ヴェロニカ・ペルシカ
Exif情報
メーカー名 PENTAX
機種名 K-7
ソフトウェア K-7 Ver 1.00
レンズ SIGMA Lens
焦点距離 180mm
露出制御モード 絞り優先
シャッタースピード 1/800sec.
絞り値 F3.5
露出補正値 +0.0
測光モード 中央重点測光
ISO感度 100
ホワイトバランス 太陽光
フラッシュ なし
サイズ 1008x697 (415KB)
撮影日時 2012-02-19 13:37:35 +0900

1   gokuu   2012/3/16 21:11

masaさん こんばんは〜〜
イヌノフグリとは違う思いに寄せられた詩。
ペルシカとはペルシャの事。日本に渡ってきてイヌノフグリとは
洒落にもなりませんが、美しいブルーに魅せられます。
ヴェロニカ・ペルシカに就いては次のような記述を見付けました。
こんな記述を読むと外来種の歴史を感じます。

http://apis.blog.ocn.ne.jp/natura/2008/03/post_8080.html

2   masa   2012/3/16 21:26

コウタロウさん、isaoさん、gokuuさん、こんばんは。
この詩は、私の尊敬する詩人尾崎喜八が50年前の3月15日に書いたもの。
私の裏山の麓で咲いているあの青い花は、50年前から変わらず、命の営みを繰り返してきたんだなぁ、
と感慨深く思いご紹介した次第です。
gokuuさん、さらに興味深いページを紹介してくださって有り難うございます。

3   masa   2012/3/17 15:26

今頃、タイプ・ミスに気付きました。
>ああ、よれよりもなお →ああ、それよりもなお

4   masa   2012/3/15 23:32

もうクローカスも咲きおわり、福寿草の黄金の輝きも老いあせて、今はみずみずしく白いクリスマス・ローズが盛りの私の庭だが、
その庭のむこうの塵塚に気前よくサファイアの花の美をつづっているオオイヌノフグリよ! お前のことも書いておこう。
たとえ精神は貴族でも心は庶民の私だから。そしてお前は春から秋まで、無償の花を与えて惜しまぬ庶民の草だ。
私は腰をかがめてお前を見る。花はちぎらず、茎をもち上げて、ツァイス二十倍の拡大鏡を近づける。
腰をかがめるのは愛情と敬意の姿勢。どんな山野の雑草でも本来そういう処遇に値するのだ。
私はお前を見る。塵塚をおおう春の若草にひざまづいてつくづくとお前に見入る。
昔のよき日の空の色の花よ。お前の属名ヴェロニカが、私に二人の聖女を思い出させる。
かぶとのような四枚の花弁の中央に、勇ましく立つ二本の太い雄しべはまさしく銀の鍬形だ。
お前の種名ペルシカに私はまたペルシャの海の青も思うが、ああ、よれよりもなおあのジオットーの、中世イタリアの空の青こそ連想される。
(1962年3月15日、東京新聞の夕刊コラムに載った、詩人尾崎喜八の文章です。)

5   コウタロウ   2012/3/16 14:25

masaさん こんにちは
この小さな青い花にこれだけの想いをめぐらせること
ができる想像力と感受性の豊かさが素晴らしいですね。
もちろんお写真も素晴らしいです^^

6   isao   2012/3/16 16:16

masaさん こんにちは
吸い込まれるような鮮やかなブルーに魅了されます。
私もこの時期に咲く野草では、この花が一番好きなので、もう少し
綺麗な名前が付けられなかったのかと思わずにいられません。

7   Ekio   2012/3/17 20:37

masaさん、こんばんは。

小さな花に魅せられた詩人もこのお写真のようにレンズを通して美しさに感嘆の声を上げたのでしょうね。

詩人にはなれないかもしれませんが、詩人の心はいつまでも持ち続けていたいです。

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