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Exif情報
メーカー名 SIGMA
機種名 SD10
ソフトウェア Photoshop CS6 (Windows)
レンズ
焦点距離 50mm
露出制御モード マニュアル
シャッタースピード 1/100sec.
絞り値 F8.0
露出補正値 -1.0
測光モード 分割測光
ISO感度 100
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 5723x2433 (5,877KB)
撮影日時 2001-01-01 00:01:31 +0900

1   kusanagi   2013/6/16 00:14

私のステッチング画質の劣化の問題・・・・多分、原因はステチング時の設定ミス
なんです。
フォトショップCS6チュートリアル
http://help.adobe.com/ja_JP/photoshop/cs/using/WSfd1234e1c4b69f30ea53e41001031ab64-75e8a.html
これの、「5.必要に応じて次のオプションを選択します。」のところ。
●画像を合成・・・これはCS3でも当然にあります。
しかしその下の、●周辺光量補正と●幾何学歪みの補正(歪曲収差補正)、これは
CS3にはなくて、CS6にはあるんです。(CS4はどうなんでしょ?)
実はこれまで大体、それを全部掛けていたんですね。多分、画質劣化の原因は、
そこら辺りにあるんじゃないかなって感じています。
それで「画像を合成」だけにすると、まあまあ良いかなって思うんですよ。
つまり、余計な処理をさせると処理が重くなって画質は劣化するということなん
でしょう。ソフト処理は必要最低限の処理ですます。要はこれですかね。

今回のステッチングはSD10/50F1.4ですが、上下2段各4カット計8コマの
ステッチングです。上記の通り「画像を合成」のみです。
露出が読み間違って、それでRAW現像(SPP)時点で、-1露出補正、-0.5コントラスト弱
で現像しました。(正直言って明暗差のあるパノラマは適正露出を設定するのが
難しいです)

ちょっと手間省きをしまして上下2段撮影です。しかしやはり上下2段というのは
基準になる水平撮影が無いということで、手前のコンクリート柱の繋がりがズレて
いますね。手動で修正いなければならないところです。
しかしそれよりも、撮影時に水平撮影ができる上下3段撮影のステッチングこそが
正統だなって思いましたね。

それから、これまではステッチング形成後に、露出、コントラスト補正等をしていたん
ですが、それは間違いで、やはりRAW現像時にきちんとやっておくべきだということ
でした。これも手間を省いちゃいけないんですね。(^^;
さすがにアンシャープネスは、ステッチングした後でやりました。

なんやかやでステッチング写真は正統的に手順を追って、絶対に手間を省かない、
これがうまく出来るコツなんですね。
まあ、露出を大幅に間近っても、この程度の画質が出てくるのであれば、ステッチング
撮影、十分に使える手法だなって再確認しましたよ。

Takaya様、フォトショップにおけるウィンとマックの違い、そんなものはないですよね。(^^;
ただ、CS3とCS6は設定項目で違っていたということはありましたね。

イオスとシグマフォビオン、そのステッチングにおける相違感、Takayaさんも感じ
ましたか。そうですね、イオスフルサイズは鈍器という感じて扱いやすいのですが、
フォビオンは鋭利すぎるんでしょうね。
それで私も最初はイオスでステッチング入門を始めたんですよ。最初からフォビオン
では躓くのじゃないかなっていう予感がしていましたからね。

ステッチング撮影をゆるゆるながらやっていくと、ステッチングの最大の利点は
高精細な画素数ではなく、あくまで巨大フォーマットサイズにあるんじゃないかなって
いう気がだんだんと増して来ています。
とくにシグマのカメラ、もとより階層的には優れていて、それで高コントラスト、シャープ
で鋭利で立体的な画質が出てきます。
しかしフォーマットサイズはAPS-Cカメラなんですね。そこが最大の欠点なんですよ。
それでシグマカメラによるステッチング撮影、これこそが得られるものの最大値では
ないだろうかと感じています。

どんなに頑張ってもAPSでは限界かあります。やはりフルサイズ、いやもっと大きな
フォーマットサイズであるべきだと私は思うんです。
それが現時点でできるのはステッチングしかないんですね。

ステッチング撮影をするようになってから、私自身、多少の心理的な変化が出てきた
ように感じます。何て言うんでしょう?ゆったりと写真を考えられるようになったこと
かな。以前のようにセカセカと撮影することもなくなったし、特にランドスケープ的に
現実の光景を見ることができるようになりました。
視野がうんと広がったという感じですね。それから撮影はシステマチックにやらないと
いけませんから、以前のように反射的な撮影をすることから比べれば雲泥の差を
感じているんです。じっくりと考えながら撮影をしていくということで。

一般の1ショット撮影というのは、それがフルサイズであっても、考えもせずに撮って
しまうところがありました。バシャバシャと撮って後で選べばいいじゃないかって
いう具合に。
それがステッチングではそうはいかない。よくよく考えてでなければ全く結果が出ない
ですから。そういえば感覚的には長秒撮影と似ていますね。
長秒撮影とは三脚を立ててというのも同じですし、結果を予想しながら撮影を組み立てて
行かなければならないので、ステッチング撮影をよく似ています。結末はパソコンを
見なければ本当のところは分からないというのも同じです。

しかしながら、ステッチング撮影、あんまり運動にはならないという欠点はありますね。
三脚を担いでえっちらというわけで、とにかく撮影歩きで運動不足をカバーするということ
では、残念ながら。(^^;

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