メーカー名 | SIGMA |
機種名 | SD1 Merrill |
ソフトウェア | SIGMA Photo Pro 5.5.0.0005 |
レンズ | 24-135mm |
焦点距離 | 24mm |
露出制御モード | ノーマルプログラム |
シャッタースピード | 1/200sec. |
絞り値 | F6.3 |
露出補正値 | -0.3 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 100 |
ホワイトバランス | オート |
フラッシュ | なし |
サイズ | 2352x1568 (3,081KB) |
撮影日時 | 2014-02-01 15:42:19 +0900 |
シグマ24-135ミリf2.8-4.5という、フィルム時代のレンズです。
こういうオールドなレンズを着けて、デジタルカメラで撮るのが好きです。
それは、シグマSD1Mとい最新のカメラでも例外ではなく、いや、新しい
デジタルカメラでこそ、古いレンズとのマッチングを楽しむことができます。
むしろ、新しいレンズは古いデジイチに向いて、反対に古いレンズは新しい
デジタルカメラに合う。
偏屈なようだけど、そうではなくて、これはマッチングの妙だろうと自分では
考えています。
シグマSPPの画面はとてもシンプルで、写真をいっぱいにしなければ
SPPのバック地の黒枠を楽しむことができる。通好みです。
私のバソコンはシグマSPPと共に歩んできたといえます。新しいバージョン
が出てインストールし、動かないなあって感じれば、中古やジヤンク品を
漁って少しでもましなPCに仕立て上げてきた。
私は気が多いので、色んなメーカーのカメラを中古で節操無く買ったり
売ったりするんだけど、シグマカメラだけは今まで一度も手放したことが
ない。これだけは自分でも不思議に思う。
ニコンのD600は人気がありません。それはれいのシャッター幕ダスト問題
でケチがついたからですね。しかしカメラ自体は良いカメラだと言えます。
シグマSD1は当初、プライス問題で、これもケチがつきました。
このトラウマがあるのか、シグマは革新的なセンサーのクワトロ搭載機に
SDではなく、まず最初にDPをあてがってきました。妥当な戦略です。
そのカメラ自体の良し悪しとは別に、ユーザーは世間的な雰囲気を気に
してしまうからです。これは仕方がないことかもしれません。
シグマSD1メリル及びDPメリルは、長い目で見て、そのカメラ歴史の視点
から見ると、どう見えてくるのかなあって考えることがあります。
たぶんもう、こういう原理に忠実なカメラは今後は出ないのでないだろうと
いう気がしています。
SD1Mはとても書き込みが遅い。SPPの動作が遅いのは、これは次世代
のパソコンが出れば自然と解決します。しかしカメラの書き込みが遅いと
いう欠点は、より速いカードの出現でもってわずかに良くなるだけ。
しかし、昔のデジイチは同様に皆遅かったのです。今が速過ぎるのかも
知れないと思う時があります。
シグマのカメラは超マイナーなカメラです。レンズはメジャーですけどね。
シグマは大きな企業ではなく小さな会社ですって、経営者自身も言ってい
ますね。
けしてそんなことはないと思うのだけど、メジャーカメラメーカーに比べれば
吹けば飛ぶような会社ではあります。
しかし、もしシグマというメーカーがなければ、この業界はどうなっていた
だろうかと想像することがあります。
まず、レンズは今よりも2割ぐらい高止まりしているだろうと思います。
特に高性能のレンズはメジャーメーカーが抑えてしまって、且つ値段は
2割増し高くらいになっているかもしれません。
それから、カメラではハイアマチュアが使って楽しいのようなカメラは出て
来れないだろうと思います。
ソニーのミラーレス・フルサイズとか、ニコンのDfとか言う面白そうなやつは、
やはりシグマカメラの影響を強く受けているように思っていますから。
シグマSPPがシンプルで原理に忠実で、ハイアマ好みであるように、シグマ
のカメラや、その影響を受けているだろうという、ソニーやニコンのカメラも
シンプル・イズ・ベストな視点を持ったカメラです。
もちろんメジャーメーカーに影響を与えたカメラはシグマだけではありません。
オリンパスがそうだし、リコーやペンタックスもそうです。
小さな会社、メーカーというのは、トップの人間の思うことがそのまま製品
に反映されることがあります。大きな企業だと色んな人間が、あーでもない
こーでもないと言って、結局出てくるものは平凡なものになってしまうという
ことが多いんです。
そうそう、ニコンDfはニコンの後藤さんが勝手に作ったカメラなんですね。(^^;
大きなニコンの中に、小さなゴトーカメラを作ったようなものです。
そう、そういうことも、ニコンはきっちりとシグマを真似ているようです。
小さなシグマというメーカーが、巨大な日本のカメラ・レンズメーカー業界に
与えているだろう、その影響力は、かなりなものがあると、私は考えています。
シグマというメーカーは、その成り立ちからして、写真のハイアマチュア精神
をずっと保っているメーカーじゃなかろうかと考えています。
最初の製品は、エクステンションレンズでしたっけ。それからズームレンズ
ですね。
カメラを作るのが夢とかで、それで最初に出したデジタルカメラが、SD9と
いうRAW専用カメラでした。私も当初は使い切ることが出来なかったような
カメラで、よくもまあ、こんなカメラを出すメーカーがあるものだわい、と妙に
関心したほどです。
シグマのカメラはこれから何処に行くのだろう。
シグマ自身にもそのロードマップは示せていないように思いますが、間違い
のないことは、これからもシグマは、ハイアマチュア精神をなくさないだろう
ということ。
それだけは確実に言えるだろうということですね。どこかの資本に吸収され
ない限り、シグマはこれからもずっとシグマ的ハイアマチュア精神を持ち続け
ていくだろうということです。
そしてハイアマチュア精神ではあっても、ハイプライス指向ではありません。
高品質ではあるが高価格品はあくまでメジャーメーカーの十八番ですから。
シグマはそうではない。
シグマは挑戦者でありますから、高プライスを付けることが出来ない運命なん
です。言ってみればこれは貧乏人の味方だということ。
イオス1DXやニコンD4に超高級レンズをつければ、これは大変な画質を
ユーザーは得ることができます。しかしそういう恵まれたユーザーはそうそう
いるものじゃありません。
しかし私のような貧乏人でも、シグマのカメラとレンズで、それに匹敵をする
ような画質を楽しむことができる。やや忍耐が必要とされますがね。(^^;
これは本当に得難いことなのじゃないかと思います。