メーカー名 | Canon |
機種名 | EOS-1Ds |
ソフトウェア | Capture One 6 Windows |
レンズ | |
焦点距離 | |
露出制御モード | 絞り優先 |
シャッタースピード | 1/41sec. |
絞り値 | F0.0 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 200 |
ホワイトバランス | |
フラッシュ | なし |
サイズ | 2700x1796 (2,338KB) |
撮影日時 | 2007-04-02 17:10:32 +0900 |
最近は時間がなくて写真を撮る気力を喪失していると言うか。(^^;
それで古い撮影から引っ張り出してきました。
水戸街道さんのいうコンタックス玉とは、旧ヤシカ製の、正しくは
富岡光学でしたっけ、そのコンタックスRTS用のレンズですかね。
このレンズは私も大好きです。なんとなく亡羊としている雰囲気が
気に入っているのです。
現行のコシナ製ツァイスレンズのように、もしくは京セラNレンズや
645レンズのように、開放状態からシャープに絵が出てくれるもの
ではありませんが、独特の発色でふんわりした感じは良いですね。
コンタックスRTS用レンズをイオスカメラに装着しての撮影は実に
スピーディに運びます。フォーカシングスクリーンは、れいによって
ピントの山をはっきりさせるものに交換する必要がありますが、
レンズの絞りリングは、カラカラとよく廻り、無意識の内に絞りを
開放にしてピントを合わせ、そく絞ってレリーズ押し。撮影後は自然
に絞りを開放に戻しているっていう、一連の作業が自然にできるん
ですね。
イオスカメラには純正のマニュアルレンズというものはありませんが、
もしあるとすればこのコンタックスRTS用レンズがそうでしょう。(^^;
私の写真歴というのはちょっと変わっていて、1970年代10年間に
黒白フィルム写真をやって、80年代以降の20年間はまったく写真
趣味から遠ざかっていたのです。その間はカラーフィルム全盛で、
AFカメラも登場しましたよね。
私が10-20歳代に使っていたカメラは完全なメカニカルとAEカメラ
ですね。ヤシカコンタックスとその初期型が出始めたころだったので
私は関心がありませんでした。そうこうする内に写真も止めてしまい
ましたし。
私が若い頃に使ったカメラは、ペンタックスSPが最初ですね。最後は
キヤノンA-1だったかな?もう忘れ気味です。(^^;
それで、コンタックスレンズのことを知ったのは、写真がパソコンで
デジタル化てきるようになってから、20年ぶりに写真を復活してから
です。知り合いにコンタックスを力説する人が多かったので、それで
じゃあ私もやってみようか、てな具合ですね。
そんなわけで私は同時代のコンタックスにほとんど思い入れがない
のです。実は私、コンタックスレンズは中古で数個所持していますが、
それをフィルムカメラで撮った記憶がありません。
いきなり最初からイオスデジタルでの使用です。
多くの方は1980年代の同時代にヤシカコンタックスに憧れてツァイス
レンズファンになった人が多いのだと思うのですが、私の場合は
そういう範疇に当てはまらなくて、それで感情モーションが伴わない
頭だけのツァイスユーザーなんですね。
私の後期の写真歴は2000年くらいからですが(実際にはその数年前
から始動していましたが)、本格的に趣味写真にのめり込んだのは
ニコンD100を手に入れてからです。デジイチのスタートですね。
そのころはフィルムカメラ&スキャナ併用でしたが、この時期に多くの
レンズ群を手に入れました。
そういうわけで1980-2000年の時期のカメラや写真のシーンが私には
すっぽりと抜け落ちているんです。
カメラ・レンズは後で中古で手に入れることが可能ですが、同時代を
共有したという生身の記憶までは買うことは出来ませんね。
そういうわけで水戸街道さんのように実感を伴った大切な記憶がある
わけではないので、どうしてもコンタックスを語ることには消極的に
ならざるを得ないのです。
20年間のカメラや写真の同時代記憶が欠落しているというのは、
ある意味で私の写真思考における決定的な弱点なのです。
よく考えてみれば、1970年代のカメラ・写真シーンは記憶にあるわけで、
それがいきなり2000年代にSF的にワープして来たようなものですか。
それで写真・カメラ思考かなりズレているだろうと思っています。(^^;
この写真のカメラは知人が新しいカメラを買うからと言って古いやつを
安く譲ってもらったものです。それまではイオスのAPSカメラで撮って
いたのですが、やはりフルサイズにはコンタックスレンズは合うなあ
って思いました。
当時はフォーカシングスクリーンを交換することを知らなかったので
ピント合わせには苦労しましたね。
花の写真は、25ミリF2.8のレンズ。地蔵写真は50ミリF1.4です。
どちらも多分F4くらいに絞って撮影していると思います。
こんばんわ、Kさま。CONTAX玉はおつしゃる通り
RTS用のやつです。私もカメラ先輩にCONTAXを
熱く語る方がおられてその影響をうけまして
今日がございます。
「やはりフルサイズにはコンタックスレンズは合うなあ
って思いました。」→ ん~、辛抱たまらん。
この艶っぽい写りは、1Dsならでは なんでしょうか?
たしか、CCDですよね?
NEXでもいいかなって思って遊んでいましたが
やはりオリジナル画角で使いたいのと
光学ファインダで覗いて使いたいって思います。
光学ファインダで覗くだけならフィルムボディが
まだ有るんですけどね (^^)//
どうぞ、宜しくお願いいたします。
水戸街道様、コメント有難うございます。
そうですか、水戸街道さんも先輩諸氏からの影響ですか。(^^;
●ちょっと調べると、初期のコンタックスRTSは1975年11月の発売と
あります。当時はヤシカでしたが、1975年と言えば、私が写真を
やっていた時期なんですが、ほとんど記憶がないのは、まず高価
であったこと。それと黒白写真をやっていた自分としては、カラー
写真専用のようなコンタックスに興味がなかったからでしょうね。
このコンタックスレンズ、のちの京セラ製Nレンズとか645レンズと
比較しますと収差を云々するレンズ諸性能は落ちるだろうと思います。
まず開放絞りではシャープじゃないし、全般的に抜けが悪くてクリア
な画質ではありません。なんかベターとしています。
でもコントラストは高いですね。
当時は独特のハイコントラストな印象画質が大いに好まれたのでしょ
うね。まあ、ベルビアが好まれるのと同じことだったろうと思います。
●初期型イオス1DSはCCDではなくCMOSなんです。
たぶんイオス5D初期型と画質はそうは変わらないと思います。発売
時期的に言って、さらに素朴な絵になるんだろうと思われます。
デジイチは発売時期が新しいほど、ISO高感度画質が良くなりますが、
そのぶん普通感度では、画質的に無理をしたような、ちょっとキツイ
感じの絵になりますね。
それで初期型1DSは低感度なので、マイルドなふっくらとした発色に
なるようです。いわゆるフィルム画質に近づけようとした時代のカメラ
でしょう。
この高ISO感度対応というものが曲者で、女性に喩えて言えば、仕事
は有能で頭がよく、しかしあまり家庭的ではなくキツイ女性っていう
のが、最近の高ISO感度カメラでしょう。
それで昔のフィルム時代と同居していた初期型デジイチは無論低ISO
感度ですから、優しく家庭的で思いやりがあって一緒にしてこころが
休まる女性ということですかね。(^^;
まあどちらが良いのかということではなく、好みの問題です。
まあそれを言えば、レンズだってそうですよね。最新レンズはシャープ
で解像力があってバリバリ有能です。しかし発色はどうなの?って
思ってしまうときがあります。とくに中間色の亡羊とした雰囲気が
なくなっているような気がするんですね。また発色自体も薄いですしね。
そういうわけで、最新のカメラのキツさを和らげようと思えば、古いレンズ
を装着する。もしくは最新レンズを古いボディに着ける。そういう中和的
なやりかたもあるんだということですね。
私はちゅくちゅくそういうことをやっています。今はやりのハイブリット的
な考え方ですか。
●ソニーNEXは良いカメラですが、最近のソニーは元気があまり感じら
れなくなりました。光学デジイチは事実上なくなりすべてEVFカメラばかり
ですね。
ソニー、パナソニック、シャープといった日本の家電メーカーは、果して
これから存続できるのかどうかっていう瀬戸際にあるみたいです。
ソニーのデバイスやプロ用AV機器は超一流ですが、民生用はいまいち
元気がありませんね。早く元気を盛り返して欲しいものです。
しかしソニーの絵は素晴らしいですし、最新画質ということで、案外に
コンタックスレンズは合うのじゃないかなって思っています。
ただ1.5倍ですから広角側が不足するっていうのは残念です。はやく
フルサイズのミラーレスカメラが出て欲しいものです。
ソニーフルサイズミラーレスカメラ、フルサイズオーバーでもOKね。(^^;
これが出れば、全てのカメラのレンズを着けて楽しむことができるんです。
こういうのをいち早くスパッと出せばソニー復活って声を大にして言える
んですよね。(^^;
私がソニーマンだったら、フルサイズミラーレス、中判ミラーレス、ボディ
だけでも(レンズ後回しでも)すぐに出すんだけどなあ。(笑)
●マウントアダプターというのは不思議なもので、カメラとレンズを神経節
のように縦横に結びつける働きがあるようです。
これのお陰で、カメラとレンズの結びつきはとても複雑多岐になりますよね。
普通はボディ1台でレンズが複数ってなるわけですが、アダプターが複数
あればレンズ1本でボディが多種という組み合わせも可能です。
昔はフィルムですからフイルムの銘柄を変えることで多様なことが出来た
のですが今はデジタルですから1種のフィルムでしか味わえないことに
なります。
しかしその分はアダプターで持って、フィルムたるデジタルのボディを交換
できるわけですね。
マウントアダプターの流行は、昔の自由なフィルム銘柄交換の意味を持っ
ている。私はそう考えています。
それとマウントアダプターを装着することでカメラは自然とマニュアル化
します。完全自動では動かなくなる。しかしその分、ユーザーの負担・自由度
が増大するわけで、それを楽しみにするという考え方も出てきます。
さらに、一般とは違うカメラを使う特別感を味わうことができますね。
我なりにカスタマイズされたカメラを使う楽しみです。
まあ、これは自己満足だけなんですが。(^^;
マウントアダプターは最近はメーカー自身もリリースしています。これは
ミラーレスカメラに旧来のデジイチレンズを装着できるようにして、レンズ
供給不足を埋める考えなのでしょう。
とにかくカメラメーカーにとって、これほど一般にマウントアダプターが興隆
するとは思いもしなかったのではないでしょうか。
レンズ交換式カメラ(デジイチとミラーレスカメラ)の大きな特徴は、ユーザー
が自由にカメラボディとレンズの組み合わせを変えられることです。
そういうのだけですと、それはフイルム時代にもあったわけですが、さらに
デジタルカメラ時代になってからは、ボディ内のフイルム銘柄の交換の自由
が出来なくなった分、代わりにマウントアダプターがその役割を果していると
考えられるわけです。
要するにユーザーは今も昔も、メーカーお仕着せのものではなく自身で
考えた自由なカメラスタイルを追い求めているのだということです。
マウントアダプターはそういう意味で、カメラと写真の自由の象徴であると
言えるのでしょうね。
マウントアダプターを作っているのは名も知れないような小さな工場ばかり
です。やろうと思えば旋盤などを使い自分で作ることも可能です。日本だけ
でなく海外でも多くのものが作られていますね。
マウントアダプターはますます高度になり、電子的な接続を可能にする
ものも出てきています。擬似絞りを付けたり、アオリができたりとか、
撮影最短距離をさらに狭くしたりとか、色んなアイデアがありますね。
此処までくると、最近のマウントアダプターの流行は、かつての互換レンズ
メーカーの興隆時代と同じ様相を呈していることです。
今はシグマとかタムロンとかいう互換レンズメーカーは数社しかありませ
んが、昔は雨後の竹の子のごとく数多くあったんですね。それでユーザー
は色んなレンズを付けて楽しむことができました。
こうしてみると今も昔も変わらないなあって思います。
巨大な資本と高度な技術を必要とするデジタルデバイス、イメージセンサー
とか映像エンジン、メディアなどのメーカーは世界的に見ても数が限られ
ています。それはかつての巨大フィルムメーカーと事情は同じです。
それよりも数が多いのがカメラメーカーやレンズメーカーです。これとても
新参は不可能というビッグメーカーですね。それに比べればマウントアダプター
はやろうと思えば腕とアイデアひとつで誰にでも新規参入できるわけです。
それとミラーレスカメラの出現によってデジイチレンズを着けやすくなり
ました。これはマウントアダプターにとっては大きなビジネスチャンスです。
電子的接続をいかにするかという課題はあるのですが、とにかくマウント
アダプターとは非常に面白く将来性のある世界のようです。