有明の月
Exif情報
メーカー名 NIKON CORPORATION
機種名 D300
ソフトウェア ViewNX 2.7 W
レンズ 17-55mm F2.8
焦点距離 17mm
露出制御モード 絞り優先
シャッタースピード 1/2.5sec.
絞り値 F8.0
露出補正値 -1.0
測光モード 分割測光
ISO感度 200
ホワイトバランス 曇天
フラッシュ なし
サイズ 2000x1333 (1,174KB)
撮影日時 2013-09-02 04:51:46 +0900

1   花鳥風月   2013/9/2 16:44

清少納言 素性法師も見た 同じ月

2   調布のみ   2013/9/2 15:58

今朝は26日月(3日月とは反対向きの月)が夜明けのグラデーションの上にかかっていました。

今来むと い言ひしばかりに 長月の有明の月を待ち出でつるかな (素性法師)「古今集」

有明の月とは、16日月以降、夜明けになっても空に残っている月を指しますが、特に23日月以降の細い月をいいます。

清少納言の「枕草子」第235段には
月は有明の、東の山ぎわにほそくて出づるほど、いとあわれなり
とあります。

3   調布のみ   2013/9/2 16:57

花鳥風月さん、こんにちは~。
お見事です。清少納言や素性法師も見た月だと思うと感慨もひとしおです。

4   Nozawa   2013/9/2 17:43

調布のみさん、今日は。

 地平線辺りは赤い朝焼け、中間は紫、高い空は青空と美しいあさに、反対向き?の三日月が花を添えています。
清少納言とかの昔の難しいことは良く分かりません・・。

5   調布のみ   2013/9/2 18:33

Nozawaさん、こんばんは~。
美しいグラデーションの朝空に月が似合っていました。
26日月は左側が光っていて早朝の東空に見えますが、
3日月は右側が光っていて夕方の西空に見えます。

6   m3   2013/9/2 20:09

調布のみさん、こんばんわ。
坂上是則も詠んでいましたが、この有明の月は秋の季節感ということで素性法師のですね。
源氏物語の「もののあはれ」に対し「をかし」の美世界をあらわした枕草子。清少納言はよいものを残してくれましたです。

7   プゥ   2013/9/2 21:06

樹の直上に有明の月、水平線際に躍動感のある雲。月がゆるやかな上昇気流にのって登っていくようですねぇ。
大気を思わせる青色の透明感も素晴らしいです。
枕草子は比較的読みやすい古文で、しかも読めば読むほど季節感に共感できる点が多く、写真撮影でもいいヒントになってくれることが多くあります。
昔の人の「もののあはれ」の感受性に、なるほどね~と思いますし、花鳥風月さんがおっしゃる通り、時代が変わっても平安の人々が「あはれ」と感じた自然の営みが今の時代でも時々見ることが出来るのだという感動を覚えます。
月の出方に「有明の月」と名前を付けて楽しむくらい、大昔の人の感受性は豊かだったのです。

8   MacもG3   2013/9/2 21:15

感性の乏しい自分にはもののあはれをボキャで表す事が難しいですね。
清少納言も月に人間が立つとは思わなかったでしょうね。

9   調布のみ   2013/9/3 08:48

m3さん、おはようございます。
頃は9月ということで素性法師のこの和歌を・・・
「枕草子」は好きで時々読み返していますが、本当にいいものを残してくれました。

プゥさん、おはようございます。
空気が澄んで透明感のある夜明け、細い月がピッタリでした。
仰るとおり「枕草子」は洗練されたセンスと、鋭い観察眼が融合して知的な「をかし」の美世界を見せてくれ、
自然写真を撮る感覚に近いものがあるような気がします。

MacもG3さん、おはようございます。
枕草子、感性とか観察眼の大切さを教えてくれる随筆、
はっとするようなものを感じ取ろうと読み返していますが、なかなか・・・

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