メーカー名 | RICOH IMAGING COMPANY, LTD. |
機種名 | PENTAX K-3 Mark III Monochrome |
ソフトウェア | PENTAX K-3 Mark III Monochrome Ver. 1.00 |
レンズ | |
焦点距離 | 18mm |
露出制御モード | ノーマルプログラム |
シャッタースピード | 1/250sec. |
絞り値 | F6.3 |
露出補正値 | -0.7 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 200 |
ホワイトバランス | |
フラッシュ | なし |
サイズ | 6192x4128 (9.97MB) |
撮影日時 | 2025-01-22 19:46:39 +0900 |
④改めてデジタル黒白写真とは
多くのデジタル写真人は、なんとなくではありますが写真趣味は野外での活動的
な行為なのだから、自分の健康と体力の維持に良いはずだと知っていると思います。
大体10年くらい写真趣味をやれば誰でもそういう気づきができてきます。
しかし、写真が綺麗&高画質という信奉なり信仰を捨ててはいません。
いや別に、それでよいのではないかと言う人は多いでしょう。なるほど健康の為
にはそれでも良いのです。でも写真という行為のためには、そういう誤魔化しは
危険かもしれません。
写真は本質的に虚位を嫌います。矛盾も嫌います。これは写真に限らす、全ては
そうなのです。ただ現在のデジタル写真・画像文化は巨大であり、インターネット
も大きなシステムです。こういう巨大な文化や制度というのはそこに多少の虚位や
矛盾を内包しても普通は問題なく動いてしまうというところがあります。
しかしその虚位と矛盾は普段は上手く過ごせても、時として噴出し、個人や組織
を危機に陥れます。だいたい戦争とか自然災害というのもそういうふうにして
起こるわけです。矛盾が限界値を越えると破裂するわけですね。
また我々個人の身体構造というのも社会の仕組みに負けず劣らず巨大で複雑です。
ここにも虚位と矛盾が蓄積すれば、同様にいつかは限界がきます。
デジタル撮影が文句なく健康によいというのは一面的な見方であるわけで本当は
あらゆる矛盾を抱えたままなのです。
私は思うにあらゆることは基本に立ち返る。これが大事だと常々感じています。
初心に立ち返ると言い換えてもいいでしょう。
写真も基本原理に忠実であること。
それは何かといえば、写真は記録です。記録以外のものは基本的なものではない
ということです。綺麗とか画質とかいうものは余計なものであるわけですね。
たとえば黒白写真は記録としての最低限の技術であり、それ以上の余計なものが
ありません。モノクロで困るのは色の記録が大事なネイチャーフォトくらいな
ものです。大体のものは黒白写真でいけます。なぜならば人は想像で色を加味する
ことができるからです。
この最低限で最小の写真である黒白写真を本格的にやるということは、写真に
おける基本の原理を思い起こすことができるということになります。
※投稿写真はモノクロJPEG撮影したものを加工せずに投稿しました。