陽の暮れ行く埠頭
Exif情報
メーカー名 Canon
機種名 EOS 5D Mark II
ソフトウェア Photoshop CS6 (Windows)
レンズ
焦点距離 85mm
露出制御モード 絞り優先
シャッタースピード 1/512sec.
絞り値 F4.6
露出補正値 -1.0
測光モード 中央重点測光
ISO感度 200
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 2000x1333 (366KB)
撮影日時 2013-05-22 18:25:24 +0900

1   makoto   2013/5/25 20:40

異国から来たコンテナとみなとみらい夕景を絡めました。

2   K   2013/5/25 22:14

一連のミナトミライの写真群、85ミリレンズ1本で撮られた。そのレンズ、f1.8の
やつですよね。
それはまったく成功していますね。
絞り値は適宜、さまざまに変えているのですが、開放撮影はしていないところが
手馴れています。makotoさんは凄く器用でイチロー選手を思わせるところがあって、
どんなレンズ、どんなシチュエーションでも点を稼ぐんですよね。(^^;

「夜のみなとみらいをいく 」のシャープな解像力にも驚きますが、やはり単焦点は
クリアなレンズだと思いますね、そして85ミリ画角という新鮮さが全ての写真に
滲み出ています。
これがズームだと、一連の写真群がバラバラになってインパクトがバラけて印象が
薄くなるんではありませんか?
ズームレンズで撮って結果として85ミリだったというのと、最初から85ミリ、しかも
それ1本しか持たなかったというストイックな撮影とは、何かが決定的に違うのでは
ないかと、この写真群を見て深く私は再認識をしました。

ウィリアムクラインのニューヨークっていう有名な写真集がありますが、それを現代
において、しかもトーキョーヨコハマっていう極めて最先端の都市に置き換えている
ような雰囲気がちょっとばかりありますね。
大変な都会なんだけど、もしかすれば最先端ゆえの脆弱性をも内包しているような、
それでいて磐石の構えを持った都市だけが持つ、けだるい雰囲気はニューヨークと
共通している感じます。
クラインのニューヨークは1950年代の撮影で当然白黒フィルムです。広角で撮って
いるようですね。
http://nawahide.cscblog.jp/content/0001081314.html

クラインは米国人でNY市出身なんですが、戦後フランスで活動しているんですね。
だから異邦人の目でニューヨークを見ているところがあります。
多分、都会の写真を撮れるっていうのは、そこに住んでいると無理なんで、たまに
訪れるから写真として作品になるんだろうと思います。
というか、他者の眼になっていないと時代の本当の動きは見抜けないからです。

かたや、ミナトミライは2010年代のデジタルカメラのネット写真です。
たぶん、ひょっとすると1950年代と2010年代は歴史的に似ているのかも知れないと
思うほどで、実はその点が私としては非常に面白いかなって思っているのです。
それに先立つ1940年代は世界戦争の時代であり、おなじく2000年代は世界的な
経済戦争に巻き込まれた時代だったわけです。
それが安定期になったのが1950年代であり、かつての日本の復活も1950年代
からなんですね。
もしかすればトーキョーは、ペィキン・シャンハイに勝ってしまったのではないか?
そう思わせるインパクトが、このmakotoさんの写真群にはあります。

85ミリで撮られて、50ミリでもよかったかな?とのことですが、たぶんさほどの相違
はなかったろうと思います。50ミリは135ライカ判のスタンダードレンズであり、
85ミリはブローニー判のそれであって、人間の視覚に極めて近いレンズだからです。
35ミリから100ミリくらいまでは人間的なレンズというか、鑑賞者も撮影者に共感が
できるレンズだと感じています。
正直言って、85ミリって面白いじゃないかって思いました。35ミリ広角だと漫然とする
場面でも85だと狙いが明確になります。このちょっと望遠っていうのが良いですね。(^^;

3   F.344   2013/5/25 21:38

コンテナは海外からの移送で
いつの間にか必需品になってしまった
横浜・神戸は海の玄関と習ったような気がしますが・・・
コンテナを入れたビルの谷間の落日
拘っていますね


4   makoto   2013/5/26 08:18

F.344さん
コンテナの出身地を想うと、何となく旅情がくすぐられますね。
貨物船なんかも同じですが・・・
ただ夕日を撮ってもつまらないので、何か入れようと波止場のロープを結ぶところなども入れてみましたが、イマイチでこちらを残しました。

Kさん
少しご無沙汰です。
比較的身近で単焦点1本っていうのはありましたが、
ここまで行って1本のリスクは初でした(笑)
元々85mmくらいの画角は苦手ではなく、使いやすいと思ってましたが、やはり肉眼に近いからですよね。これが肉眼では見えない強烈なボケを生かせる明るさがあるので、被写体が浮き出て面白いんです。
逆に28mmとか35mmでのスナップって皆さん撮られますが、私はすごく苦手で・・・
ただ、50mmならビルの一番上まで入ったのに、85のため切れてしまうっていうのが何度かありました。
そろそろ単焦点でスナップっていうのが自分の中でまた流行りそうです。
それとリンク先ですが、残念ながら開きませんでした・・・

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