「サーキットの狼」におけるフェラーリディーノRS
Exif情報
メーカー名 Canon
機種名 EOS 30D
ソフトウェア
レンズ 17-50mm
焦点距離 26mm
露出制御モード 絞り優先
シャッタースピード 1/50sec.
絞り値 F2.8
露出補正値 +0.0
測光モード スポット測光
ISO感度 400
ホワイトバランス オート
フラッシュ なし
サイズ 3504x2336 (3,431KB)
撮影日時 2008-08-31 01:39:06 +0900

1   S9000   2019/6/20 07:05

 フェラーリ308GTB。広島市交通科学館にて。
 
 漫画「サーキットの狼」は、中盤の「流石島レース」が人気の
ピークだったと思うのですが、そこで主人公が駆ったクルマは
「フェラーリ・ディーノ・レーシングスペシャル」という、ディーノ
246GTに308GTBのV8・3リッターエンジンを積んで、ほとんど
原型をとどめないくらいに改造を加えた、架空のマシーンでした。
(デザイン意匠はフェラーリ社のプロトタイプ「ディーノ・コン
ペティオーネ」に準拠)

 劇中では、コーナリングや加速、走行安定性に優れた高性能車
として描かれていますが、排気量がライバル車より小さく、直線
の最高速度で負ける様子が描かれてます。
 「体格に劣る主人公が知恵と努力と運で強敵に勝つ」
という少年漫画の王道シナリオでもありますが。

 このクルマを直線でぶち抜いていくのは、ポルシェカレラRSR
ターボ(2.2リットルターボ過給で史実では304km/hの記録あり)、
フェラーリ365GTB(4.3リットル12気筒、同じく306km/h)など。
 ディノRSも「380馬力で最高速度は300km/h以上」と紹介されていて、実際に
劇中ではスピードメーターが300km/hに達するシーンもありますが、実速は290km/h前後と思われます。同じエンジンの308GTBも
ルマン出場した際に、284km/hを記録してます。

「なんでレーシングカーがスピードメーターつけているんだよ」と
いうツッコミもあるのですが、これは劇中で、公道試走するシーン
があり、仮ナンバーを取得するための保安部品、という解釈で。

 そのクルマが本当に300km/hを突破すると思われるシーンは、
30度バンクを
下りきるところで、垂直方向に働くGや横方向のショックに各所を
強化しているため、他のクルマがアクセルを戻すところを、全開に
近い勢いでぶち抜いていく、というもの。

 これはおそらく、この時代までは存在した、富士スピードウェイ
の30度バンクで、外国勢が苦戦し国産勢が躍進したことにヒントを得た設定では
ないかと思います。

 ディーノ・RSは現在も人気で、レプリカ実車を製作して走ら
せる人もいて、作者の池沢氏も大喜びだとか。
https://blog.goo.ne.jp/cyrilsnow34/e/efc08ea0bc4218396466e8f48084fc3e



2   S9000   2019/6/20 07:06

 なぜか横倒し(笑)ときどきありますね、元の画像は縦ですが。

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