メーカー名 | Canon |
機種名 | EOS-1D X Mark II |
ソフトウェア | Digital Photo Professional |
レンズ | EF24-105mm f/4L IS USM |
焦点距離 | 32mm |
露出制御モード | マニュアル |
シャッタースピード | 1/41sec. |
絞り値 | F20 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | スポット測光 |
ISO感度 | 200 |
ホワイトバランス | 太陽光 |
フラッシュ | なし |
サイズ | 2334x3500 (5.67MB) |
撮影日時 | 2022-01-22 00:29:26 +0900 |
『ちょっと邪魔だなぁ~』とボヤく事もありましたが感謝しなければいけない存在です。
ところでf20まで絞ってあるのですが先日出ていた多数のゴミは何処へ消えたのでしょう。
吹っ飛ばすのは車幅ギリギリまで雪を排除
頼りになる働きモノですね
イメージセンサーのゴミ取りですが、こんなのが出たます。
https://tabihack.jp/cleaning/
これだと簡単ではないですか? ペッタンコで取っちゃうやつなんで誰にでも出来そうです。
それはさておき、F16で盛大にゴミが写り、今回のF20では写らなかったというのは、
考えられる条件としては、1.何らかの理由で少し手振れが出ているのかも。2.画像のコントラストが低い
撮影条件なので目立ちにくい。3.あまりにも高絞りになると画像は逆にボケてきて、きちんと光が像を
結ばなくなる、光の回折現象というものが現われているかも。
前にセンサーのゴミは低絞りでは現われなくて高絞りで出現するのはなぜか?という話題を取り上げ
ましたが、どなたも関心がなかったようです。これを正しく物理的に説明しようとするとかなり難しく
なります。
まずセンサーの受光素子(半導体のダイオード)の面と、ゴミがつくセンサーガラスの表面とはイコール
ではなく一定の距離というか間隔があるんですね。1~2ミリくらいでしょうか。もっとあるかも知れません。
そうしますとレンズ内を進む光が一定の直線的な光だとゴミを正確に写しとってくれることになります。
しかし絞りを開けますとレンズ中心部の光だけでなくレンズ内のあらゆるところ(斜めからでも)からの光
がセンサーに当たることになりゴミがぼやけてしまうんです。
レンズ絞りを開けますとそんな具合でレンズの口径内の全てのところの全ての光を拾うことになり、それ
で光を多く集められて暗いところでも高シャッタースピードで撮影できるんですね。絞り込むとレンズの
中心部分のところだけの光しか捉えられなくなり、結果として光束は一定の直線的なものになり、それで
センサーガラス表面のゴミを拾っちゃうわけです。
図を描いて説明すれば簡単なことなんですが言葉だけで説明しようとするとややこしい言い回しになり
ますが、ことは簡単な物理現象です。
そして先ほど言いました光の回折現象というのは光が狭いところを通過しますと光の直進現象が妨げら
れる現象です。光は粒子でもありますが波としての性質も持っています。水面に波立ち伝わる場合、
波がモノに当たると殆ど波は直進ですがそこから曲がっていく別の波もあるというやつです。それでレン
ズの絞り羽が小さくなり過ぎると同様に光でも回折現象が発生します。それで通常、絞り値はF8~11くら
いが最も高い解像力が得られるというわけです。(センサーサイズによって適正値は異なります)
なお、この絞りには解像度だけでなく被写界深度の役割がありますね。たとえばピンホール撮影の場合、
近いところ遠いところ、ほぼすべてにピントがあったように状態になることで知られています。ただしシャー
プには写りません。
全ピント撮影の写真をやりたければとにかく絞りを高くしたいとなるわけてすが、それは同時に絞り過ぎる
弊害としての光の回折現象の大きな影響下に陥るということでもあるんです。
この回折現象はレンズの絞りを開けた場合にでもミクロの状態では発生しているんですよ。
それからこの撮影はレンズ内の手振れ補正機構を大きく利用している写真です。これはレンズ内の光軸
を曲げてブレを調整するわけです。センサー自体を動かしてやるタイプもありますし最近はその両方を
利用するタイプも出ています。こういう補正機構があると基本的にはピシッとは写りません。どこかぼやけ
ているのが現実です。常に微細にブレている写真なわけです。
ですから低照度の撮影でもISを切り三脚据えのF20で撮影すれば多分ゴミは写るだろうと思っています。
おそらくこれが、ゴミが写らなかった最大の理由だろうと思ってます。
ちっょと話がややこしかったですかね。(^^ゞ しかし写真というのは、何故だろう?という常日頃の問い掛
けがあれば写真というのはもっと深く楽しくできるものだと思っています。こういう物理的な現象だけで
なく、被写体そのものに関しても、常に疑問をもって接していますと写真に対しての飽きがきません。
要するに長く写真を続けられないというのはそういう物事に対しての疑問と問い掛けがなされない場合だ
ろうと思っています。センスと感覚で写真をするというのもありますが、そういものは底が浅いもので長く
続きません。模倣で形だけなぞる写真術でもそうです。本当に長く写真を続けて楽しみたいとなれば、
写真の基本の原理をよく知っておかなければなりません。そして常に疑問を発し続けることですかね。
こういうテーマとしての道路写真は良く道路を知っている裏街道さんしかできない写真だと思っています。
自分しか撮れない写真をするのが本当の写真であって、人真似の写真では面白くないと思いますね。
人は人、自分は自分という自立した写真観でないと写真はやっていて面白くないです。
インスタ写真全盛の世の中ですがあんなのは長く続きません。
それにしてもこういう雪の中も走らなければならない仕事というのは大変です。裏街道さんの仕事が少し
づつ見えてきそうで、これからも「道」写真に期待したいですね。
これで凍結するとまた怖いですね。
中国地方でも山地は立派な雪国なので、こうした除雪車を保管する雪寒基地があちこちにあります。私は除雪作業に参加したことはないですが、立ち往生した人々への支援に従事する派遣当番には順番に名前があがっているので、いずれ行くことになるでしょう。
裏街道さんがその支援される側=立ち往生ドライバーに回らないことを雪に、ぢやなかった切に願います。
F.344さん、こんにちは。
除雪機器も年々進化して我々には頼れる存在だと感じます。
今年は記録的な降雪量になるのかも知れませんね、車が汚れて閉口しますが。
kusanagiさん、こんにちは。
ゴミ問題は私の勘違いでした。
モノクロ写真は1DsⅢで撮ったものでした。(^_^;)
一つ知ったのは『モノクロで撮っても色が記録されている』と言う事。
デジタルでピクチャースタイルをモノクロにする意味はあるのだろうかという疑問が増えましたが・・・。
S9000 さん、こんにちは。
仰る通り凍結が怖いですね。
特に圧雪が出来ボコ状態で凍られると荷台が跳ねちゃって気を遣います。
西に行くに従って冬用タイヤを履いてない車が増えますから降雪時のルート選びは慎重に行っております。
迫力あるシーンを見事です。
雪国で無いのでこの様なシーンは見たことがありません。
素敵な写真を拝見でき参考になりました、感謝です。
本当のモノクロ写真をしたければRAWではなくJPEG撮影ですかね。これだとカラー情報は記録され
ません。(破棄されます) そもそも現在のデジタル時代に於いて、モノクロ写真というのはファッション
のひとつでしか過ぎません。フィルム時代には意味があったモノクロですが現在ではその多くの理由を
失っています。ただカメラの中にはモノクロでしか撮れないカメラも存在します。(ライカです。でもこれも
ファッションですよね)
カラー写真はモノクロに比べれば格段に情報量が多く、それよりも多いのが動画撮影です。カラーで
綺麗に撮れる(超高感度でも)デジタル写真をわざわざモノクロにして楽しむというのはほぼ意味がない
ですね。
だたモノクロ写真というのは、情報量が少ない分、実は眼と脳にやさしい写真であるわけです。
現在の写真はあまりにも高情報量でありすぎてしまって、人の眼と視神経を酷使しすぎているわけで
それを緩和するということではモノクロ写真は大いに意味があります。ライカのように本当にモノクロで
しか撮れないカメラがあればそれはそれで大きな可能性としての意味があるのではないかと考えると
ころがあります。
完全なモノクロでなくとも、モノクロに近いモノトーン風の写真でも効果は同様にあるわけでして、手持ち
のカメラでも設定次第ではモノトーン風の写真をとることができるでしょう。その逆が高コントラスト+高
彩度の写真です。この掲示板も初期の時代はそのようなキツイ描写の画像が多くあります。しかしもう
そのような写真は時代遅れとなりました。
写真は自然が一番です。眼で見たままの自然な彩度や発色、解像度やシャープさがあればそれでよく、
あえて手を加えるというのは自らの眼と脳を痛めるだけです。むしろ控え目な描写をするのがよりベター
でしょう。