続々・写真の実利
Exif情報
メーカー名 Panasonic
機種名 DMC-L10
ソフトウェア Microsoft Windows Photo Gallery 6.0.6001.18000
レンズ
焦点距離 12mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/30sec.
絞り値 F2.8
露出補正値 +0.0
測光モード 分割測光
ISO感度 200
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 2048x1536 (2,467KB)
撮影日時 2007-01-02 15:14:44 +0900

1   kusanagi   2017/2/28 22:32

裏街道さん。
「続・写真の実利」は、本来ものすごく難しい画像論を素人なりに考察しようとしているんですが、
当然に迷説にすぎません。ぜんぜん歯がたたないというのが実状です。ただ写真を単純に趣味写真と
いうもの情緒的なものではなく、ひとつの情報学として捉えて行きたいと考えているんです。
趣味だからという甘えを排したいんですね。

水平振らし撮影も、回転振らし撮影も、これは写真の表現というものではなくて、そもそも普通の
写真なるものを拒否してみようっていう考えで撮ったものです。
高精細に写す必要などはないとか、被写体がどうのこうのという想いとも隔絶しています。
まっ、単なる面白撮りではあるんですがね。(^^ゞ
そもそも写真は芸術・表現しなくてはならないのか?もしくは記録しなくてはならないのか?表現も
記録も拒否してみるとどうなるのか。そういったところです。(笑)

実は私、花鳥風月の写真行為に少ながらず影響を受けています。
花鳥風月さんの写真への考え方は我々とは全く違います。普通人には想像できない世界で自分の
写真をやっている人ですから影響を受けるも何もないわけですが、とにかく我々とは違う考え方でも、
写真というのは成り立つという、その事実に驚いているわけですね。
花鳥風月さんを応援している人達、また花鳥風月さんに対立している人達というのは、これは
容易に理解することができます。それは私と五十歩百歩だからです。しかし花鳥風月さんその人は
分からない人なのです。

しかし花鳥風月さんも技術的には我々と同じようにして写真の撮影をしているのは間違いあり
ません。それで違うのは、例えば彼の投稿ペースというものに表れています。彼自身に独自ルール
というものがあって、且つ独特のペースというものがあり、それが揺らぐということはありません。
これは例えれば高速道を時速80キロ時で延々と走り続けているみたいなものです。
この走行スタイルは燃費がとてもよいということ。疲れが少ないのであまり休憩しなくてよいなど、
無駄がない省エネスタイルなんですね。
投稿の目的も自分の撮った写真をただ載せることだけで満足しています。レンズ板は最初に薔薇の
写真から始まり、今だに薔薇写真です。その初心が揺らいでいませんね。
とは言え、彼の写真には創造性というものは殆どないので感銘を受ける写真はないんですけどね。
また高速道を走るのは目的地があり、ドライバーはいつか降りるわけですが、花鳥風月さんは
ループ状に永遠に高速道を走り続けることだけが目的であるかのようです。

しかし出口のないループを走り続けているというのは、もしかすれば花鳥風月さんだけでなくて、
我々も実はそうなのかもしれないって思う時があります。
我々はデジタル・ネット写真という罠に嵌っていて、それから抜け出せなくなっている。そんな気が
するときがあるんです。
我々の写真にはもはや目標も目的地というものもない。当初はあったのかも知れないけど何時の
間にか忘れてしまった。とにかく今は走り続けていること。
それだけが目的になってしまったかのようです。

花鳥風月写真の弊害というものがあるとすれば、彼のペースに多くの投稿者が釣られてしまっている
ということです。花鳥風月さんという人はその性格上、デジタルネットと良く親和性があり、誰よりも
水を得た如くに投稿をし続けることができるということです。
そのペースに多くの人が嵌っていますね。しかしながら花鳥風月さんの目的というか、その仕様は、
永遠にループを走り続けることですから、それでは我々の写真の未来はありません。
といいますか、最後は精魂尽き果てて倒れてしまうでしょう。(笑)

zzrさん。
木立と月の回転は、本当は月を中心に持って行きたがったのですが失敗しています。
これもノーファインダーライブビュー撮影です。
DPはオートブラケット設定があるんですね。なるほどこれは便利ですね。ニコンにはそれがない
ようです。
現像と仕上げは大変です。(^^ゞ 時間も食うでしょうし。でもね、HDRは、写真にはこう云うのも
あるということが自分の中で納得が行けば、それだけで十分効果はあるんだと思いますよ。
私もパノラマステッチングをやったとはホンの一時だけです。でもそれで十分に低画素のカメラ
でも高画素カメラに太刀打ちできるということ、それから、高画素のカメラっていうのは所詮は
その程度のものだと理解できたことです。
それで十分に自分の意識を変えることが出来るんだということです。それが一番大切なこと
じゃないでしょうか。
いつまでもHDRをやって行く必要はないだろうと思いますよ。しかしHDRをやる前とやった後では
自分の意識は大きく違ってきているはずです。

下の素の写真とHDR後の比較はとても参考になります。
画像を大きくし、写真の上の<印と>印をクリックすると素早く比較することができます。
このフォトマテックスHDR写真は見せる為の技術ですね。こうこういうモノが写っている。それらを
一瞬に掴むことができるということ。その分かりやすさはスピーディ至極です。
欠点としては遠近感がなくなることです。明暗度の違いもあまり区別できなくなります。
つまりリアリテイではなくなりファンタジーになることです。映画「君の名は」の背景描写と良く似て
いますし映画「アバター」のCG映像でもあります。
これはとても魅力的で虜になりそうです。
とにかく写っている事物は明確で、その写真を見る者はリアルな写真を脳内処理せずに記憶に
留めることができ、言ってみれば生の素材の食物ではなく、発酵過程を得た食材であり、その
消化は素早くかつ消化器に負担を掛けずにすむということで、癖になりそうってことですか。(笑)
しかしそのHDR写真を造る方の負担は格段に増すということでもあるんですがね。

HDR写真を謳ったカメラは多々あり、ニコンD800にもありましたかね。しかしこんなファンタステック
な写真にはなりません。フォトマテックス絵画調は相当なことをやっているはずで簡易なカメラ内
エンジンではとても不可能といったところでしょう。
このフォトマテックスはHDRでは神ソフトと言われているそうですが、多々あるソフトに中では卓越し
ているHDRソフトなのでしょう。
しかし簡易にカメラ内エンジンでもって、こういう写真を手持ちで撮影出来たら良いのになあって
いう願いはありますね。

フォトマテックスはもしかすれば、空気の壁を突破する可能性が出てきますね。風景描写では
どうしても空気、つまり水蒸気の影響を受けて遠景は、ぼんやり霞とならざるを得ないのですが、
フォトマテックスはかなりそれらを突破しているところがあります。
空気の壁を突破する表現手段として、例えば赤外線撮影があるんですが、モノクロにならざるを
得ないという欠点があり、しかしフォトマテックスではカラーのままで、クリアに遠景描写が出せる
って感じがします。
空気の壁を突破できるソフト。これはさらに魅力度が増します。
もしかすればフォトマテックスの最大の利点は遠景描写をクリアに出来るってことでしょうかね。
zzrさんの写真を見せてもらって私が最も魅力を感じたのは、クリアな遠景描写なんです。

そうそう、花の写真にはHDRは効果がないって書かれていましたね。それは花写真は近景撮影
であり最初からHDRでもあるってことです。(^^ゞ 接写撮影は空気の壁は存在しませんから。
HDRは基本として合成写真、コンポジット写真であり、星辰の撮影と同じです。惑星や銀河を
撮影するには空気の壁と距離の壁が大きく横たわっているのですが、それを突破するのは合成
写真の手法しかないということですも。
そう考えるとHDR写真は、天体撮影コンポジット手法から来ているんじゃないでしょうか。

2   zzr   2017/3/2 06:16

おはようございます。
このような形の橋は初めて見ました。
空がもう少し暗かったら湖面に映ってる風景だと思ったかもしれないです。
花鳥風月さんの投稿は、あの板に限って言えば私は良くない事だと思います。
HDRはkusanagiさんの仰るとおりだと思います。
向いていると考えてた風景でも苦手なものがあるようで思ってたより万能ではない気がしてきました。モノトーンの風景とか。
全般に良いと思うのは洋風建築の写真です。あと雪で霞むコントラストの低い遠景などでもかなり色を拾ってくれるので便利だと思います。

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