【飛】ぶことの疑似体験
Exif情報
メーカー名 Canon
機種名 EOS 70D
ソフトウェア Photoshop CC 2014 (Windows)
レンズ 17-50mm
焦点距離 17mm
露出制御モード 絞り優先
シャッタースピード 1/512sec.
絞り値 F2.8
露出補正値 +0.0
測光モード スポット測光
ISO感度 100
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 2736x1824 (921KB)
撮影日時 2014-01-26 08:11:02 +0900

1   S9000   2015/11/14 14:24

 考えてみれば、観覧車は、飛ぶことの一番安全な疑似体験かも
しれません。
 
 二人分の孤独を乗せて後戻りできぬ高さを観覧車越ゆ
 十谷あとり
 十谷先生の短歌は栗木先生同様に恋の終焉の予兆を詠った
ものだと思いますが、わくわくしながらもやがて地上に
舞い戻る観覧車には、「結局は飛べないわたしたち」という
高揚の果ての落胆というテーマにつながりやすいのでしょう。

 2人の子供を監督しながら、パソコン作業をしています。

 子を守ることよりほかは道楽と思ひいたれば心安らぐ
 吉浦玲子
 吉浦先生のこの短歌は、シングルマザーとしての覚悟に
裏打ちされたずば抜けたものです。呪文のように唱えながら
撮影お出かけは我慢。

2   花鳥風月   2015/11/14 19:15

秋晴れや 天までとどけ 観覧車

3   im   2015/11/17 21:37

S9000さん 投稿ありがとうございます。観覧車の骨格というのはこうしてみるとひとつの宇宙のようでたいへん美しい構造になっているんですね。最初の短歌は意味深くて読んだ途端に脳裏にひとつの世界が広がり脳血管の眠っていた血流が起きて流れ出すのを感じることができました。二つ目の短歌は昔、よけて通れない過酷なお仕事に数年間飛び込んでいったときに心の拠りどころとして私が考えていたことと同じです。

4   masa   2015/11/19 21:34

観覧車って、大き過ぎてどうやって写真に撮ろうかと迷います。
いい構図で切り取られましたね。
それにしてもS9000さんの在庫にはお子さんたちへの思いを込めた素敵なお写真がいっぱい仕舞ってあるんですね。

5   S9000   2015/11/20 23:03

 花鳥風月さん、imさん、masaさん、コメントありがとう
ございます。
 
>花鳥風月さん
 そう、天が少しだけ近く感じられる観覧車。いくつになって
も、子供が大きくなっても、わくわくします。
 観覧車 この地上に 幸多かれ
>imさん
 観覧車を小宇宙に見立てた撮影も(特にイルミ時に)やって
みたいと思います。
 脳血管の眠っていた血流が起きる、というのはなかなか素敵
ですね。俳句や川柳ともまた違って、短歌には何か女性的な
美しさのイメージが離れません。同時に母性のイメージも。
>masaさん
 恐縮です。子供たちの写真も多いのですが、一部には画像
サイズが小さすぎて今となってはL版でもきついものが多数あった
りします。時々プリントアウトしておかないと、いつか失われて
しまうのかなと不安にも思います。
 観覧車はとても好きな被写体で、夕景とのコラボをこれから
狙ってみたいと思います。


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