メーカー名 | Canon |
機種名 | EOS 70D |
ソフトウェア | Digital Photo Professional |
レンズ | TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 A025 |
焦点距離 | 118mm |
露出制御モード | マニュアル |
シャッタースピード | 1/1579sec. |
絞り値 | F2.8 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 100 |
ホワイトバランス | オート |
フラッシュ | なし |
サイズ | 2000x3001 (3,046KB) |
撮影日時 | 2018-08-12 03:36:01 +0900 |
広島市中区紙屋町付近の夕景。
影法師から、「夕食を楽しみに家路を急ぐ人々」を連想するか、「仕事がうまくいかずやけ酒を求めて酒場へ向かう人々」を連想するかは、個々人の自由であり、ある種の心理判定に使えるのかもしれません。ほんまかいな。
実際は、夏祭り会場へ向かう人々のシルエットを撮影しているもので、明るい話声と、祭りばやしが周囲に響き渡っています。うんうん。もひとつ(略)
このところ、漫画話をごちゃごちゃ続けているS9000ですが、もともと、漫画は作画のために大量の資料写真を必要とするもので、その意味でも漫画と写真は近しい関係にあるように思います。
新谷かおる氏のように、作画資料として都市風景や各種施設をどん欲に撮影しつつ、ご自身もニコン党のカメラマニアを公言する方もおられます。
https://www.nikon-image.com/enjoy/life/talk/2003/0301/
といって、私は作画資料写真の専門家でもなければ、漫画の専門家でもないので、その詳細は知りえていませんが。
「巨人の星」「新・巨人の星」などを見ていると、投手・打者・捕手・審判を一コマにおさめるとき、写真における望遠圧縮効果を念頭においた描写がよく見られます。
この望遠圧縮効果において、マウンドの高さも実際の0.25mよりも誇張・強調された高さで描かれていることがありますが、あまり高いと投球に高低差からくる角度がついて、投手が有利になるため、実際の球場では節度を持って形成されているとは思います。
この高低差を逆手にとった魔球が描かれたのが、「侍ジャイアンツ」井上コオ作画、梶原一騎原作。マウンドから1.5mほどジャンプして投球することで、えぐい角度のついた剛速球を投げ込むという魔球。劇中では、1.6mと小柄な主人公の体格的不利を補う面も示唆されており、プレートから足が離れた投球であることの「ボーク(不正投球行為)疑惑」は、劇中にて「実際の投球動作に伴い足がプレートから離れることはルール上許される」と、巧妙に退けられています。(実際は怪しい)
「侍ジャイアンツ」は、同じ梶原氏原作作品として「巨人の星」ほどに知名度がありませんが、巨人至上主義が許された時代の遺物としては価値があり、劇中に登場する巨人やその他の球団における実在選手の描写にも興味深いものがあります。
このあたりはまた別に考えてみたいものです。うんうん。
また、投手と打者の距離は、中学以上の野球では18m程度あり、大声でなければ会話もできないほどの距離ですが、剛速球なら0.4秒ほどで到達してしまうほどでもあり、一球を無際限に時分割して物語を取り出すのが、作者の腕の見せ所でもあります。
一方、先ほど紹介した軍事関係を描いた漫画などでは、作画資料としての写真も限られてくるので、プラモデルなどの模型を活用することも多々あるようで、有名なところでは「ゴルゴ13」のさいとうたかをチームが、モデルガンを片手に作画しているそうです。
残念なことに、最近の「ゴルゴ13」は作画レベルが下落しており、過去の名作回の後日談や、他の漫画をパロディするような内容など、切れ味の衰えが目立つため、このところペーパーバックを買わなくなってしまいました。こちらが期待しすぎるのが悪いのかな?