無題
Exif情報
メーカー名 Canon
機種名 EOS-1Ds Mark III
ソフトウェア Capture One 8 Windows
レンズ
焦点距離 24mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/166sec.
絞り値 F9.1
露出補正値 -0.3
測光モード 分割測光
ISO感度 200
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 2048x1365 (2.96MB)
撮影日時 2022-05-06 00:38:07 +0900

1   kusanagi   2022/5/12 23:50

裏街道さん、つつじ写真にコメントありがとうこざいます。(^^ゞ 
まず最初にちょっとだけ書きますが、裏街道さんクラスの画像処理をやっているのは、ここに投稿されて
いる方々は全員ともどもです。それはデジタルでは当たり前だから敢えて言わないっていう感じですね。
全くの素のままで投稿する人間というのは私くらいですよ。(^^ゞ それでも最低限のことはやってます。
ですから裏街道さんだけが特別なことをやっているわけではないのであって、そこのところは最初に押さ
えておきたいと思います。

そして次に、画像処理が好きな人達、例えばstoneさんやKazさんなんかは本格的な画像処理のレベル
でやってました。それで彼らの使っていたカメラはデジイチなんでしたよね。つまり、デジイチというカメラ
と画像処理趣味というのは相性がいいんです。これホントです。
じゃあミラーレスというと、結論から言うと画像処理とは相性がよくないです。それで無理やりやっちゃうと
限界がくるんです。それはどういうことかと言いますと、デジイチというのはその光学ファインダーで撮影
時によく見て、記憶にもよく残っていて、自分が撮ったショットを覚えているからなんです。どのショットに
写真としての手応えというのがあったかもよく覚えているんですよ。
ところがミラーレスというのはファインダーの質が悪いですね。それで自分が撮ったショットシーンの記憶
が曖昧なんですよ。だからPCモニターで改めてその全部の画像を検証しなおしてていかなければならな
いんです。
これはデジイチに比べて2重手間になっちゃいます。ちなみにデジイチでもノーファインダーで撮影したも
のは、ミラーレスとよく似た感じになっちゃいますね。これ誰が撮ったんかいな?って感じですから。(笑)

ところで、私がよく言う超高画素高画質のカメラなり画像は、VDT症候群で脳をやられちゃうって言うのは
主にミラーレスカメラでの話です。私の経験から言うとその最右翼がシグマのミラーレスカメラやコンデジ
シリーズです。これでばかり撮影していた時期は私の脳力は著しく低下してましたからね。
しかし同じく高画素のデジイチのシグマではそういうことは起きないということです。キヤノンの5000万画
素デジイチとかペンタの4000万画素中判デジイチでも同じくそうですね。
キヤノン5DSは電磁波が猛烈なのであまり使っていませんが、電磁波の低いペンタはよく使っています。
それでその4000万画素の文字通り高画素高画質のカメラですが本当に難なく使えてしまう。脳の疲れ
はありません。
ここまで書いてくると、デジイチとミラーレスの両方を使った経験がある方だとピンと来るはずですね。
と言いますか両機種のカメラを使っていない限り、けっして分からないことなのです。

それでミラーレスを本格的に使い続けていくコツというものを習得していくのですが、それはまず、画像処
理などには凝らないこと。PCモニターの前ではさらーと流すこと。そして写真趣味が独立してあるんでは
なくて、もっと別の自分の趣味をメインにして、写真はそれへの従属的な、つまり記録的な写真に留め置く
ということになるんです。写真よりももっと好きなものを見出すということ。
自分はミラーレスカメラで写真趣味をするんだと凝り固まると、しかもそれがシグマsd1クワトロHのような
壮絶なものだとすると間違いなく裏切られますから。
つまり、デジイチからミラーレスへの移行は、自分の写真の概念を根本から変えていく必要に迫られるん
ですね。これは無理やり抵抗しようとすると私のように脳をやられます。(^^ゞ 

多くの方がデジイチからミラーレスに行くのは只単に時代の流れで流行だから、というのが実際でしょう。
別に大したことを考えてのことではないです。しかし私の場合はデジイチの漏洩電磁波の害を乗り越えた
いということで、切羽詰ってミラーレスに行ったんですね。多くの人とは動機がまるで違います。
そこでミラーレスに行ったものの、本当に伏兵に襲われるようにしてというか地雷を踏んでしまったのが、
VDT症候群でした。デジイチの電磁波は身体を蝕むけれど、ミラーレスカメラのVDT症候群は脳をやられ
ちゃうんですね。なんともはや、という感じです。(^^ゞ 

私は今、メインのカメラというものはフォーサーズカメラなんですね。2000万画素もいかないカメラですし、
画質もセンサーが小さいですからそれなりです。もう画質も画素数も全く問いません。フォーサーズでは
光学式のデジイチとミラーレスの両機種がありますが、やはり使うのはミラーレスが多いですかね。
ミラーレスは背面液晶モニターで見て撮影してます。EVFは使いません。シャッターは可能ならば電子
シャッターでやってます。これだと電磁波は出ません。
そして撮影する対象物を主眼にして考えて撮影してます。真に写真なる趣味はゼロですね。自分の記録
としての写真なわけです。そして、やはりカメラを持って野山を歩くことこそが本当の目的なんだと自覚
してます。ただ野山を歩くだけだと手持ち無沙汰になるので、カメラを持っているだけかもしれませんね。
そして敢えて言うと地元の歴史や文化を探るのが私の写真だということかもしれません。

これは極めて個人的な目的に振った写真行為ですよね。自分の健康維持と個人的な探求趣味で写真を
利用しているに過ぎないのですから。既に写真の社会性や写真自体の探求心などはもう眼中にはありま
せん。こういうのはおそらくyouzakiさんも、方向こそ違え、良く似たものではないですかね。youzakiさんは
高齢でありながらも元気に写真を撮り続け投稿をされています。あっぱれと言うしかありません。
息を吸うようにして写真を撮る。私は歩くようにして写真を撮る。理屈で写真をやるんではないんですね。
私は長文を書くから理屈っぽいと思われているかもしれません。しかし自分の実体験で経験したこと以外
は言いません。極めて手足型の地べたタイプの人間なんですね。カメラ好き人間かも知れませんがモノ
を愛でるタイプではなく荒っぽい使い方しか出来ない人間です。買う物は中ぶるだけですし。

裏街道さんはデジイチしか知らないのでなんですが、デジイチを使っていてミラーレスに移った人がこの
板にもおられます。本当はそのような方々にこのコメントをささげたいなっていうことで書いてますよ。(^^ゞ 
少しキヤノンのRシリーズを調べましたが、もし私が将来中古のRを買うとすればそれはR6になります。
2000万画素の、今となっては低画素くらいのしかし優れた画質のカメラで、電子シャッター式であり低照度
の撮影が可能です。その次にいいかなって思うのはR3ですか。プロにも使えそうなEVFを採用している
みたいなので、その性能を知りたいところがあります。
余談を言えば、これからのミラーレスカメラの克服すべき課題は、なんといっても自然で健康を妨げない
EVFだと考えてます。光学式ファンダーと同様な、いくら見続けても問題がない自然なファインダー。もし
これができれば時代は完全にミラーレスカメラのものになります。しかしそれはやはり難しいでしょうね。

またまた自分の話を出して恐縮ですが、シグマミラーレス(コンデジ)に敗れて次に行ったのが、ソニー
アルファ7Sです。1200万画素フルサイズ電子シャッター式カメラです。優れたモニターが装備され、日中
でも背面モニターが見やすく使いやすいカメラでした。このカメラでもって、自分なりのミラーレス式写真
の構築できたかなって思ってます。地元の溜池を次々に撮影していきました。今考えても本当に名機だと
思っています。多分キヤノンではイオスR6がそれに当たるのではないかと考えています。
このソニーからガラリと私の写真に対する考え方が変わり、それが今も続いていて、たとえ使うカメラを
違えたとしても、地元への個人的な記録写真という撮影スタイルは変っていません。

だいたいカメラというものは高画素は必要なくて、1000~2000万画素で十分なんですね。それ以上は害
はあっても益は少ないと考えてます。センサーサイズが同じならば画素数が少ないほうが画質は良いの
ですし。経済学に限界効用低減の法則というワードがありますが、カメラの画素数で言えばそれがマック
スのピークが2000万画素くらいだということです。
4000万画素とか6000万画素というカメラも多々ありますが、それはトリミング前提で使うということになり
ますかね。プロの撮影はトリミング前提なので高画素カメラを使うのですが、アマチュアはフルフレームで
使うので2000万画素でオーケーなんです。

長い時代のスパンで見れば、デジイチというデジタルの光学ファインダーカメラは、純粋にデジタル時代
のものではなくて、フィルム時代のアナログを引きづったカメラでありまして、本当にデジタル時代のカメラ
はミラーレスカメラです。このカメラから本当のデジタル写真というものは始まるというところでしょう。
ですからミラーレスカメラを知らずして自分はデジタル写真をやっているとは言えないのかもしれません
ね。
それと肝心なことですが、これまでの写真は優れたファインダーに頼りすぎた写真であったこと。これは
やばり事実ですね。
ファインターというかフレームです。それを打ち砕いてくれたのがファインダー性能の低いミラーレスです。
カメラ好きの人間から言わせてもらうと、デジイチの光学ファインダーはファインダーで見てレンズの良し
悪しが分かるというメリットです。余談ですね。(笑)


※投稿写真は古いフィルム時代のトキナー24-200の高倍率レンズでの撮影です。
上記の、何々に頼りすぎた、という下りは含蓄に富んでいて、ハイアマチュアが犯す過ちに、良いレンズ
ばかりで撮影して(キヤノンだとLレンズとか)、そうでない低廉なレンズの味というか意味を知らないという
ことが挙げられます。全ての機材の良し悪しは相対的なものであって、その一方しか知らないというのは
片手落ちというしかありません。
こういう安物の廉価レンズをそれなりに見せようとすれば本来の意味での画像処理術が必要になります。
この画像はカメラが優れているので問題はないのですが、フォーサーズなどのギリギリカメラでは限界を
さ迷うことになります。良いカメラや優れたレンズばかりに頼りすぎることは写真技術の向上にはマイナス
になるんですね。
私が自分の第一のカメラとして挙げたフォーサーズは、そういうことでは容易に画像や写真の限界に近ず
くことができ、それが案外に楽しいじゃないかということが理由として挙げられるんです。
本当に画像処理技術を目指してスキルアップをしたければ廉価な機材を試さなければなりません。RAW
ではなくJPEGで撮るとかソフトも安価なものも使うとかもそれにあたります。


※S9000さんが、(巨大)建築とはなべて権威主義的であると申されておりました。それを言えば写真の中
のジャンルとして建築写真がありますが、そういうのも権威主義的建築家とグルになって権威主義を流布
しているということになるのかもしれませんね。(^^ゞ 
写真に権威主義のあるのか、と問えば一番よく見受けられるのが高級機やブランド機材を使う写真です。
高画素カメラもそうでしょう。偉そうな高そうな機材を使う写真は暗に権威主義を醸し出していると言えそう
ですね。ですから高級機材は中ぶるを買えば権威主義からは逃れられると思ってます。一番有効なのは
もちろん元々廉価なものをさらに中古で購入すること。廉価、中古万歳なのが庶民的な写真術だという
ことになりますまいか。(^^ゞ 
そして撮る被写体でも権威主義的であるかどうかが判明します。どこにでも転がっているものを撮るのは
権威主義からは遠い写真となります。S9000さんの、どこにでもいそうな娘さん撮影は、およそ権威主義
からは遠い写真だと言えますね。まあ何々の有名人に似ているとかいうのはちょっぴり権威主義?の
匂いがしないではないですが実に可愛いものです。
冗談はともかくとして、S9000さんの人物スナップ写真は、現在では貴重な社会性のある写真文化であっ
て絶やしてはならない写真ジャンルだと思っております。そして思うのは彼が使うカメラがデジイチだから
こそ、人物スナップ写真という文化性を持った写真が撮れるのじゃないかって考えてます。
街角スナップ撮影がし難くなった時代です。S9000さんの絶ゆみない御健闘を祈ります。

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