SIGMA 30mm F1.4 DC HSM
Exif情報
メーカー名 PENTAX
機種名 K-50
ソフトウェア Photoshop Lightroom 4.4 (Windows)
レンズ
焦点距離 30mm
露出制御モード 絞り優先
シャッタースピード 1/250sec.
絞り値 F1.4
露出補正値 +0.0
測光モード スポット測光
ISO感度 100
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 4928x3264 (6,344KB)
撮影日時 2016-06-18 11:21:36 +0900

1   花鳥風月   2016/6/21 21:43

ギボウシや 風が吹いたか 花の落ち

2   GEM   2016/6/21 21:48

俳句は要りません。
結局 このレンズの描写はどうなの?

3   花鳥風月   2016/6/21 21:56

GEM おまえの書込みは禁止している 何度も言わせるな
描写? おまえの見たとおりだ

4   youzaki   2016/6/24 21:52

今晩は
良い写りしていますね・・
少しペンタにも興味が出てきました。
K50かK7を落札してみようかと・・
でもレンズが判らないです。

5   読者   2016/6/26 21:29

youzaki様へ
ペンタックスに関心がおありなようなので、ちょっと書いてみました。
ペンタックスを購入する場合に、まずボディですが・・・
大きく言って、ペンタックスはローパスレス(ローパスフィルターがないタイプ)カメラと、
従来のローパスフィルターがあるタイプの2つに大別できます。
K-7とかK-50とかは、ローパスフィルター有りのカメラですね。
ローパスレスタイプのカメラは新しいカメラで、K-5 IIs、K-3、K-S2、K-1の4種しか
まだないようです。

敢えてローパス有り無しでカメラを区分したのは、その先鋭的な描写もさることながら、
ローパスレスの採用に積極的なメーカーは、デジイチではニコンとペンタックスなの
ですが、ミラーレスカメラでは、既にこのローパスレスタイプがこれからの主流になりつつ
あるからです。

ローパス有りのタイプは、どちらかと言えばフィルムカメラ時代の柔らかい雰囲気を残し、
ローパスのないタイプは純粋なデジタル画質を表に出したタイプとなっているようです。
メーカーはカメラも高画素になり、ローパスフィルターがなくてもモアレ現象等の問題が
なくなりつつあるということで、ローパスレスのカメラを出しつつあるわけですが、
本当のことを言えば、APSカメラやフルサイズのカメラのユーザーは、フィルムカメラの
時代の画質を好むのではないか?との思い込みから、メーカーは長らくローパスフィルター
を採用していたのではないかな、との印象を今となっては受けてます。

ローパス有り無しの画像は、実際にその写真をフルピクセルで見た場合には特に
衝撃を受けるほどで、つまりいくら画素数が多くてもローパス有りのカメラは眠い印象を、
そしてローパス無しのカメラは繊細でシャープな印象を受けます。
ただし条件があって、ローパスレスのカメラでも古いフィルム時代のぼやけたレンズ
を使えば、ローパスレスカメラでもローパス有りカメラと同じように眠い画像になるよう
です。普通はそんな古いレンズを使うことはありませんから心配はないのですが。

とにかくペンタックスのカメラを語る上で、今ではこのローパスの有り無しのカメラを避けて
通れないように思い、それで敢えて書いたつもりです。
ちなみにローパスフイルターの除去に一番、不熱心なのがキヤノンであり、イオス5DsR
が唯一のローパスレスカメラです。そういえばソニーもα7の一部だけでしたね。

個人的には、ローパスの有り無しはその画質に於いて、世界観が違うっていうだけで
どちらが優位か劣位かは一切ないものと考えています。
ただカメラの歴史は、CCDカメラ→ローパスありCMOS→ローパスレスCMOSとなって来て
いるだけのことだと思っています。

さて今度はペンタックスのレンズですが、新旧織り交ぜて複雑怪奇ですね。
実際のところ私は熱心なペンタックスユーザーではありませんので間違ったことを書く
かも知れませんがそこはご容赦を。
ペンタックス標準レンズ群
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/lens/k/standard/
広角レンズ群
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/lens/k/wide/

DAとあるのはAPSデジタルカメラ用です。FAはフルサイズ用。
EDはもちろん高性能なEDレンズの採用ですね。ALは非球面レンズ採用。
WRは防塵防滴のレンズです。IFはインナーフォーカス採用。

SDM・DC・PLMとは、レンズ内モーターAFのことで、SDMは超音波モーター採用。
DCはレンズ内直流モーター、PLMはパルスモーター採用です。
SDM・DC・PLMの名が付いていれば、最新のレンズであって静かで速くて正確なAF
となります。できればこの手のレンズを使うのが無難です。

それとは別にペンタックスにはレンズシリーズとして、DA、 DFA、 DALimitedという
区分があります。少ないながらFAやとFALimitedいうのもあります。
これが実に分かりにくいのですが・・・
DAレンズとはAPSカメラ専用のレンズのことです。ニコンで言えばDXレンズ、キヤノン
で言えばEF-Sレンズですかね。
DFAレンズはフルサイズ用のイメージサークルをもつレンズです。FAレンズも
フルサイズ用ですがとにかく設計が古いのです。FAの前にDが付くのは、デジタルの
描写に対応したという意味くらいでしょう。

FAレンズは古いレンズ設計で、フィルム自体の設計で、AF駆動はカプラーで接続された、
カメラ側のモーターにより駆動します。
なお、FAレンズもDFAレンズも絞り環があります。

それからペンタックスと言えばLimited(リミテッド)レンズというわけで、このレンズを
書かないわけにはいきません。キヤノンで言えばL(エル)レンズですか。
リミテッドレンズで最高峰と名が高いのは、smc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limited
と言われているものです。
FAと名が付いているのでフィルム時代の設計のようですし、ALとありますから非球面
レンズ採用でしょうね。無論フルサイズ用です。レンズ内モーターではないようです。

リミテッドレンズはフィルム時代からあって、それでデジタル時代になってからも新しく
リリースされていてAPSカメラ専用のもあります。
基本、単焦点レンズで、非球面レンズや高屈折率レンズを採用して、小型で独特な
フードが着くのが特徴です。材質もアルミ採用などで高品質感があります。
リミテッドレンズにはHDと付いているのがありますが、これはHDコーテイングを採用
しているということで、ニコンやキヤノンのナノコーティングレンズに匹敵するようです。
なおリミテッドレンズには1つだけズームレンズがあります。

こういう感じで、とにかくレンズ区分の分かりにくいこと、しかしまあ一応の記号名が
理解できれば、こうこういう経緯のレンズなんだなあっていうことが分かるようになります。

花鳥風月さんはペンタックスをお使いのようですがシグマのレンズがほとんどようで、
それであまりペンタックスの描写ということでは分かりづらいところがあるかも知れません。
私の印象としてはとにかくペンタックスは派手でコントラストも彩度も強いような気が
します。シグマのレンズは大人し目ですから、この両者を組み合わせれば中間になって
程よいのかも知れません。

ペンタックスには頑固なファンが世界中に大勢いると言われています。
それで待望のフルサイズカメラ、K-1が出たわけですが、大変な人気でして注文しても
直ぐには手にいらないそうです。
面白いことに、カメラ評論家と言われる人々はペンタのフルサイズ発売には積極的では
ありませんでした。今更光学式のフルサイズカメラを出したって、という具合でしたね。
要するに時代り流れはもうミラーレスだからってことなんでしょう。

ペンタックスもシグマも共通したところがあって、できるだけ安価な値段でユーザーに
供給しているところです。K-1はフルサイズにしては安価ですし、シグマのSDクワトロも
リーズナブルな値段で出してきたようです。
またペンタックスは未だ、デジイチという光学ファインダー方式に拘っいるメーカーです。
ペンタックスは頑固なメーカーなんだなっていう気がしますが、大昔はペンタックスは
ニコンやキヤノン、ミノルタと並んで有名なメーカーだったそうです。
それからニコンやキヤノンと違い、中版カメラを出していたことでも有名です。6×7とか
645の中版フィルムカメラを出していて、多くの写真好きファンを抱えていたと思います。

そういう意味でペンタックスというカメラは名門であって、時代は下り、リコーの傘下に
下ってからもペンタックスのプライドは衰えていません。同じくソニーに吸収された
ミノルタがその影が薄くなったのとは大違いですね。
ペンタックスが光学一眼レフを出してくれているお陰で、日本のデジタル一眼のカメラ
メーカーは2社ではなく3社体制を保っています。2社と3社では競争原理に於いて大違い
なので、世界中のカメラファンはペンタックスの英断に喝采を送っているのではないでしょうか。

ついでに申しますと、シグマは光学一眼から撤退して、コスト負担の低いミラーレスカメラ
に向かいました。あくまでもシグマはレンズメーカーですから、SDクワトロのマウントは
従来通りになりましたが、これはシグマの既存の一眼用のレンズを買って欲しいという
戦略からでしょう。やや中途半端な気がしないでもありませんが、新しいマウントのレンズ
には膨大な投資を必要としますからね。
要は今あるものを安く組み合わせて、出来る限り安価にユーザーに提供すること。
とにかくシグマのSDシリーズの歴史に於いて、最も売れて人気になるカメラであることは
間違いがありません。SDシリーズの発展というか、むしろDPシリーズの拡張版と言った
ほうが適切なのかもしれません。レンズ交換のできるDPクワトロですかね。

当方はペンタックス10DとかK-5を使ったことがあります。それで少し感じることは
カメラの放つ漏洩電磁波が強くて、それはソニーでもそうですが、使い方に注意が必要
なカメラだという印象を受けています。
カメラのファインダーに頭を突っ込んで撮るような撮影をする人にはあまり向かない
カメラだろうと思ってます。それでライブビュー撮影をされる方には良いのではと感じます。

手短に書こうと思いながらも長くなってすみませんでした。

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