車のはなし
Exif情報
メーカー名 NIKON CORPORATION
機種名 D7100
ソフトウェア Capture One 7 Windows
レンズ
焦点距離 60mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/800sec.
絞り値 F7.1
露出補正値 -0.3
測光モード 分割測光
ISO感度 200
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 2628x1138 (1,816KB)
撮影日時 2017-04-16 14:56:43 +0900

1   kusanagi   2017/4/17 22:00

放電アルミテープを貼って何も効果がないというのはありません。全て何らかの効果があります。
例えば室内に貼って体調を崩すっていうのも、ある意味効果のひとつです。
まず最初にzzrさんの車が何なのか。これにより、テープを何処に貼ってどのような効果を期待する
のか、という基本計画が最初に必要になるのです。
仮に車を中型・小型のSUVのAWDと仮定しましょう。トヨタ・ハリアーとかホンダ・ヴェゼルとかね。
こういう車のは、その大きな車輪と車重によって直進安定性は元々良いのです。ですから高速の
直進安定性をさらに高める必要はありません。
私の車は小さくて非力に車だったので、しかも箱形で空気抵抗が悪い。またサスペンションが柔ら
かくて、ハンドリングも軽く、直進安定性がとても悪かった。それでアルミテープの目的はただ一つ、
高速直進安定性を高めることだったのです。

それで中型・小型のSUVのAWDでアルミテープを貼る目的は、空気抵抗の現象、それによる軽快な
ハンドリングと低燃費という方向になります。むしろ直進安定性はここでは無視します。
ちなみにハンドリングが軽くてシャープっていうのは、私の車がそうですけど、運転していてとても
楽しいんです。そりゃうそうでしょう、まっすぐしか走らない車なんて面白いはずがありませんから。
なお、直進安定性と軽快なハンドリングは相反するものであり、どちらに振るのかという問題です。

この写真をオリジナル拡大をしてみますと、タイヤハウスの縁、ホイールアーチの部分、テープを
貼っているのが分かるでしょうか。このテーピングによって直進安定性は増しました。このタイヤの
部分は空気抵抗が特に発生するところで、ホントはカバーがあれば良いんですがそうもいきません。
テープの幅は3センチを半分に切って巻きつけました。
ついてに言うと、アーチ内部のプラスチックカバーにも貼っているんですけどね。
大型タイヤのSUVではこのアーチは巨大であり、テーピングによって大きな効果が得られるでしょう。

さらに、アルミホイールの部分も注視してください。細かな小片のアルミテープをたくさん貼っています。
これにより軽快なハンドリングが得られます。
実はボディ各部にテープを貼って、直進安定性がよくなったものの軽快なハンドリングが無くなった
ので、それでホイールに貼ったんですね。ホイールのテープは外側だけでなく内面のフラットな部分
にも貼ってます。1本当たり数十枚貼ってますよ。ギザギザハサミで空気との接触面を増やしています。
このホイールに貼るのは、ハンドリングだけでなく確実に空気抵抗、及び燃費に好影響があると考え
ています。ブレーキ冷却にも効果があるかもしれません。特にホイールの大きなSUVに絶大な効果が
あるものと推察できます。
なお、テープはアルミで十分でありステンレステープの必要はありません。

ホイールのテーピングは、そもそも路面とタイヤとの摩擦から膨大な静電気が発生するのですから、
それを出来る限りボディに伝えない為のものであり、非常に効果があるのだと思ってます。タイヤに
貼るのが一番効果的ですが、タイヤに貼っても剥がれ落ちてきます。
ですから、ホイールのテービングは、ただ単に走行中の空気摩擦の低減効果だけではないのです。
ここは非常に重要なポイントなんです。

次はフロント及びサイドのアンダースポイラーの部分です。
私の車は、以前付けていたフロント下部スポイラー部分のテープは取り除きました。実はサイド下部
にテープを貼って、それで直進安定性が大きく削がれたことから、フロント部分も剥がしたのです。
それはどういうことかというと、私の車では車体下部には空気を入れないようにするのが良いという
ことなんですね。ですからイメージとしては、車体下の空気は前方や両サイドに力ずくで押し出して
走るというイメージです。つまりそれが本来のスポイラーの意味そのものなんですが。

しかしながら中型・小型のSUVのAWDとなりますと、むしろ積極的に車体アンダーにも空気を流し込む
のが空気抵抗・好燃費としては良いのではないかと考えることもできます。
つまりSUVは最低地上高が十分にあり、また最新の車だと車体下部はわりとフラットです。
それでフロントパンパーのスポイラー部分の下部にもテープを貼って良いのだし、リアスポイラーは
当然に貼っても構わないということになります。流石にサイド下部のテープはどうかな?というところ
ですが、やはり此処は貼らないほうが無難でしょう。前方下部から入った空気はストレートにリアにまで
流して排出するっていうイメージですかね。下手にサイドにまで空気が流れると直進安定性やハンド
リングに悪影響があると思うからです。

以上、ホイールアーチ、アルミホイール、スポイラー下部の話をしましたが、これらは貼ったとしても
外観上の美観を損ねません。
それから、私の車の外観からは見えない部分、例えばエンジンルームやドアの内側(室内ではなくて)
の部分にも相当に貼っているんですよ。バンパーだって外から見えない下側部分にも貼っています。
とにかく出来る限り、ボディに帯電した静電気を車外に放電させる。そういう考えでやっています。
ただし今回書いたように、絶対に室内には貼らないこと。これは守ってください。車内の空気が汚染
されて人体に悪影響がありますから。

エンジンルーム内ではエアインテーク関係は徹底して貼ってます。ここもダクトの中を高速で空気が
流れますからね。それへの静電気対策です。
それからサスペンションのショックアブゾーバーの部分も貼ってます。私はステンレステープを貼りまし
たがこれもアルミで十分です。ショックアブゾーバー内にはオイルとか空気が入っていて常に激しい
上下運動に晒されています。此処に溜まる静電気を逃がすのは効果的で、乗り心地や性能を高め
ます。この部分も外からは見えません。
マフラーは出口の細いパイプ部分に貼ってます。太鼓の部分にも貼りましたが剥がれましたね。

テーピングのコツは少しづづ効果を自分で確かめながら貼っていくことです。そうしないと効果が分か
らなくなるからです。テープはホームセンターのもので十分。一応は日本製のが信頼できるようです。
(接着糊が薄くないと電荷を伝えにくい為) 後はカッターやハサミ、ギザギザハサミ(百均のはダメ)
くらいです。

最初に述べたように、中型・小型のSUVでは放電アルミテープは、燃費の改善(つまり空力を良くする
こと)と、軽快なハンドリングを達成することを目的とすべきでしょう。
やってみれば非常に面白い。自分の車がまったく別の車になったような効果が得られます。

2   zzr   2017/4/22 13:39

Kusanagiさん、こんにちは。
車の四つ角、スポイラーの内側に貼ってみようかと考えてます。
ルーフレールの内側、リアウィンドウの縁とかはどうでしょうか。
目立たないように中に沢山貼るつもりでしたが室内はダメなんですよね。

3   kusanagi   2017/4/23 00:13

放電アルミテープはどこに貼っても必ず何らかの効果があります。その効果を自分で確かめながら
やっていきましょう。(^^
荷物を乗せる為のルーフレールとかサイドミラーとかいう突起物は、そこにテープ貼れば静電気を
放出し空気抵抗や騒音の低減に効果があります。
(騒音といえばタイヤノイズもそうですね。ブリジストンのレグノは低騒音タイヤで人気ですが、アルミ
ホイールに貼っても騒音低減になるみたいです)
トラックなどは突起物の固まりなんですが、サイドミラーを始めとして各所に貼っていけば燃費向上
が見込めると踏んでいます。

ボデイの先端部、後端部は空気の流れを切り裂き、そして剥離させる重要な部分ですので、効果は
大です。原理として車の前端に貼れば直進安定性が増し、後端に貼ればハンドリングが軽くなると
いうイメージですかね。空に飛ぶ凧には尻尾を付けますが、この尻尾は敢えて空気抵抗を増すことで
凧の安定性を得えているわけです。スポイラーもこれと同じ考えです。
しかし尻尾もスポイラーも動作の安定性には良くても、空気抵抗が増しますので速度や燃費、騒音
の元です。
ですからそれらを上手く制御しながらトータルとして、各種の性能を上げてやる。それがテーピングの
醍醐味ですかね。

リヤウインドウの端などは外側に貼っても視界には影響はなく、且つガラスに溜まった静電気を放出
するので効果大です。私はアルミテープにマジックインキを塗り黒くして貼っています。マジックインキ
は洗剤で洗うと取れますが雨くらいでは大丈夫です。
車の後端。とくにバンタイプのスタイルですと後端はスパっと裁ち落としですので、空気の流れを
大きくかき回して、それが空気抵抗となり速度と燃費にマイナスとなっています。後端部の各所に
テーピングをすることにより少しでも空気の抵抗や撹乱を減らせられれば効果は大きいです。

室内だけはテーピングを控えましょう。これは喩えて言えば排気ガスを室内に放出するのと同じだと
いうことです。エンジンにとっては車外であろうが室内であろうがガスが排出できれば同じですが、
乗っている人間にとっては大変なことになりますね。
室内には一切、テープは貼らないこと。また運転席側の窓を開けても車外に貼っているテープの放電
が流れ込まないようにしなければなりません。

4   kusansgi   2017/4/24 21:55

追記︰
放電アルミテープ。室内のものは全部外して1ヶ月になるんですが、それで剥がしても車の挙動
には変化がなかったと前に書きました。これはやはり間違いでした。
なるほど通常道の時速80キロまでは何ら影響はでなかったです。ところが高速道に乗って走って
見ますと、100~120キロ時のレンジですが、やはりかなり直進安定性は損なわれていました。
それで試しにステアリングコラム下のカバーに3~5センチのテープを2枚、ステアリングそのもの
(裏側です)に3センチ四方のものを2枚。合計4枚を貼って走行試験をしました。
そうするとピタッと安定するんですね。(^^ゞ
これは参っちゃいましたね。トヨタが言うとおり、室内のステアリング関係のテーピングは凄く効果
があるんですよ。実はステアリングのアームロッドには既に貼ってます。これは車体下部にあります。
しかしそんなものとは関係なしに、ステアリングとステアリングコラムカバーのテーピングは極めて
直進安定性に威力があるんですよ。

もっともこれは私のチビボロ箱車が背伸びして高速道を走るっていう話なので、大きい普通車に乗
っている人、軽でも最新の車だと元々直進安定性は良いのだからテーピングの必要はありません。
そこのところは誤解がないようにしてください。
そんなわけで、私の場合、高速道を使って遠出をするときだけ、室内に(ステアリング関係)テープを
貼ることにしました。やむを得ずなので通常は外します。
ちなみに、試験走行で行きはテープ無しで走り、帰りはテーピングして帰ったのですが、帰りの走行
は、何だか室内がヒンヤリするというか皮膚感覚的にガサつくという感じがありました。それから
何か金属の臭いがする感じも。これは感覚的なものなんですが決して良い感覚ではありませんね。
積極的な外気の入れ替えが求められます。

それと同時に、ホイールのテーピングを前輪だけですが、さらに貼り増ししました。これは通常走行
でも気づくほどに、走行中タイヤノイズが低くなったのが分かりました。1センチ~3センチ、5センチの
ギザギザ切りしたテープを1車輪当たり50枚ほど貼りましたかね。アルミテープで走行音が低くなる
というのはボディ関係もそうですが、そういう風切り音だけでなく、ホイールに貼ればタイヤのロード
ノイズも低くなる。これは見逃せませんね。

それにしても、以前はノロノロと走っているトラックの後ろをひたすら隠れるように走っていたんですが、
今ではトラックは全部追い越していけますね。
何か知らんが、お前も随分と偉くなったやないか。と揶揄されそうですが(^^ゞ、それほどに性能が
上がったのは全てこれ、放電アルミテープのお陰です。
それに合わせて、タイヤは12から14インチにしましたし、ガソリンもハイオクになりました。
しかしそれ以外は何もしていません。以前と比べて断然速いし何よりも安定しているし、乗り心地も
良くなり、騒音も静かになっている。それらはぜーんぶ、アルミテープのせいなんですよ。
まあ、世の中にはこんな感じで、力ずく金ずくでなく、考え方一つでスマートにやれることってあるんで
すよね。(^^ まあ良い勉強になりましたよ。

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