雑
Exif情報
メーカー名 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
機種名 PENTAX K-3 Mark III Monochrome
ソフトウェア Photoshop Lightroom 4.4 (Windows)
レンズ
焦点距離 17mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/40sec.
絞り値 F2.8
露出補正値 -0.3
測光モード 分割測光
ISO感度 200
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 2048x1365 (1.5MB)
撮影日時 2023-01-08 01:30:18 +0900

1   kusanagi   2023/7/9 22:35

「間違える脳」櫻井芳雄著 岩波新書 という本が人気のようです。私はまだ未読ですが。(笑)
占星術でいえばよく間違える星というのがあります。海王星ですね。私はこれが強いのでいつも
間違ってばかりいるのですが、ところがこの星があることで普通の人が考えも及ばないことを知ると
いうことになるようです。

人間の脳には1千億のニューロンがあるのですが、あるニューロンから別のニューロンに伝達する
信号は、ニューロン内外のイオンの移動によって行われていて、その連続的電位差が信号となるの
です。その伝達速度はコンピューター等の電子基盤に比べると数百万分の1であり、しかも伝わる
確立は3パーセントといいます。(30回に1回の確率) 
脳は複雑な働きをしますがその動作はゆっくりであり不確実です。つまり脳はある程度、間違うよう
にできているんですね。そしてこの脳の不確かさから、複雑性と多様性が生まれると言います。
多くの失敗から生まれる発明や斬新なアイデアは、脳が間違えるシステムであるからこそ生まれる
特徴だということです。創造性や柔軟性はコンピューターのような効率のみに最適化していないから
こそ生まれ出る、ということらしいです。

冒頭に戻りますと、海王星というのは巨大惑星であり、太陽・木星・土星・天王星とならんで豊かさ
を齎す星です。世の中には誰もが考えもしない天才的な発想をする人がいますが、大体は海王星か
天王星、そしてその両方を持っています。
この2つの星は常識的な星ではなく、それゆえに間違ったことばかりするんですね。(笑) でも脳の
働きを知ると、その間違いが創造性を生んでいるということになります。きわめて面白い星だというこ
とになります。

コンピューターが発展して人工知能のAIとなり、それが人類を脅かすことになる。その指摘は正しい
と思います。
しかしAIが発展して人類の智能を凌駕するようになるというのは、こうして考えると間違いだろうって
感じますね。コンピューターは間違えない、人間は間違ってばかりいる。間違いを犯さないコンピュー
ターが人を超える創造性を持つことはないだろうということです。

しかし人工知能が発展して社会のインフラのようになりますと、それは人々が間違いを犯すことを
極度に恐れるようになるということです。人類自体がコンピューターを模倣してしまうというか、
人間がコンピューターの思考法に迎合して合わせるようになるんですね。考えてみればそれが一番
に怖いことではないでしょうか。

面白いことに世界的なネットワークシステム、つまり巨大コンピューターそのものですが、それに
挑戦する人々が出てきます。ハッカーとかクラッカーとか言われる悪い人たちです。(笑) 北朝鮮
とかロシアや中国が主にそれをやっているそうです。
そしてマイナンバーでも言われてますが、データを打ち込む時の人間のミスでも完全なコンピューター
はできていないということです。ハッカーのような意図的にしろ、また人間のミスによるものにしろ、
不確かな人間の脳は、常に完全性を求めるコンピューターに挑戦し続けているということになります。

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