルパー行動を見かけた」という観測事例のうち、誤認要素があるとすれば、
・雛を排除してメスを奪おうとした別のオス個体の行動をヘルパー行動と誤認した
・若鳥同士の巣に入るためのせめぎ合いをヘルパー行動と誤認した
(この写真が給餌でないとすればこれにあたる)
などというものが想像されます。
ヘルパー行動はわかりませんが、コシアカツバメは巣立ち後も、夜は一家で巣に戻ってきて、巣をネグラとして利用する、という話は確かなようです。8月6日に撮影して「今年初めてのコシアカチュンバメ」として投稿した
https://photoxp.jp/pictures/224350
ですが、これから6日後の8月12日も、一家で巣に戻ってきていました。