四国山海
Exif情報
メーカー名 SIGMA
機種名 SD14
ソフトウェア Photoshop CS3 Windows
レンズ
焦点距離 17mm
露出制御モード 絞り優先
シャッタースピード 1/30sec.
絞り値 F4.0
露出補正値 -0.3
測光モード 中央重点測光
ISO感度 250
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 1198x1800 (2,255KB)
撮影日時 2012-06-10 17:40:42 +0900

1   kusanagi   2012/6/22 23:03

トガクシショウマ
http://homepage2.nifty.com/hanapapa/Fukushima/togakushishouma.html
http://meo.sakura.ne.jp/to-2.html

なるぼと、植生と地理地域は切っても切り離せないわけです。
そういう写真をたぶん、ネイチャーフォトと言うのだと思うのですが、
比較的新しく出てきたジャンルだろうと思います。(80年代以降か)
最近は、このネイチャーフォト風な写真の花盛りなのですが、本当の
ネイチャーフォトは、かなり学問を積んでいないと出来ない写真分野
だろうと思いますね。

80年代以降の写真流行として、ジャンル別写真というのが始まった
みたいです。私はそのころは完全に写真には遠ざかっておりました
ので、これらは後から聞いた話ですよ。(^^;
ジャンル別写真っていうのは、鉄道写真とか野鳥写真とか、ご自分の
専門的な趣味の手段として写真を利用する、もしくは自分の撮る写真性
に専門的な知識のバックアップが存在するということでしょうか。

80年代を境にして、いわゆる知価社会が始まったと言われています。
知価社会というのは、個人的な知恵や知識とか情報でもって社会的
価値観の第一義とするというくらいの意味でしょうかね。
確かにそれまでの時代はイデオロギー的なスローガンのようなもので
もって皆が集団的に一律に価値観を定められていたという感じがします。
80年代以降はけっこう個人は多元的価値観で自由にやれるようになった
という気もしますね。

ネイチャーフォトはそう言う時代の新しい価値観の出現、多分に環境
とかエコロジー思想から影響を受けているように思われます。
自然を対象とした写真であるわけですから、自然写真・環境写真とも
言うわけで、代表的な人気作家は、星野道夫氏でしょうか。そう言えば
竹内敏信氏もネイチャーフォトなのでしょうか?
竹内氏、昔は反公害の写真を撮っていたらしいですね。名が売れ出した
のはネイチャー的な風景写真を撮り出してからです。

ネイチャーフォトが反公害やエコロジー思想に裏打ちされているのじゃ
ないかっていうのは、あくまでも建前ですよね。(^^; 
現実としてはネイチャーフォト風な写真を撮っておられる作家にしても
アマチュアにしても、本音ではそういう意識は無かろうかと思われます。
(もしかすれば星野氏は違っていたかも知れませんが)
しかし、何事にも建前とか錦の御旗っいうのはあるわけで、それが
崩れると、如何に各個人の本音がどうであれ、次第に物事は齟齬を
来たす様になりますか。

ところで、そのネイチャーフォトの存在を根本から揺るがすような事件が
起きました。その影響はこれからじわじわとしかし確実に起きるわけで、
かつ事故そのものもこれから日本全国に波及する可能性があります。
それは原発事故に寄る放射線物質の被害が、生物界に及ぼす影響
ですね。つまりは沈黙の春というわけです。

しかしもしかすれば、放射線の悪影響は自然界にはさほどの影響を
与えないのではないか。それよりは人間の開発の影響の方が遥かに
大きくて、返って人間の居なくなった地域は昆虫や野鳥の楽園になる
んじゃないかなっていう別の可能性もありますよね。
ならば、人間の立ち入りが制限された地域でのネイチャーフォト撮影。
さて、そういう冒険心のあるカメラマンはいるのだろうか。

写真は四国徳島県。吉野川水系井川流域の山中深き廃屋。

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