小又峡
Exif情報
メーカー名 SIGMA
機種名 DP1 Merrill
ソフトウェア Capture NX 2.4.7 W
レンズ 19mm F2.8
焦点距離 19mm
露出制御モード 絞り優先
シャッタースピード 1/125sec.
絞り値 F4.5
露出補正値 -0.3
測光モード 分割測光
ISO感度 100
ホワイトバランス "\xA1\x81s\xC0VXx\xC74"
フラッシュ なし
サイズ 1881x1254 (2,809KB)
撮影日時 2012-01-02 04:39:39 +0900

1   zzr   2017/10/23 08:36

前に投稿した化ノ堰のすぐ下にある化ノ滝です。
忙しくて手つかずだったデータ、やっと整理できてきました ^_^;

2   kusanagi   2017/10/23 21:01

水の流れの具合が素晴らしく撮れていますね。やはり水もの写真は好きです。(^^
地盤は花崗岩でしょうか。こういう水に削れた感じになるのは柔らかい花崗岩が
多いような気がします。
金銀銅などの鉱物はその花崗岩がゆっくりと冷えて固まる時に滲みでて集まった
ところがそういう鉱山になるように思いますから。

データ整理はやっておられるんですね。(笑) 私は撮った写真をフォルダに入れて
フォルダ名に撮影日時、場所、撮影カメラ&レンズ名を記して・・終わりです。(笑)

3   zzr   2017/10/24 12:40

データ整理、私もそんな感じです。jpgだけを保存してます。
花崗岩は硬い部類の岩石ですね。
ちょっと調べてみたらこの辺りのは溶結凝灰岩という岩石でした。一応堆積岩の分類なのでしょうか。
でも地質図だと火山灰や火砕流由来の火山岩石類となってます。
よく分かりません ^_^;
溶結凝灰岩は柱状節理がよく見られる、また水に侵食されやすい性質の岩だそうです。
前に投稿した二の滝やこの渓流が流れ込んでる太平湖の水辺は柱状節理の角ばった岩肌、かと思えばこの写真やニコン板に投稿した桃洞滝のように滑らかな感じにもなるようです。
岩の質が同じでも環境次第で見た目も色々変わるんですね。

4   kusanagi   2017/10/25 22:22

■溶結凝灰岩
http://chigaku.ed.gifu-u.ac.jp/chigakuhp/html/kyo/chisitsu/gifunochigaku/volcanos/welded_tuff/index.html
火山灰が凝固したようですから、やはり火山性の岩石ということになるのではないでしょうか。
凝灰岩とは灰が凝固して石となるという意味ですか。
花崗岩は白っぽいので、この写真の岩石は、なるほど灰色っぽいですね。
http://www.kensoudan.com/firu-kita-y/komata.html

5   kusanagi   2017/10/25 22:23

以前投稿された■高畠石(たかはたいし)は、
・・・山形県東置賜郡高畠町の名産である石材である。大谷石、秋保石などと同じく火山の
噴火で噴出した火山灰の堆積でできた石である。無数の気泡がある。
・・とありました。
ちなみに■大谷石は、軽石凝灰岩といわれているそうです。もしかして水に浮くのかな?(笑)

さらに青森県の■仏ヶ浦は調べると、
・・・仏ヶ浦の岩々は、約1500万年前に海底火山の噴出物からできています。熱水反応に
よって変質した粘土鉱物に含まれる鉄によって緑色を帯びたグリーンタフと呼ばれるこの
白緑色の凝灰岩は、日本海拡大期の海底火山活動を代表する岩石で、本州から北海道
南部の日本海側に広く分布します。
・・とあります。なんとなく★小又峡の岩石に似ている気がしますね。火山灰が固まった
凝灰岩というのは地上の火山だけでなく、海底火山でもありうるということですか。なるほど、
東北は大昔は海底火山の巣だったそうですしね。

ついでに、仏ヶ浦と間違いやすい、陸中海岸・宮古市の■浄土ヶ浜は、
・・・浄土ヶ浜の白い岩は浄土ヶ浜流紋岩と呼ばれており、黒雲母流紋岩に分類される火山岩です。
ただし火口から噴出したものではなく、マグマだまりから上昇し地中に貫入固結した岩床が
隆起侵食されて形成されたものです。
・・とありました。写真を見ても硬そうな岩です。

http://yama-to-damashii.outdoor.cc/20080721_moriyoshi/01.html
・・・この小又峡をあの高名な地質学者で東大名誉教授の脇水鉄五郎氏が評して曰く、
『小又峡に入り、ひとたび気を落ちつけて水蝕と岩石の構造との関係を観察すると、興味津々
見れば見る程面白く、噛めば噛むほど味があって、天工の微妙にして精細なるに驚き、かつ呆れ、
いかなる名工も自然の前には頭の上がることを悟るであろうと思うのである』
・・文学的表現ですが、興味津々ですね。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgeography1889/102/1/102_1_91/_pdf
これは東北地方の■花崗岩の分布のようです。東北では案外に少ないんですね。
私がたまたま花崗岩土の赤土の露頭や田圃をみたのは新潟と山形の間のところでしたが、
なるほど、そこのところは花崗岩の分布位置にあたります。
こちら香川では母岩は全て花崗岩でその上に、より硬い安山岩が乗っているのです。火成岩の
安山岩よりは深成岩の花崗岩は柔らかいのです。
そう言えば瀬戸内で採れた花崗岩から造った石灯籠が、北前船の安定石として東北の方へ
運ばれていたという話もあったような気がします。船というのは昔も今も空荷では安定しないので、
荷が少なければわざわざ重い荷を載せるのでしょう。

嘘かホントか知りませんが、花崗岩質は地震に強くて安定しているという話です。たしかにこちら
では殆ど地震らしいものはありません。なんとなく大きな岩の上に乗っているような感じが
しますね。(^^ゞ

6   kusanagi   2017/10/25 22:24

■柱状節理
・・・熔岩などの流動体が冷却すると表面に核が形成され,これを中心に固化が始まる.表面の
状態がどこも同じであれば,等距離の点に核ができて固化が始まり体積が収縮するため,
表面には蜂の巣に似た六角に近い形のひび割れが形成される.
・・とあります。
これは急激に固化する安山岩などの火成岩の特徴なので、ゆっくりと冷えて固まる深成岩の
花崗岩にはありません。

こんな感じで地質学というのは、やればけっこう面白いのですが、私もまったくの入門者なので、
これからもっと勉強したいですね。(^^ゞ

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