メーカー名 | SIGMA |
機種名 | DP1 |
ソフトウェア | Photoshop CS6 (Windows) |
レンズ | |
焦点距離 | 17mm |
露出制御モード | ノーマルプログラム |
シャッタースピード | 1/125sec. |
絞り値 | F7.1 |
露出補正値 | -0.3 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 100 |
ホワイトバランス | |
フラッシュ | なし |
サイズ | 3696x2464 (6,076KB) |
撮影日時 | 2012-10-29 22:46:50 +0900 |
●ニコンD800はフルサイズ3600万画素です。これをAPS-Cサイズでも撮影
できるわけで、その場合はDP1Mと酷似した1500万画素くらいになるのです。
D800とSD1Mはとても良く似た位置にいるわけで、発売時にニコンがシグマ
を意識しただろうとは容易に想像がつきます。
ベイヤー機に比べてシグマには大きな欠点があります。
それは出力画素数が少ないということです。
D800は無論補完処理の結果ですが3600万画素でRAWデータ出力ができる
のに対し、シグマは4600万画素と言いながら、実際には通常1500万画素
でしかできないのです。
現像時に2倍出力は可能ですが、画素数としては1500×4倍になり実際的
ではありません。
ここはぜひSPPに改良を加えていただき、画素数2倍、辺倍数では1.4倍の
出力(1.4×1.4≒2倍)が綺麗にでる現像も付け加えていただきたいということ。
SD1Mは実質3000万画素の実力があると言われています。
ならば出力データも、3000万画素が出るようにして欲しいわけですね。
SD1Mはフルサイズセンサーへの要望が多いようですが、それはなかなかに、
作る側は大変です。ならば当分はAPS-Cサイズで構わないのですが、
出力データはニコンD800と同じく3000万画素レベルに上げるのが順当なの
じゃないかと思います。
●この辺倍率1.4倍出力方式を旧SD15にも適応できるとすれば約500万画素
が2倍の1000万画素になる。
この画素数補完(ピクセル補完)処理は難しいようですが、とりあえず旧DP1
の画像をフォトショップを使って画素数増大をやってみました。
比較参考・・前回はSPPで辺2倍出力したものでした。画素数では4倍となります。
http://photoxp.jp/sigma
今回のお試しは、まずSPPで標準出力現像。アドビRGB、シャープネスは標準。
TIFF8ビットで。
それをフォトショップで、元2640×1760画像を1.4倍し、3696×2464画像に拡大。
補完処理は一般的なバイキュービック法自動、自動設定はスクリーン線数133、
高画質を選択。
それをJPEG最高画質にて保存。ほぼ1千万画素の910万画素になっています。
こういうようにSD15や旧DP1でも、1千万画素くらいの画像がSPPで、より綺麗に
一発現像できれば嬉しいのです。
なぜこういうことを試すかというと、写真のモニター鑑賞では23-24インチモニター
が普通になり、それをクリック一発で等倍表示させて鑑賞するということが
一般的になったからです。
そうなってくると500万画素データでは如何にも苦しい。やはり1千万画素くらいに
なっていないと鑑賞に耐えない時代になっているからですね。
SPPの現像前のビューワ段階でも、表示倍率は100%の次は200%になって
いて、150%というものがない。100%以下の縮小は細かく表示できるのだけど
拡大が大雑把なのです。ここらあたり、改良してくれないかなあって思います。
ちょっと肝心なことを言い忘れていました。
これはあくまでも実験なのでして、画素増量の為の、一番良い画質を得る
というのではありません。
最適なのは、あくまでもSPPで2倍TIFF出力してから、画素数は4倍になるん
ですが、それをフォトショップで適度に縮小してやるのが一番正しいやり方
だろうと言うことです。
画素増量補完は難しく、それはシンプルだが基本に忠実な動きをするSPP
にまかせて、他方縮小は容易だからフォトショップでやる。
そういう方法がベストだろうと思っています。
SPPに1.5倍の出力現像がない、それは不満だと言いましたが、しかしそれを
やるとSPPの能力に妨げがでないとも限りません。SPPはシンプルで原理に
忠実なソフトであってほしいという点では、現像は1倍、2倍、1/2倍の3っつ
で良いんですね。
色々と思考実験をやっているんですが、最後には現状のスタイルがベスト
であろうという結論に達します。