湖畔
Exif情報
メーカー名 SIGMA
機種名 SD1 Merrill
ソフトウェア Photoshop Elements 9.0 Windows
レンズ
焦点距離 50mm
露出制御モード 絞り優先
シャッタースピード 1/2000sec.
絞り値 F5.6
露出補正値 +0.0
測光モード 分割測光
ISO感度 400
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 4704x3136 (3,555KB)
撮影日時 2013-10-27 14:22:11 +0900

1   笑休   2013/10/31 19:25

デジタルの現像は最終媒体が印刷だとPCで鑑賞の場合と仕上げが違うのでしょうね、
20年前、印刷会社の人が、素人がデジタル画像を持ち込んで、その修正に苦労する・・・
と言ってました。輪転機用にリスフィルムに撮るんで、アナログになるんよ・・・・
今は、どんな、処理なのか知りませんが。
白黒も撮影、現像、焼き付け、と自分用のネガにするのが大切な要素でしたので
デジタルも、PC鑑賞、プリントでは違うと思います。
プリント用紙の選択、インクの選択・・いろいろ勉強する余地があるようです。
プロラボで、個展用のペーパー、というのもあるようです。

2   kusanagi   2013/11/1 00:49

一気にハイレベルな画質になりましたね。さすが、笑休さん。お見事です。
遠近感が素晴らしくよく出ています。

商業印刷ではRGBではなく、CMYKのデータになりますので、写真は
かなり眠い感じになります。それを承知で画像処理しないと失敗します。

今の商業印刷は完全デジタル処理となりましたね。フィルムは一切、使いません。
というか、もうフィルムは手に入らないんです。

将来的にはオフセット印刷から、インキジェット印刷機に取って代わられる
ような感じです。今でも少ロット印刷は、オンデマンド印刷機というレーザー
プリンターに変わりました。
インキジェット印刷機もオンデマンド印刷機も、プレスレス、つまり刷版が
ありません。データから直に紙に印刷できるんですね。
それでも数万から数十万という大ロット印刷では、依然として刷版プレートを
使用するオフセット印刷機の独壇場であり、将来的にもオフセット印刷機は
なくならないでしょうね。これは課金コストの仕組みとも関係してきます。

それよりも、情報媒体として考えると、次第にペーパーレス化、これがますます
進んでいくでしよう。例えば、新聞や出版、それらは次第にネットに移行して
います。新聞社の経営も大分怪しくなってきました。

しかし、確実な処理、創造的なイメージということを考えると、デジタルで
モニターだけで済ますというのは大きな落とし穴がありそうです。やはり紙に
印刷、さらにはマウスやキーボードではなくペンや鉛筆で紙に書いてって、
言うのが、もっとも人間的で本質的なものだろうと思います。
つまり、本当に大事なのはアナログなんですね。決してデジタルではなくて。
人間の思考や感性にダイレクトに響いてくるのは、やはり紙ペーパーとか
アナログ処理だと思います。

とはいえ、現実にはデジタルとアナログのハイブリットで処理するのか適切だろう
と考えます。スピードや量を考えればデジタル、そして本質を見失わないために
アナログを、という感じです。

シグマのカメラは、言わばアナログの良さを保っています。デジタル的シンプルさ
では圧倒的にベイヤーが優れていて、これこそデジタルなんでしょうね。
しかし、人間、デジタルだけでは上手く正常な意識を保つことができません。それで
アナログが求められるのですが、それで写真ではシグマセンサーがその役割
をこれからも担っていくだろうと私は考えるのです。

画質的には、ベイヤーはベイヤーという生粋デジタルで圧倒的な技術向上を
これからも見せてくれるでしょう。解像度などは特にそうです。しかしアナログ的な
雰囲気からは、逆にますます遠ざかっていくだろうって思います。
私が最近のデジタルカメラに関心が遠ざかり、古い低画素カメラを使うのは、
最近のカメラのそのデジタル臭さに嫌気がさしているからです。

3   笑休   2013/11/1 09:11

kusanagiさん 今朝もカステラを焼いてきました。
デジタルにならないものは、食べ物でしょうね、叔父に物理はなんのためにあるのか聞いたとき
地球上のすべてのものを数式であらわすため、と答えました。
カステラも数式に置き換えることも可能なのでしょう。
カステラの焼成は化学反応なのですし、生クリームに砂糖をいれ、チョコを混ぜる・・乳化も
分子結合なので、アナログとはいえないんでしょう。
Canon6Dは、よい機材だとおもいます。
酒でいえば大吟醸、不純物をそぎ落とした美しさ。
Foveonは、素材をそのまま生かした、濁り酒、うま味を残した。
小麦粉でも、日清スーパーバイオレットより製粉度の低いバイオレットのほうが味が深いですね、
はちみつも花を限定した蜜より、百科蜜という、花を特定していない蜜のほうが、味が深い、
デジカメも画素数競争に意味がない事に気が付いて、各社それぞれ展開してゆきそうです。

4   kusanagi   2013/11/2 00:29

Foveonは、素材をそのまま生かした、うま味を残した濁り酒・・というのは
実にうまい表現ですね。感心しました。
カラーフィルターを使用する必要がないシグマセンサーはそういう点では
圧倒的に有利です。ベイヤーカメラが採用せざるを得ないカラーフィルターは、
食材に当てはめると、言わば精製度の高い食物のようなものですか。

ところで、多層センサー構造自体はキヤノンが最近採用しましたね。ただし
画像センサーとフォーカスセンサーの2階建てですが。
それで多層センサーの時代になってきたなあって思いますが、そういうのは
出来ても、まだカラーフィルター自体をなくすのは出来ていないですね。
ああ、唯一あったか、ライカモノクロームカメラ。でもカラー画像ではない。

食物の栄養素は、その肝心なのはビタミンとかミネラルとかの微量栄養素
なんですね。これが豊富にあるのが自然で良い食物だと言えます。
カロリーとかそういうのはあまり変わらないのです。
なるほど・・シグマのセンサーは、カラーフィルターで選別せずに全ての光を
入れ込んでいるんですね。
そこがベイヤーカメラと決定的に違うところなのかもしれません。だから画像に
ビタミンやミネラルという不純物が残ったままの画質になるんですなあ。
これは考えると、決定的な違いじゃないですか。

ベイヤーカメラの画質って、抜けが良くてクリアで混ざり物がないクリーンで
な感じがしますね。
まあ、そういう画質を好きな人は多いと思います。私もそうですし。
しかし実際には、この現実の光景というのは不純物という混ざり物がいっぱい
でさほどに綺麗過ぎるものじゃないんです。

今始めて思い出したのですが、私、安物のレンズメーカーのやつが案外に
好きだったりするんですね。そういうレンズって色が濁っているんですよ。
特に好きなのがトキナーですか。これの古いレンズ。
どれも発色は悪いだろうと思うんですが、そういうを使ってくすんだ感じにする
のが好きなんです。
そういうのも、綺麗過ぎる画質の中に本来あるべき不純物を入れたいっていう
潜在欲求があったからかも知れませんね。もちろん、それ風にするという
代用食品のようにものですが。

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