花
Exif情報
メーカー名 SIGMA
機種名 SD1 Merrill
ソフトウェア Photoshop Elements 9.0 Windows
レンズ
焦点距離 50mm
露出制御モード 絞り優先
シャッタースピード 1/250sec.
絞り値 F2.8
露出補正値 +0.0
測光モード 分割測光
ISO感度 100
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 4704x3136 (1,034KB)
撮影日時 2013-10-20 12:31:52 +0900

1   笑休   2013/10/20 18:52

とりあえず・・身近なものを撮っています。
17-50 2.8はマクロ的にも使えて便利です。

2   kusanagi   2013/10/20 23:08

デジタルカメラの生産量が低下しているようです。もうピークは過ぎたって
いうところでしょう。売れなくなったのはコンパクトデジカメ。
これはモバイルやスマートフォンに購買動向が流れているからと言われて
いますが本当はどうなんでしょう。
それよりも興味深いのはデジタル一眼レフがミラーレスに食われてきつつ
あるということ。さらにデジイチ内部でも、よりコンパクトなカメラが席巻しつつ
あるということです。

この小型化の現象は例えば、オリンパスは光学一眼から、ミラーレス一眼に
劇的に変化したことでも伺えます。ソニーもそうで、大きな光学一眼タイプから、
ミラーレス小型マウントに移行しつつありますね。
デジタル一眼の機能が一応は勢揃いし、フォーマットサイズも画素数も
頭打ちになったとき、メーカーが出す手口はいつの時代も小型化なんです。

フルサイズで2000万から4000万画素。これが現状のカメラ技術の限界だろうと
私は考えています。
これ以上の多画素化は技術的に可能でも意味がありません。
ひとつは撮影時の手ブレの問題、(これはミラーを持つ光学一眼よりもミラーショック
のないミラーレスカメラが断然有利)、それからより根本的には空間周波数の問題
と絡んできて、センサー密度を際限なく細分化するわけには行かないからです。
APSで2000万画素、フルサイズで4000万画素が限界だろうと考えます。
それ以上、画素数を拡大しようと思えばフォーマットサイズを大きくするしかない。
それはレンズの大きな中判カメラに行くことであり現実的ではありません。

例外的なのはシグマです。APSでありながら実質3000万画素の実力をもって
います。しかし出力サイズが1500万画素でも分かる通り、これは多層化センサー
の持つ利点から来ているんですね。あくまで例外です。

カメラの歴史を紐解くと、1970年代、カメラの小型化の先鞭をつけたのは
オリンパスOM1です。1973年発売ですね。そしてキヤノンからは1976年にAE-1、
ニコンからは1977年にFMが発売。カメラは小型化に向かいました。
その70年代と同じような流れが、どうやら2010年代でも起きつつあるようです。

カメラが小型化すると、実は写真も小型化する・・・なんてことはないのですが、
ただ拡大路線(多画素化、高速化、高感度化)への成長が止まると、ユーザーの
撮影の興味も狭まってくるという感じはしています。
新しい新規な写真の試みではなく、規定の路線の熟成化に向かうという気が
しています。1970年代というのは、60年代の拡大路線から熟成化への変貌と
いうものだったと私は理解しています。
ちなみにそれが再びアグレッシブになったのは、ミノルタアルファ7000という
AFカメラの登場からでしょうね。それが1983年でした。

そういうことでは1959年(60年代)のニコンFでもって、日本製一眼レフの席巻で
幕が開け、その技術が一巡すると、今度はオリンパスOM1(70年代)で小型化
路線に行き、再び新技術としてAFカメラとミノルタα7000(80年代)が新時代の
幕を開け、多分1990年代にも小型路線があっただろうと思うんですね。(それは
高級コンパクトカメラとか、オールドライカブームとか、APSフィルムカメラだった
のかも知れない)
そして、2000年初めにニコンD1の発売。イオス30Dの発売とかの、デジタル化
時代になるんですね。

そう、時代は20年で繰り返すんです。(^^; 最初の10年は新技術の上り坂。後の
10年は熟成の下り坂です。前半はカメラの大型化、後半は小型化と言い換えても
かまいません。
上り坂時代はカメラ・写真ブームの到来でして、猫も杓子も写真を撮ったりする。
そして下り坂では、本当に写真好きの人だけが地道に写真をやるんです。
そういえばデジタル一眼カメラが登場するまでは、写真趣味っていうのは写真オタク
だけの暗いイメージがあったんじゃないかって思いますね。

しかし本当に写真が好きな人間は、世の中がブームに乗って、やたら写真の
愛好人口が大過ぎるっていうのは迷惑なんですね。(^^; 
そう考えれば、これからの10年間っていうのは、本当に写真が好きな人間だけが
コツコツと写真をやり続けていく古き良き時代になるんじゃないかなって思いますよ。
よく言えば写真の熟成。内面化・内向き指向、写真の私小説・私写真化です。
写真愛好家人口も減少するって思います。それまでの大衆化路線を改めて、
より高度な写真論も出てくるでしょう。
そういうわけで、本当に写真が面白くなるのは、これからの時代だということかな。

戻る