メーカー名 | Canon |
機種名 | EOS 70D |
ソフトウェア | Digital Photo Professional |
レンズ | TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 A025 |
焦点距離 | 70mm |
露出制御モード | マニュアル |
シャッタースピード | 1/6317sec. |
絞り値 | F2.8 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 200 |
ホワイトバランス | オート |
フラッシュ | なし |
サイズ | 3000x2000 (3,615KB) |
撮影日時 | 2020-07-18 01:56:57 +0900 |
強大な推力を利して、垂直上昇を試みるF-15イーグル。なわけないっしょ、トゥバメです、ツバメ。
宮沢賢治「よだかの星」の最終盤、よだかは弟であるカワセミに分かれを告げて、天に向かって垂直上昇するような描写があります。そんな機動は鳥にはできないはずですが、賢治の筆力はすさまじく、そんな感想をさしはさむ余地を与えません。
それはともかく、ツバメを観察していると、水平飛行から垂直上昇に転じることがあります。ほんっとに90度で上昇しているかどうかわかりませんが、上昇に移ってすぐ失速してしまうことから、その機動中は揚力も推力も失っていることがわかります。もちろんツバメも遊んではおらず、そこに餌となる虫を発見して捕食のための行動でしょう。
こうした機動中は、速度が落ちるため、ツバメ飛翔を撮影するかっこうのチャンスになります(ほんとです)。
さて、初飛行からそろそろ50年になるF-15イーグルは、外部燃料なしの状態でなら、推力>自重なので、垂直上昇を継続できます。これは鳥にはできなくて人間のつくった飛行機にできることのひとつですが、それでも垂直上昇は効率が悪く、上昇記録を作るときでももう少し緩やかな角度で上昇するそうです。すぐれた機動力を誇るなら、愛称に「スワロー」がついてもよさそうですが、「悪天候の中でも狩りを行う」という鷲の習性が、全天候戦闘機にふさわしいということで、他の機種にとられそうになった「イーグル」の名を、あわててぶんどったのだそうです。(鷲の習性には異説あり)
そもそもイーグルはアメリカを象徴する鳥・・・
あとで気づいたのですが、この一枚は70mm焦点での撮影でした。ほとんど頭上にきたときに撮影したと記憶してます。望遠域ではツバメを追いかけられないので、一度広角側に戻し、ツバメが上昇機動で失速したところを追いかけた、の図。
トリミングにあたっては、フルサイズをAPS-Cにするくらいの割合で切ってます。そう考えると鳥撮影にはAPS-Cが有利なのかな。