メーカー名 | SIGMA |
機種名 | DP1 |
ソフトウェア | SIGMA Photo Pro 5.5.3.0001 |
レンズ | 16mm F4 |
焦点距離 | 17mm |
露出制御モード | ノーマルプログラム |
シャッタースピード | 1/80sec. |
絞り値 | F5.0 |
露出補正値 | -0.3 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 100 |
ホワイトバランス | オート |
フラッシュ | なし |
サイズ | 1760x2640 (4,314KB) |
撮影日時 | 2012-12-24 09:11:44 +0900 |
山道(さんどう)・・・
Sさん、シグマDPXMやdp2Qに私が違和感を感じだした原因として
挙げられるれるのは、まず、メリルやクワトロのセンサーがシャープで
超コントラストのセンサーであること。
2つ目には、その搭載のレンズが、これもまたシャープでコントラスト
が強すぎるということだということでしょう。
つまり2重に、キツすぎる要素が重なっているのです。
(ですからSD1Mの場合は、そうキツくないレンズの選択が可能であり
違和感を感じないで済みます)
簡単にいえばそういうことなのですが、それが人の心理や身体に
無視できない影響力を及ぼすのではないかという、私なりの危惧感
に対しての試案でもあることです。
だからあくまでも仮説です。
画素数も多少は関係があるかもしれないけれど、それはモニター
を強く凝視しての話で、まず画面から最初に飛び込んでくるのは、
強いコントラストと相俟ったシャープなエッジです。
もしも、シグマdpシリーズのもたらす絵が、ユーザーに対して心理的
身体的な疎外感を与えるとするならば、ユーザーは無意識にシグマ
を避けるようになる可能性があるのだということです。
柔らかいレンズに対しては硬いセンサーを。硬いレンズには柔らかい
センサーを宛てがうというのが、物事を心得たバランサーのすること
なのですが、シグマDP/dpは、そうはなっていない。
硬いレンズ+硬いセンサー。ならばその画像を見るモニターこそは
柔らかいものにすべきでしょう。そういうのもひとつの手だといえます
が小手先の技という感じです。
メリルやクワトロの画質に、硬くきつすぎるという指摘を最初にされた
のは笑休さんです。そして、この私も時間差をおいて同様な指摘を
しているに過ぎないのです。
たぶん、このままのコントラストの硬すぎる路線をシグマが走り続ける
ならば、多くのユーザーはシグマにそっぽを向けてしまうだろうという
ことです。
この初期型DPは、シグマがまだ大らかで柔らかい雰囲気の画質を
出していた時代のDPです。
そういう時代のカメラに、シグマはもう一度戻れないのだろうかと、強く
願望しています。
シグマのカメラをして、使い勝手がよくないとか、ノイズがでるとか、また
テザインが嫌いだという、そういう半ば、どうでもいい話ではありません。
この基本画質のことは、シグマのカメラの根幹を揺るがしかねない
問題を内包しているのだろうということなのです。
今のシグマの画質は、好き嫌いという好みの限界を超えていて、危険
領域にまで踏み込んでいると感じています。
シグマのカメラに批判的なことを書きましたが、いつかはこのカメラを
十分使いこなせるノウハウを獲得したいと思っています。