続・写真の実利
Exif情報
メーカー名 Panasonic
機種名 DMC-L10
ソフトウェア Photoshop Lightroom 4.4 (Windows)
レンズ
焦点距離 14mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/5sec.
絞り値 F3.8
露出補正値 -0.7
測光モード 分割測光
ISO感度 400
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 2048x1536 (1,875KB)
撮影日時 2007-01-08 17:23:27 +0900

1   kusanagi   2017/2/26 22:08

裏街道さんもそうですか。オーバー気味に撮影をしていると、やはり仕事での注意力が散漫に
なりますか。そうか、私だけではなかったんですね。
これまで、写真における身体心身のマイナス負荷ということでは、カメラの電磁波とかモニターの
光障害とか、そういう物理現象ばかり私は考えてきたんですが、そういうのも勿論あるわけです
けどね。でもそれだけでなく、もっと根本的な撮影ということ自体のストレスってのも大きいんじゃ
ないかって考えるようになったんです。

今は試験的にカメラを持たないで、撮影をしていた時と同じような道を、しかし手ぶらで歩いている
わけですが、これって楽なんですよ。
まあカメラ(重さ)を持たない分の楽さはありますが、それ以上に気楽です。
翌日に疲労がでるということもありません。
例えばね。乗用車の運転っていうのは体の疲労は少ないですね。最近の車は乗り心地がよいので、
返って体を動かさないことの疲労が溜まるくらいで。しかし脳の視覚野の疲労はかなりあるはずです。
高速道よりも一般道が疲れますし。
しかしそれ以上に視覚野を酷使するのが、写真の撮影じゃないなって思うんですね。
こういうのは精神的な、脳的なストレスだろうって思います。脳という器官のは想像以上にエネルギー
を消費しているんです。それで頭や眼を使うと甘いモノが欲しくなります。糖分というエネルギーを
多量消費するからです。

脳や眼の処理のキャパシティというのは一定なので、撮影に多くを割くとその分自分の生活や仕事
に無理が来るんですね。それでやはり写真の撮影というのは、よっぽど心して掛からないといけない
ような気がします。
撮影っていうのはタダじゃないんですね。大変な精神的な労力がかかるんです。心底そう思います。
よく気軽に知り合いに披露宴やコンサートの撮影を、気軽に君頼むなんて言う人がいるんですが、
そういうのは無知もいいところですね。
それで撮影は余計なものは撮らない。欲を出さない。これに尽きるかと思います。

zzrさん。下の写真はブレたのではなく、態とブラしてます。カメラを水平に素早く回しているんです。
動画撮影だとコマ飛びするくらいのスピードです。ノーファインダー・ライブビュー撮影だからこそできる
芸当です。(笑)
写真を長くやってきて、自分のイメージが掴めるようになるのは素晴らしいことですね。(^^
HDR絵画調は新しい写真として、かなり有望だと思ってます。
また最近はピニングモードという新しい考え方のカメラが出ています。ソニーとかシグマとか。
検索していただけたら分かると思うんですが、超高画素カメラの欠点をカバーする技術です。高感度
時では数個のピクセルの画像を重ね合わせてひとつにする手法ですね。
基本的にはそれと同じような考え方が、ソフト的に行われるとコンポジット手法になるわけですが、
実はHDRも基本の考え方はコンポジットじゃないかと思ってます。つまり重ね合わせ写真です。
フォトショップのレイヤーもそうですし、パノラマで使うステッチングもそのようなものの派生です。
それからオリンパスやペンタックス、SD1クワトロのハイレゾ写真も同じ考え方です。

そういう合成写真が、これからのスチル写真のハイエンド部門での主流になるんじゃないかなって
考えていますね。とくに風景画だとそうなります。
デジイチなどのカメラは、動画カメラとかスマホカメラとか、そういう周辺部の追い上げが強くて、もはや
普通の写真を撮っていたのではデジイチの存在意義が薄れてしまうからです。
物理的にセンサーを大型化するという手もあります。デジタル中判カメラですね。しかし高価格に
なること。レンズも同時に巨大化することなどて限界があります。

ちなみに写真を3枚合成すると、ベイヤーカメラがフォビオンになる。(笑) ということはないのですが、
原理的に明らかに1枚画像よりも高画質になります。
そこを狙っているのが各種ハイレゾとか、HDRフォトマテックスでしょう。
ちなみにHDRはスマホにもその機能があり、カメラでもソニーとかカシオ、ニコンDF、キヤノン6D等は
HDR撮影機能が付いています。ただしその機能は白飛びを防いだり暗部潰れを持ち上げると言った
普通の機能なので、フォトマテックスのような劇的な写真にはなりません。
最近は動画カメラやテレビカメラもそういう具合になりつつあります。

これからの高精細静止画写真は、後処理に時間をかける。そういう具合になろうかと思います。
撮影自体もそのように考えてやらなくてはなりませんね。少ない撮影ショット数で良効果を得るという
考え方ですかね。
高画素カメラでのHDR撮影というのは、結果的に撮影ショットは減少するんじゃないですか?
パノラマ撮影でもそうでしたけど、三脚撮影ということで撮影量は激減します。もちろん手持ちでも
HDR、パノラマともに出来ないことはありませんが、それでも撮影ショット数は大きく減少します。

超高画素機に限らず普通のカメラでも、我々は写真を撮り過ぎていて、それで限界に来ているって
感じていませんか?
それでショット数を撮影量を減らすべきである。そういうストレス対策が写真界に濃厚に漂っていて、
それへのひとつの回答が、高画質を保ったまま結果的に撮影量を減らすことができるHDRなんじゃ
ないかなって私は感じています。
例えばここに1千万画素のカメラと3千万画素のカメラがあったとして、そのどちらのカメラで同数ショット
同シーンで撮影して、その撮影時の精神的なストレスはどちらが大きいのかって問うと、もしかすれば
3全万画素のカメラが3倍ストレスを感じるかも知れないということなんです。

もし、自分は撮影だけで後処理のことは他人に任せているというのであれば、両機の撮影ストレスは
同じでしょう。これはフィルムカメラがそうでした。現像やプリントは他人任せでしたから。
しかしデジタル写真は撮影者と現像者は同じですから、高画質高画素のカメラの仕組みを知りながら、
結果を想像しながら撮影者は撮影をし続けることになるんです。
ですからデジタルの場合は、カメラが高性能になればなるほど撮影自体でもストレスは高くなるんでは
ないですかね。

撮影者の脳内には既にこのカメラの高精細な画像がストックされています。それで撮影の現場では、
現場のシーンに良く似た脳内記憶シーンを無意識的に呼び戻す作業があるんですが、その画像が
高画素であればあるほど、記憶回路の呼び出しには膨大なストレスをかけるんではないでしょうか。
つまり一旦、超高画素カメラの画質というもの、その情報量は膨大なのですが、それを知った者には、
撮影の現場である毎にその画像記憶が呼び出されてしまうという、かなりな脳内負荷(ストレス)を掛け
ることになるんじゃないでしょうか。
脳内の仕組みは分かりませんが、私はそのように想像してしまうんですね。

HDRの醍醐味は、パッと見た目で絵がわかるということにつきます。写真を見る者にとってその情報量
は極めて少なくてすみます。
もちろんよく見れば高精細な絵であるわけですがそれは2次的なものです。
それはどういうことかと言い換えますと、これからzzrさんがHDR撮影をしていってどういうことが脳内で
起こるのか言うと、これまでの超高画素機画像記憶を低画素のカメラに置換するということです。
これまで貯まっていた脳内にある超高画素機の記憶画像を、これからはHDRという言わば低画素記憶
に置き換えるという作業になるんですね。
HDR撮影はそもそも撮影量も少なるという利点。それから高画素機記憶を低画素置換する役割がある
ということで、脳内に貯めこまれた超高画素カメラの画像記録を上書きして書き換えていくんですね。
言い換えれば脳内のクリーンナップ作戦ですか。(笑)

皆さん自分の脳の容量なんて考えたこともないでしょう。なんか無限だと思ってませんか?
でも実際は脳は四苦八苦して記憶して整理して随時更新をしながら限界ギリギリで頑張っているん
ですよ。
正直いって数千万画素のカメラなんてもう人間の限界を超えちゃっていると感じます。
600万画素とか1千万画素カメラとかの時代が懐かしいですね。あの時代はこういう脳内限界の問題
は発生しなかったと思うんです。

掲示板がたまに荒れたりするのは、そういう今の写真の限界が根本にあるんじゃないですかね。
この掲示板でも当初の頃はそういうのは見当たりません。(画像一覧モードにして最初のページに
ワープすれば初期のコメントが見れます)
掲示板が荒れだしたのは最近とも言えるわけで、それはカメラの画素数や画質が高性能化したのと
リンクしているんじゃないかって思いますよ。

脳内クリーンナップ作戦は、写真撮影をしばし中止することでも得られると思ってます。
それで私は今、撮影は休んでいるわけですが、さて再開時には以前と同じでは詰まらないので、
新しい工夫をしていかなくてはって、考えています。

2   守山の裏街道   2017/2/27 00:04

こんばんは。
これも回しているのでしょうが正確で派手に回っていますね。
↓の写真は少しブラスことによって現実と虚像の狭間的印象を表現したのでしょうかね。
このところ少々疲れ気味で考えるのがめんどうなのです。(^^ゞ
あとでじっくり読み直してみますね、おやすみです。^^

3   zzr   2017/2/27 08:37

kusanagiさん、おはようございます。
木立と月でしょうか? 私にはちょっと難しいかな。
下の写真 、態とブラしたのは気づいてました。
HDRを撮り始めてショット数が減ったというのはあります。
三脚を使う事が多いし、構図もいつもよりは考えてる気がします ^_^;
できるだけ手持ちで数を取るという今までのやり方には向かない撮影法ですね。
DPだとオートブラケットを設定してセルフタイマーでシャッターボタンを一回押せば3枚のデータが記録されるのですがその他は3回ボタンを押さなきゃならないし。
でも私の場合ストレスを感じてるのは現像〜仕上げの作業です。
出来上がる写真は分かりやすくて良いと思う時と大味すぎてなんだかなーと思う時、両極端です。
見てて楽だっていうのは同感です ^ ^

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