メーカー名 | Canon |
機種名 | EOS 5D Mark III |
ソフトウェア | Capture One 6 Windows |
レンズ | |
焦点距離 | 28mm |
露出制御モード | ノーマルプログラム |
シャッタースピード | 1/128sec. |
絞り値 | F4.6 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 200 |
ホワイトバランス | |
フラッシュ | なし |
サイズ | 2880x1920 (3.26MB) |
撮影日時 | 2023-10-01 23:30:12 +0900 |
フイルム写真から写真を始めた人は、やはりフイルムカメラを使うというのが、しっくり来るね、という
のが本当だろうと思いますね。
私の場合はデジタルカメラの以前にはパソコン趣味をしていたので、その延長でデジカメをやり始めた
というところがあります。ですからデジタル機材にはあまり違和感は感じないようです。それでちょっと
人様とは事情が違うかもしれませんね。
それで私はデジカメはコンピューター機材の延長として受け取っていると思います。
なにせ黒白フイルム写真をやっていたというのは遥か50年前ですから。(笑) 黒白フイルムを10年程
やって、それ以降は完全に写真趣味からは遠ざかりました。
やはり自分にとって純粋に写真の原点というのは黒白写真しかなくて、それでデジタル趣味の延長
としての写真ではなく、過去にやっていた純粋写真に立ち返りたいと思ったわけです。
多分、フイルム写真は写真という文化の中に納まるとすれば、デジタル写真はそれから大きく食み出
している部分が多くて、言わば、写真+アルファという具合になっているものと思われます。
そのプラスアルファとは、インターネットでしょうね。もしインターネットがなくて、写真画像を、こんなに
多く多量に自由に見ることができなければ、たとえデジタル写真になったからと言っても、そんなにフイ
ルム写真時代とは変わらなかったと思ってます。
インターネットは写真を幸せにしたのかどうか。(^^ゞ そんな問いは変ですけど、やはり深く考える必要
があります。
私が今やっている黒白写真。低画素のJPEGで撮影して、ほぼそんまんま掲示板に投稿するという
スタイルは、できるだけ当時の黒白フイルム写真に近づけようとしてやっているわけです。写真としては
情報量が少なくて何が写っているかすらも分からないというレベルでしょう。
しかし当時の写真もそういう程度だったんですね。何が写っているかが分からないからこそ、写真を
見ようとする人は、よく写真をみて自分で考えることが写真の大切な要素だったと思うわけです。そこに
写真という文化が芽生えたと思うんです。
現代のデジタル時代の、インターネット時代の写真は過剰なほどにサービス満点でして、それが返って
写真を観る者に物事を見えなくさせていると思うのです。
黒白写真をやり始めて少し分かったことは、昔はこんなに不便なことをやっていたのかと言うか、カラー
写真のように、パッと見て分かるような写真じゃなくて、黒白はよくよく見ても分からない、そういう写真
だったのだ、ということなんですね。これは本当に身に沁みます。自分はこういう写真を、昔は粛々として
やっていたのだということですから。
半世紀前の自分は現在の私とは違います。もはや別人ですね。(笑) 今回、黒白写真をやるよい機会
に恵まれましたので、その別人の自分を再発見してみたいって感じですかね。えーっ、二十歳前後の
当時の自分が少しずつ甦りつつあるっていえばお笑いなんですが。