雑
Exif情報
メーカー名 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
機種名 PENTAX K-3 Mark III Monochrome
ソフトウェア Capture One 6 Windows
レンズ
焦点距離 50mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/100sec.
絞り値 F2.8
露出補正値 -0.7
測光モード 中央重点測光
ISO感度 200
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 1365x2048 (1.81MB)
撮影日時 2023-07-15 00:24:35 +0900

1   kusanagi   2024/3/26 21:48

写真撮影をする前に調べるか。それとも撮った後で調べるか。
正解は、まず撮る前に調べて、撮った後は、さらに深く調べるということではないですか。
知る、そして理解するということは写真にとっては極めて大切なことでして、これをせずに写真を
するのは、普通の人がするような、観光地での記念写真のようなものです。

ピンボケ写真は良いのです。何故ならばそれが写真だからです。
水平線が傾いているのもいいんです。何故ならばそれが写真だからですね。
露出がダークだったり白く飛んでいたりするのも良いものです。何故ならば写真はそういうもの
だからです。

便利なネットやスマホで人々が劣化しているように、写真にも劣化の進展度合いがあるようです。
カメラ技術の進展から察するに、写真が劣化の道を進んだのは…
①自動露出、②オートフォーカス、③モータードライブです。現代のデジカメはこれらの基礎の上に
成り立っているカメラです。これに、別格④としてカラー写真を入れてもいいでしょう。
これらの技術を使えばつかうほど、多分、写真というものは劣化をしていきます。

オールドレンズをデジイチ(キヤノンデジイチ)で使うとき、ピントのMFだけでなく露出も手動でやら
なければならないことに気づきます。どうやらカメラの仕組上そうなってしまうようです。(ソニー等の
ミラーレスカメラはそうではありません。正確な露出が得られます)
とにかく4つのうち、2つからは自由になれるということで、写真の劣化を防ぐことができる可能性が
高まりますね。ですからオールドレンズを使うということは、自分の写真の復権をするということ
でもあるようです。私も黒白写真の直前はオールドレンズに眼が向いていましたから。
これはシッポ座さんの影響です。

現在のオールドレンズのブームはソニーのようなミラーレスカメラでのことです。これは画像優先の
考え方であり、確かに綺麗な画像は得られますが、写真行為の本質にまで迫るものではありません。
とにかく写真撮影から、ピントと露出を撮影者が取り戻したとき、半分は写真復権が進んだことに
なります。
しかし、まだ半分ともいえます。
モータードライブとは迅速な撮影ができるというたけでなく、幾らでも撮影が出来るということを意味
していて、それはデジカメの本質みたいなものです。モータードライブを捨てるということは、デジカメ
を捨ててフイルムカメラに戻るということで、さすがに敷居が高すぎますか。
そこで出てきたのが黒白カメラです。デジタルモノクロ写真です。ここまで行くと4つのうち3つを制覇
したということで、ほぼ写真を取り戻したということになるのではないでしょうか。
自分の写真を取り戻すということは、翻っては自分自身を取り戻すということかもしれません。

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