サーキットの狼完結40周年
Exif情報
メーカー名 Canon
機種名 EOS 30D
ソフトウェア
レンズ 17-50mm
焦点距離 33mm
露出制御モード 絞り優先
シャッタースピード 1/25sec.
絞り値 F4.0
露出補正値 +0.0
測光モード スポット測光
ISO感度 400
ホワイトバランス オート
フラッシュ なし
サイズ 3504x2336 (2,772KB)
撮影日時 2008-08-30 23:46:33 +0900

1   S9000   2019/6/7 22:27

 続編を覗けば、「サーキットの狼」は1979年に完結しており、今年
で40年になります。ちなみに連載開始が1974年だから、今年で45年。
 スーパーカーを本当にブームに持って行ったのは、
歯磨きのサンスター社だったという説もあります。一方、
中川右介氏は「ブームはどう始まりどう終わるのか (岩波アクティブ新書)」の中で、
「ヒット商品は作り出すことは
できてもブームは作り出せない」「ブームは作るものではなく
発見されるものだ」と、90年代のクラシックカメラブームに
関わった立場から論述しています。

 池沢さとし氏が「サーキットの狼」を企画したときも、少年誌の
関係者は誰もそれが子どもに受けるとは思っていなくて、長い
説得を続けてやっと連載にこぎつけ、しかも打ち切りが一度決定
してしまうような扱いだったといいます。
 そういうものがブームになるのであって、狙ってあたるブームと
いうのは(絶対ないとは言えないが)まずないのかもしれません。

 「アサヒスーパードライ」がドライビールの
ブームを呼んで、いつしか定番ビールの地位につきますが、
これも、開発当時は社内では非常に否定的な扱いで、そのため、
爆発的に売れ始めても生産体制をくんでいないので追いつかなか
ったとか。
 「サーキットの狼」完結の1979年に発売されたウォークマンも、
やはり社内で「こんなものが;:」という扱いだったそうですが、
これは定番商品を超えて、それまでに(ほぼ)存在しなかった商品
ジャンルを確立した点で、発明に近いレベルにあるかもしれません。

 脱線していますが、「サーキットの狼」は、物語のおもしろさ
や作画の精緻さでは、中盤の「流石島レース編」がピークだったよ
うに思います。Autosprotやカーグラフィック、その他に洋書も含め
て作画資料を集めて丁寧に行われたと思われる、実車の描写、
迫力のあるコマ割り、ストロボモーション的なコーナリングの描写など、子供だましではない魅力がありました。

 写真は、劇中にも登場したディーノ246GTと、ランボルギーニ・
ミウラ。広島市交通科学館の企画展にて。

2   裏街道   2019/6/8 03:18

車好きにもいろんなタイプがおられますが今夜のホンダは面白かったですよ。
R23をトラックについてゆっくりと走るスポーツタイプのホンダが
蒲郡付近のトンネルに入るとギアを下げてレーシングサウンドを響かせるのです。
ドライバーには心地よい音なのでしょうが他人にはウザイだけです。^^

3   S9000   2019/6/8 08:14

 こちらにもありがとうございます。
 スポーツタイプのホンダ、というと、S2000ですかね。私のS9000に
比べるとはるかに格下ですねー、なんつっても7000も数字が少ない
(激激爆爆)

 冗談はさておき(冗談だけが人生、ですが)、「長距離トラック
ドライバーに迷惑をかける暴走スポーツ車に業を煮やし、ドライバー
たちが逆襲に転じる」という一節が、「サーキットの狼」にも
あります。
 単行本10巻「トラック軍団」がそれで、暴走スポーツカーを
懲らしめるために、トラック運転手たちがお金
を出し合って、レーシングカーを購入し、元レーサー
のドライバーが操縦し、暴走車を狙い撃ちにする、という
きわめて荒唐無稽なストーリー(笑)
 国鉄の貨物列車から、トラックに物流がシフトしていく時代で、
映画の「トラック野郎」シリーズも人気だった時代で、それらから
池沢氏がヒントを得たものと思われます。 

 個人の趣味はそれぞれですが、爆音も爆走も人に迷惑をかけるこ
とは間違いないですね。何事も適正な範囲で楽しみたいものです。

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