シグマ fp 作例

ミラーレス

2019年10月25日発売

fpの仕様

2019年10月25日に発売されたフルサイズミラーレス機で、Foveonセンサーを主力としてきたシグマが初めて、有効約2,460万画素のベイヤー配列センサーとLマウントを採用した、fpシリーズの初代機である。内蔵EVFやグリップを持たずにアクセサリーで拡張するモジュール式の設計を採り、フルサイズセンサー搭載機として世界最小・最軽量をうたうとともに、静止画と動画の両立を掲げた。電子シャッターのみ、ボディ内手ブレ補正なし、コントラスト検出方式のみのAFという割り切りは携行性を優先したもので、小ささが評価される一方、動体撮影には向かないという指摘が複数のレビューに共通する。

シリーズ
fp
位置付け
フルサイズミラーレスの新機軸を打ち出したfpシリーズ初代機。ベイヤーセンサー採用の標準画素モデル
後継
fp L
ライバル
α7 III α7C DC-S5

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投稿写真 210枚

Camera Profile

fpについて

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

シグマは2019年7月11日、Lマウントを採用するフルサイズミラーレスカメラとしてfpの開発を発表した。この時点では発売日も価格も決まっておらず、2019年秋の発売を予告するにとどまった。1プレス デジカメWatchシグマ、ベイヤーセンサー採用のLマウントフルサイズカメラ

発売日は2019年10月25日で、店頭予想価格はボディのみで税込22万円、45mm F2.8 DG DN | Contemporaryとのキットで税込26万4,000円だった。2プレス デジカメWatch「SIGMA fp」の発売日と価格が決定同年度のグッドデザイン賞では、グッドデザイン・ベスト100に選ばれている。3プレス デジカメWatchグッドデザイン・ベスト100に、「SIGMA fp」と「キヤノンEF-EOS Rアダプター」が選出

ラインナップ上の位置付け

シグマはfpのコンセプトとして、高い拡張性の「Scalable」、静止画と動画のシームレスな両立の「Seamless」、小型軽量ながら画質に妥協しない「Pocketable Full-frame」の3本柱を掲げた。1プレス デジカメWatchシグマ、ベイヤーセンサー採用のLマウントフルサイズカメラ撮像素子は35mmフルサイズの裏面照射型CMOSセンサーで、有効画素数は約2,460万画素である。外形寸法は112.6×69.9×45.3mm、質量は本体のみで370g、SDカードとバッテリーを含めて422gで、フルサイズセンサー搭載機として世界最小・最軽量をうたった。内蔵EVFもグリップも持たず、外付けのハンドグリップやビューファインダーなどのアクセサリーで拡張するモジュール式の設計である。2026年9月時点で、シグマの公式サイトではfpは生産終了と表示されている。4公式 株式会社シグマfp 製品情報・仕様

先代からの進化

それまでのシグマ製カメラは、DP Quattroシリーズやsd QuattroシリーズのようにFoveonセンサーを採用していた。fpはシグマのデジタルカメラとして初めて、ベイヤー配列のカラーフィルターを持つイメージセンサーを採用した。5プレス デジカメWatchシグマの超小型フルサイズミラーレス機「fp」速報マウントの面でも、fpはシグマが初めてLマウントを採用したカメラである。6レビュー デジカメWatch写真で見るSIGMA fp

シグマは、静止画の画質ではFoveonセンサーが最良という認識は変わらないとしつつ、fpの新しいコンセプトにはベイヤーセンサーが最適だと説明した。山木和人社長は、フルサイズとコンパクトさを両立させようとするとFoveonセンサーは画像処理の負荷が大きく基板が大型化するため、ベイヤーセンサーの採用は必然的な選択だったと述べている。7インタビュー ギズモード・ジャパン「SIGMA fpという挑戦」はうまくいったのですか?シグマの山木社長に聞いてきた山木社長は開発発表の場で、拡張感度でISO 102400相当に達する高感度性能について「Foveonユーザーのみなさん、ISO 800じゃないですよ。1600でもないですよ!」と語り、Foveon搭載機からの向上を強調した。5プレス デジカメWatchシグマの超小型フルサイズミラーレス機「fp」速報

ライバル機種との比較

携行性を重視する層に向けた小型のフルサイズ機としては、ソニーα7CやパナソニックDC-S5が比較対象に挙がる。これらと比べたとき、携行性を優先したfpの割り切りのうち、ボディ内手ブレ補正を持たない点が弱みになると、複数のレビュー記事が指摘している。8レビュー みんなのカメラ【2026年版】SIGMA fpのレビューまとめ 小型フルサイズの真価と弱点

同じLマウント陣営のパナソニックは、fpの直前に、ヒートシンクに加えて冷却ファンも搭載した動画特化機のLUMIX S1Hを発売していた。デジカメWatchの記事は、ヒートシンクだけで放熱するfpの構成をこれと対比して紹介している。6レビュー デジカメWatch写真で見るSIGMA fp

開発の背景

山木和人社長は、2012〜2013年以降デジタルカメラの性能向上が実感しにくくなった市場に疑問を持ち、オーバースペックな機種を使わざるを得ない場面をなくすことを目指したと述べている。コンセプトの出発点は自身の出張経験で、フルサイズの画質を保ちながら持ち運びやすく、格式のある場でも違和感のない佇まいのカメラを求めたという。2020年6月の取材では、fpの完成度を「50点」と自己評価し、レンズラインアップの充実をシステムとして100点に近づく条件に挙げて、開発を続ける考えを示した。7インタビュー ギズモード・ジャパン「SIGMA fpという挑戦」はうまくいったのですか?シグマの山木社長に聞いてきた

設計面では、マウントアダプターを介したライカやキヤノンEFなど多様なレンズのほか、ドローンやジンバル、シネマレンズとの組み合わせも想定した。メカニカルシャッターは省き、その代わりに防塵防滴構造と放熱用の大型ヒートシンクを備えている。9プレス デジカメWatchシグマの新コンセプト機「SIGMA fp」詳細レポート海外媒体の取材を紹介した国内記事によれば、山木社長はfpを今後のシグマのカメラのベースになるカメラと位置付け、いずれは全てのカメラがメカニカルシャッターを使わなくなるとシグマは考えているとも述べた。10プレス デジカメinfoSIGMA fp は将来のシグマのカメラのベースになるカメラ

利用者の評判

価格.comのレビューは12件で、満足度の平均は4.69である。2026年9月時点でも、価格.comでは税込14万9,150円から16万300円の価格帯で中古品の取引が続いている。11レビュー 価格.comシグマ SIGMA fp ボディ レビュー評価・評判

長所として複数のレビューに共通するのは、小ささがもたらす携行性である。持ち出す頻度が上がり、撮影の機会が増えるという評価が、販売店の実写レビューとレビュー記事の双方にある。12レビュー フジヤカメラSIGMA fp 実写レビューカラーモードを好意的に取り上げるレビュー記事も複数ある。8レビュー みんなのカメラ【2026年版】SIGMA fpのレビューまとめ 小型フルサイズの真価と弱点

弱点として繰り返し挙がるのは、携行性を優先した割り切りに由来する動体撮影への不向きである。電子シャッターしか持たないため、ローリングシャッターによる歪みや人工光の下でのバンディングが生じるという指摘が、専門媒体の新製品レビューとレビュー記事に共通する。AFもコントラスト検出方式のみで、動体への追従は競合他社の機種に劣るという指摘が複数のレビュー記事にある。13レビュー みんなのカメラ【2026年版】シグマ SIGMA fpのレビュー比較まとめ 小型フルサイズで旅と映像に最適

グリップを内蔵しないボディの持ちづらさと操作性の悪さも、価格.comのレビューとレビュー記事の双方が弱点に挙げている。11レビュー 価格.comシグマ SIGMA fp ボディ レビュー評価・評判

評判の出典

11件

内容の確認日: 2026年9月28日

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