メーカー名 | Canon |
機種名 | EOS R5 |
ソフトウェア | |
レンズ | RF100mm F2.8 L MACRO IS USM |
焦点距離 | 100mm |
露出制御モード | 絞り優先 |
シャッタースピード | 1/32sec. |
絞り値 | F2.8 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | 部分測光 |
ISO感度 | 200 |
ホワイトバランス | 色温度直接設定 |
フラッシュ | なし |
サイズ | 8192x5464 (10.8MB) |
撮影日時 | 2024-11-10 00:21:42 +0900 |
秋の色を探しながら里山をグルッと見廻ってきたら、なんと一本だけヤマツツジに花が咲いていました。本来は5月頃咲くのに「狂い咲き」です。
(狂い咲きの仕組みは複雑で、一例を示しますが長文になりますのでご関心のなき向きは飛ばして下さい)
次の年に向けた花芽や葉芽は夏に分化し、秋から冬にかけて越冬芽を形成し、成長が停止したまま休眠の状態に入ります。この休眠を誘導するのは葉で作られるアブシシン酸(ABA)という植物ホルモンだと考えられています。葉は夏から秋にかけて日照時間が短くなるとこの変化を冬に向かうシグナルと受け止めてABAを沢山つくり芽に輸送します。芽は休眠に入ります。冬の低温期の間にABAが減少すると休眠状態が解除され越冬芽は成長し始めて春の開花に向かいます。
いわゆる狂い咲きは、花芽が分化した後、葉が何等かの理由でABAを作らなくなると芽は休眠していいのかどうか迷います。そこへ異常高温が続いたりすると、休眠状態を経ないで花芽が成長し続けて開花してしまうものと考えられています。
今年の夏はトンデモナイ暑さが9月一杯続きましたから、このヤマツツジも冬の休眠に入り損ねて開花してしまったものと思われます。沢山あるヤマツツジの中で今頃咲いたのはこの一株だけですから、他の株はなんとか通常の休眠サイクルに入ったようです。
詳しくは理解しきれませんが
丁度テレビで 桜の狂い咲きを報道していたのを思い出しました。
やはり要因はこの暖かさでは無いかと思っています。
気候変動、自然界に大きな影響を与えているのは間違いないですね。
人間 温暖化対策 何年後までに何%とか。。。。
待った無しなのに。。。。
masaさん、おはようございます。
詳しい解説ありがとうございます。
今咲いた花たちは次の春にどうなるのか気になってしまいます。
ペン太さんも仰っていたように桜の狂い咲きのニュースもありましたね。
「狂い咲き」という言葉は昔からあったようです。特に春の象徴であるサクラが秋に咲いてしまうと皆が気付くので。
開花時期がズレる理由は、気温の変化を感じとってホルモン生産を変える植物の体内メカニズムとしては、ご紹介したようにほぼ解明されているようです。
一時的な気温の変化ではない恒常的な気温の変化メカニズムも、温室効果ガスの大気中濃度の変化で説明できるようになってきているようですが、
ただその濃度上昇スピードと具体的な気候変動出現の関係予測は、スパコンを駆使した地球大気モデルでもなかなか難しいようです。
重大影響が現れるのが早いかまだまだなのかという議論はありますが、早めに対策を講じることは後で後悔するよりはマシなわけですから、今から色々な手を打っていくことが大事かと思います。
その際難しいのは経済活動とのバランスをどう取るかです。米国の人々は気候変動対策を後回しにしてでも米国経済の立て直しを優先すべきとするトランプを45対55で大統領に選びました。私たちはどうしましょうか・・・
何だか普通に、綺麗に咲いちゃってますね。
世界が本気で取り組んでも、温暖化の速度が落ちるだけで(それが大事なんですが)何年も掛かる取り組み。
更に加速して、自身の首を絞めていく人類は賢くないという事なのかな?
戦争にしても・・。
いい未来が見えてこないですね。💦
自然の中で寡黙に生きる様々な生き物に目を向けると、季節の変化、気候の変化に気付くと思うのですが・・・
そういうものに気付かなくなっている経済人間社会はヤバいです。
子供たちに金融知識を教えるのもいいけれど、もっと野外観察に連れ出して生き物たちに触れさせてあげる理科の時間を大事にして欲しいなと思います。