年末参拝
Exif情報
メーカー名 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
機種名 PENTAX K-3 Mark III Monochrome
ソフトウェア Utility 5 Ver.5.10.0
レンズ
焦点距離 40mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/80sec.
絞り値 F4.0
露出補正値 -0.7
測光モード 分割測光
ISO感度 800
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 2048x1365 (1.96MB)
撮影日時 2024-07-16 01:00:23 +0900

1   kusanagi   2025/1/1 20:14

毎年、大晦日の日に地元の金比羅山に参拝する習慣が私にはあります。一度、一日に登ったところ、
混雑で身動きがとれなくて、これは駄目だということで年末参拝になったわけです。
ですから新年の新たな、というのではなく、過ぎたこの1年間の感謝の気持ちでの参拝となりますか。
何とか曲がりなりにも1年間を無事に過ごせたという、その有り難さ、ただそれだけです。
金比羅山は海抜400メートルなので軽く登るにはちょうどよい高さです。香川には200から600メートル
の小さな山が多数存在します。メサとかビュートとか地質的に言う、山とは言えないほどの小山群で
すが、これが香川の景観に一役かっています。

新年だからといって、私には特別な気持ちはなく、そもそも一年の区切り、という考え方もしていません。
そういう世間一般の感じ方や考え方をしない性質なので、常に今現在、今日一日こそが大切だという
ことでしかないと思っています。
とは言え、今年の2025年は、その夏において占星術的には大きな区切りのようなものがあるような
気がしています。6月末から7月なかけて、有意な星の配置が見られるからです。相当なことが起きる
かも知れないと感じています。とにかくこれからも淡々と生きていく、いや生き延びていく、それだけを
心がけていくしかありません。

今年の参拝は、この1年間、あまり撮影をしてこなかったので、つまり歩いていないというわけで、下りに
ちょっと膝が痛みました。やはり体力をつけるには写真の撮影はとてもよいものだということを改めて
実感しました。とはいえ、仕事は相変わらず忙しく、加えて家のリフォームも切羽詰っていますので、
撮影はなかなかままならないという事情は相変わらずです。

写真は浦島太郎であるという、そういう感じ方を以前からしています。つまり撮影というか写真というもの
に夢中になり、世界の流れに気が付かないでいる。そういう雰囲気をもつものとして捉えているのです。
しかしそれは別段悪い意味でのみ、考えているのではありません。
世間のこととは関係なく、自分が今もっとも大事であり、それに邁進することはけっしてマイナスのイメージ
ではないわけです。世界や世間がどうであれ、自分は自分でしかないわけですし、自分を大切にする
ことは最上位の価値を持つものと思えるからです。

コロナ禍というものがありましたが、地方に住んでいることもあって、私の写真撮影には影響はありません
でした。そんなの私には関係ないことだ、というわけです。マスク?そのなのくだらない。ワクチン?嘘を
言うな。てな具合です。世間の動向に一喜一憂するなんて、およそ写真精神からは掛け離れたものです。
写真の精神というものは、わが道を行くというか、周囲に惑わされない心を作るものだと思っています。
世間や他人に媚びた生き方をしない。忖度もしないし空気も読まない。そういうのが本来の写真精神
だろうと考えます。だからといって子どもっぽい我がままを通すというのではありません。そういう甘えは
他人に依存しているわけで写真精神ではありません。

人には知能の発展段階があり、本当の写真の精神に行くことができない人も多いわけです。むしろそう
いう人達が大部分であり、写真もどきをやっているだけの人達が普通であるわけです。しかしそれは
それでいいわけです。そういう人達はそういう生き方に生まれた人達であるわけですし、そういう人達と
自分とは違うわけですから関係がないわけです。
参考までにそういう考え方に確信が持てたのは、宮口幸治氏の3部作「ケーキを切れない非行少年たち」
の著作から大きな影響を受けています。私としては既に占星術から、人の能力、精神の発展段階には
大きな差があることは分かっていましたが、これで確信が持てたわけです。

人は見かけには拠りません。コロナワクチンを接種しなかった主婦の話しをしましたが、もっと凄い人が
いて、夫のガン体質を何とかしたいという切実な情況にあった女性。なんと私が唱える東枕法を夫婦揃っ
て実践をするという、そういう人も世の中にはいるわけです。
運勢的にはそういう時期に到来していたということかも知れませんが、これには驚きでした。世の中には
自分より上の人達がいっぱいいる。そう感じた瞬間でした。
東枕や電磁波の害に関しては、なんなく理解し且つ的確な逆質問もしてくるという男性を2人知っています
が、両人とも東大卒なので、やはりということで驚きはしませんでした。しかし普通の主婦の女性が、本質
を理解できないまでも実践で応えてくれるというのには、世の中には想像を超えた人達がいっぱいいる
ことを教えてくれたわけです。

写真でもそうでして、写真のことは何も知らない人達から的確なインスピレーションを受けたりします。
むしろ素人さんのほうが写真をよく知っているのではないかというわけです。
見ず知らずの御婆ちゃんに、息子の年代に当たる私のカメラを見て、お前、道楽はするなよ。と厳しく
諭してくれたこと。私がブログをしていたとき、アップした一連の写真群で、あの写真が一番良いね、って、
実に的確な論評をした若い女性。

私としては既に写真から遠ざかっていると思っています。あまり撮影かできないのもそうですが、人生も
終盤に差し掛かっているので、最後の願いである自分の占星術の確立を最終目標としているからです。
しかし少し遠ざかっているからこそ、逆に見えるものがあって、やはり写真の精神の凄さというものが
自分の心のなかで明確になりつつあることです。
写真はともすれば道楽(金と時間と労力の消尽)に陥りやすいのですけど、しかし上手く行けば人生の
生き方を学ぶことができるわけです。一瞬々々を大事にし、いわば武士道精神に通じるものがあるという
ことですか。

若い頃、武道をやっていたのだけど、そこで武士道精神なるものを学ぶことはありませんでした。まあ、
ケンカをしても負けへんで。というくらいの青臭い考えしかなかったわけです。そして写真をすること
でその精神を学んでいたように思いますね。それをはっきりと自覚できるようになったのは、やっと最近
なんですね。
若いフイルム時代は10年やったけど、今回は20年ほどやれました。やはり10年くらいでは分からない
けど20年以上やってくると見えてくるものがありそうです。最初は20年余も無駄な時間を過ごしてしまった
のでないか?と思ったりもしたんですけと、そうじゃない。この写真をしていた20年は有意味であったと
思えるようになっています。

見かけさえよければ、本来の機能や効力、健康や命すら犠牲にしてもよい。これがともすれば陥りがちな
日本の美学で美意識です。日本人の美意識は西欧の宗教精神に匹敵するほどの民族の根幹に位置し、
極めて重要です。この美意識の日本精神の意味を論破しているのは、なにも私が言っているのではなく、
数多くの論者や学者が共通して言っていることです。
それと武士道精神とはどうも違うようです。武士道は禅宗と相性がよいみたいですね。
とにかく私が感じている写真精神なるものは、日本人の王道の美意識手はなく、むしろ傍流とも言える
武士道とか禅宗の系譜に属しているような気がしているわけです。

日本が海外で人気で、訪日客も多いわけですが、それは彼らが日本的な美意識に引かれるからでしょ
う。例えば浮世絵とか祭りなんかは日本美を全面的に押し出しています。これはハレの世界です。
京都は美しいですし、東京は毎日が祭りのようなものです。占星術ではこれは獅子座で太陽です。
誰にでも分かりやすく、魅力的で人気なわけです。
しかし武士道は少し違いますね。地味です。分かり難いです。ご馳走いっぱいではなく、一汁一菜って
感じじゃないですか。そして実質的です。ケの日常の世界です。本来の効力を見掛けのために犠牲に
するなんてことはありません。そして多くを望みません。しかしこれが隠された日本の生き方なんですね。
日本人が幕末で開国させられたとき、先の大戦で敗戦したとき。そういう切羽詰った時にそれまての
生き方を変えられたのは、そういう地味だけど実質的な切り開く能力を持っている武士道精神のような
ものではなかったろうか、と思うわけです。占星術では蟹座の後半です。じつはこちら方がより日本的
特性となります。日本的霊性というものでしょうか。

ちょっと話を広げすぎました。
ところでこの掲示板の大きな欠点は、残念ながら致し方のないことではあるんですが、広告の多さです。
この広告によって、XP掲示板は昔と比べて質が落ちたと思われます。投稿写真が広告に埋もれて
どうにもならなくなっているという感じです。
実は私は広告表示のないパソコンで掲示板を見ています。そういうPCもあるんですね。ですから今の
そのPCが潰れたらこの掲示板は見なくなるかも知れません。たかが広告と言うなかれ。広告の画像が
写真を侵食しているわけでして、影響を受けやすいタイプの人はまるで広告のような写真画像を投稿する
んです。
しかし広告掲載のお陰でこの掲示板が維持されているというのは確かなことなのでそこはしようがない
なあと諦めるしかありません。広告と広告類似投稿はスキップする、ということで。

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