メーカー名 | FUJIFILM |
機種名 | X-Pro1 |
ソフトウェア | RAW FILE CONVERTER EX 2.0 powered by SILKYPIX 4... |
レンズ | XF16-55mmF2.8 R LM WR |
焦点距離 | 55mm |
露出制御モード | 絞り優先 |
シャッタースピード | 1/236sec. |
絞り値 | F2.8 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 200 |
ホワイトバランス | |
フラッシュ | なし |
サイズ | 3264x4896 (7,748KB) |
撮影日時 | 2015-10-18 08:15:58 +0900 |
レンズ鏡胴に赤マーク付き・・神レンズと呼ばれてます。
こちら、いろんなことをいろんな風に書いていますけど、正直いって、カメラは
なんでもいいよって思います。古いカメラであろうが新しいカメラであろうが、
それを適度に適切に使えば良いだけのはなしで、もう、物に詳細に拘っても
仕方がないということです。
しかしその適度適切に使うっていうことが本当は難しいわけです。
私もたまたま古い低画素のカメラを持っているから、再び使ってみようと思って
いるだけで、それが取り立ててベターな考えだとは思っていません。
しかしどんなカメラでもいいんだけど、それぞれのカメラには独自の使い方が
あるわけで何が何でも一緒くたにはできないということです。
よく三脚にはベストな三脚はないと言われます。またベストな使い方もありません。
たまたま自分が使っている使い方や三脚が良いと皆さんは単純に考えている
だけです。
カメラもそうです。これは最高にいいっていうカメラは、たまたまそういう場合で
そうなんだというに過ぎませんね。レンズだってそう。
本当に大事なのは、こちらの使う側の、物に負けない能力ですね。
モノ作りの人間が知恵を絞り出して作ったものを、使う側は異種の能力で立ち向かう
ということです。
つまり物に依存しない高く深い洞察力だろうと考えています。
またモノというのは、物質的なカメラやレンズだけではありません。写真もモノですし、
ソフトのモノです。パソコンもモニターも、インターネットもすべてモノです。
高画素カメラの時代になって、昔のカメラの画質の良さが失われたということは、
無論エンジニアの方はよく知っています。そして高画素カメラへの一方向の進化を
止められないということも熟知されています。進化というのは一旦高画素に向かうと
低画素の方向へはよっぽどのことがない限り戻れないからです。
そこでエンジニアの方が考えたのは、センサー/映像エンジンに限界があるのならば、
じゃあ、今度はレンズの方向で対応していこうじゃないかということです。
そこで登場したのが、ナノテクノロジー・コーティングのレンズ群です。
基本の考え方はこうです。
レンズを透過することで失われていた光を出来る限り効率化して、可能な限り
センサーへ届けようという発想です。
ですからナノテクノロジーレンズの登場は、センサーの高画素化への対応策で
あるわけです。基本はレンズ透過率の向上ですから、真昼の順光撮影のような、
絶対的光量があるような場合は効果は変わらないでしょうが、逆光とか、光が
少ない夕暮れや室内では大きな効果を発揮するはずです。
高画素カメラが出現した時、ユーザーは従来レンズではきちんと解像していないと
不満を述べましたが、それでメーカーは解像力のあるレンズをリリースさせました。
ところが解像力を上げると相対的にコントラストや発色などの画質が劣化します。
それに気がついていないユーザーは多いのだけど、さらにメーカーは解像力もあって、
かつ画質も取り戻したレンズを出したのだということです。それがナノテクノロジー
のレンズだと考えています。
富士フイルム、XF 16-55mm F2.8 R LM WR
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20150106_682577.html
ここでは誰にもわかりやすいように、ゴースト・フレアへの対策と書かれていますが、
本当のところは高画素カメラへの根本的対策であるだろうと思っています。