メーカー名 | Canon |
機種名 | EOS 30D |
ソフトウェア | |
レンズ | 17-50mm |
焦点距離 | 26mm |
露出制御モード | 絞り優先 |
シャッタースピード | 1/50sec. |
絞り値 | F2.8 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | スポット測光 |
ISO感度 | 400 |
ホワイトバランス | オート |
フラッシュ | なし |
サイズ | 3504x2336 (3,431KB) |
撮影日時 | 2008-08-31 01:39:06 +0900 |
フェラーリ308GTB。広島市交通科学館にて。
漫画「サーキットの狼」は、中盤の「流石島レース」が人気の
ピークだったと思うのですが、そこで主人公が駆ったクルマは
「フェラーリ・ディーノ・レーシングスペシャル」という、ディーノ
246GTに308GTBのV8・3リッターエンジンを積んで、ほとんど
原型をとどめないくらいに改造を加えた、架空のマシーンでした。
(デザイン意匠はフェラーリ社のプロトタイプ「ディーノ・コン
ペティオーネ」に準拠)
劇中では、コーナリングや加速、走行安定性に優れた高性能車
として描かれていますが、排気量がライバル車より小さく、直線
の最高速度で負ける様子が描かれてます。
「体格に劣る主人公が知恵と努力と運で強敵に勝つ」
という少年漫画の王道シナリオでもありますが。
このクルマを直線でぶち抜いていくのは、ポルシェカレラRSR
ターボ(2.2リットルターボ過給で史実では304km/hの記録あり)、
フェラーリ365GTB(4.3リットル12気筒、同じく306km/h)など。
ディノRSも「380馬力で最高速度は300km/h以上」と紹介されていて、実際に
劇中ではスピードメーターが300km/hに達するシーンもありますが、実速は290km/h前後と思われます。同じエンジンの308GTBも
ルマン出場した際に、284km/hを記録してます。
「なんでレーシングカーがスピードメーターつけているんだよ」と
いうツッコミもあるのですが、これは劇中で、公道試走するシーン
があり、仮ナンバーを取得するための保安部品、という解釈で。
そのクルマが本当に300km/hを突破すると思われるシーンは、
30度バンクを
下りきるところで、垂直方向に働くGや横方向のショックに各所を
強化しているため、他のクルマがアクセルを戻すところを、全開に
近い勢いでぶち抜いていく、というもの。
これはおそらく、この時代までは存在した、富士スピードウェイ
の30度バンクで、外国勢が苦戦し国産勢が躍進したことにヒントを得た設定では
ないかと思います。
ディーノ・RSは現在も人気で、レプリカ実車を製作して走ら
せる人もいて、作者の池沢氏も大喜びだとか。
https://blog.goo.ne.jp/cyrilsnow34/e/efc08ea0bc4218396466e8f48084fc3e