無題
Exif情報
メーカー名 OLYMPUS IMAGING CORP.
機種名 E-5
ソフトウェア Capture One 8 Windows
レンズ
焦点距離 7.0mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/400sec.
絞り値 F9.0
露出補正値 -0.3
測光モード 分割測光
ISO感度 200
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 4029x3022 (4.21MB)
撮影日時 2010-01-11 00:04:32 +0900

1   kusanagi   2021/10/31 20:13

今回の撮影はほぼ失敗となりました。海浜の撮影で水蒸気が多くて日中の日射が強い場合に起こる
フォーサーズ特有の現象なのですが、描写・画質が硬くなって中間色の柔らかさがなくなってしまうの
です。特に瀬戸内で起きる特有の現象ですね。
これは特段、フォーサーズだけでおきるわけではなく全てのデジカメで起きているわけですが、センサー
の小さな高密度のフォーサーズカメラの場合は特に顕著であるというだけです。
しかしこういう失敗があるからフォーサーズカメラは面白い、ということです。容易に限界性能が掴めて
勉強になんるですね。フォーサーズの面白さはまさにそこにあります。センサー性能の限界ぎりぎりで
やっているわけで様々な現象が起きます。そこを調べて対策をとっていくことが有意義であるということ
でしょう。
今回の撮影はオリンパスE-5とE-510、そしてコダックセンサーのE-1で撮影しました。
海浜部撮影のE-5とE-510は硬い写真しか撮れませんでしたが、夕暮れになって日射が弱くなってから
撮ったE-1の撮影は海の撮影ながら色が滑らかでした。このように非常に繊細なのがフォーサーズセン
サーの特徴です。

※撮影は今治城です。玉藻城と同じく海城で有名ですが、建物は全て現在のものです。当時のものは
石垣と内堀だけですが、現在の城の建物の構成は多種あって創建当時の面影を偲ばせてくれます。
特長的なのは50~70メートルはあろうかという堀の広大さとシンプルな縄張り(配置設計)です。単純な
真四角な構成ゆえに使い勝手はよさそうですね。まさに実質本位の城であって、見かけを良くする為か、
複雑に縄張りが入りこんだ他の城とは違って、当時は最新の構築思想であったろうと推察します。

四国には香川に2つ、徳島と高知に1つずつ、愛媛には4つあります。多分。香川は高松城と丸亀城、
愛媛には松山城と今治城と大洲城と宇和島城ですか。愛媛が一番人口が多くて、面積も大きいので
そんな具合になるんですね。現存する天守が残っているのは丸亀城と松山城と高知城、宇和島城でしょ
うか。
しかし城は天守だけが価値を持つのではありません。この今治城のように後世の建築ながら多くの建物
が配置されている城も価値があると言えます。なお、この今治城が面白いのは神社と城が混在している
ことです。寺と神社の混在は普通に見られますが、このように城と神社の混合は珍しいですね。
そして本来は平坦な砂州のところに土を盛り上げて高台とし、そこに城を造っていることで、その土木工
事の技術力は大変なものがありそうです。どんな具合にして基盤を固めて造ったのか興味がありますね。
面白いのは石垣の殆どは花崗岩ですが所ところにワンポイントとして大理石が使われていること。洒落と
いうことでしょうか。

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