朝日
Exif情報
メーカー名 NIKON CORPORATION
機種名 D80
ソフトウェア SILKYPIX(R) 3.0.3.1
レンズ
焦点距離 56mm
露出制御モード 絞り優先
シャッタースピード 1/500sec.
絞り値 F10
露出補正値 -0.3
測光モード 分割測光
ISO感度 250
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 3872x2592 (3,101KB)
撮影日時 2011-01-07 07:32:29 +0900

1   old seaman   2011/1/9 09:06

厳寒の朝、眩しい朝日を受ける鹿島臨海工業地帯の工場です。

2   gokuu   2011/1/9 09:59

old seamanさん おはようございます。
福山にもJFEの溶鉱炉の煙突が林立し似たような風景です。
青空に美しい様相ですが、観る度に京都協定書は?なんて。

3   バリオパパUK   2011/1/10 10:14

美しい、といえるかどうかわかりませんが、雰囲気はとても伝わります。

京都議定書ですよね、、、まあそれ以前に、20世紀型の産業が経済を牽引しているところなんて先進国の中ではほとんどないわけで、日本もそろそろ新興国に譲る時期に来ていると思います。
いつまでも過去の成功体験を引きずっていては落ちていくばかりです。
新興国が追いついてきた分野で豊かな国が競争力を失うのは当然のこと、日本が多少でも経済成長しようと思ったら、これからの時代の成長産業を育成し、そちらへシフトしていくしかないのです。
そのシフトができれば、自然とCO2排出量なんて減りますよ。
CO2、25%削減、大賛成です。
政府がCO2削減で高い目標を掲げれば、それだけ未来志向のシフトを促す方向にはなるでしょう。
それだけではいけないでしょうが。

4   masa   2011/1/10 11:42

実は私も、このお写真を拝見して最初に浮かんだ言葉は「地球温暖化」でした。
バリオさんが仰るようにこれまで沢山のCO2を出して発展してきた先進国が高い削減目標に取り組むのは当然の責務ですし、
そのことが新たな低炭素型の産業を生み出す契機にもなると思います。
ただ、地球温暖化は地球大気のCO2濃度を抑えないと止まらない現象ですので、これから発展しよう、成長しようという
沢山の新興国・途上国が経済成長を実現しながらCO2排出増加を抑えてもらうことに、先進国は真剣に協力しなければ
いけないと思うのです。
2008年の世界CO2排出量の国別ランキングは以下の通りです。
中国 22.3%
米国 19.0%
旧EU 10.7%
ロシア 5.4%
インド 4.9%
日本  3.9%
その他42.8%

中国・インドを初めとする新興国がその膨大な人口で一人当たりのエネルギー使用量を先進国並みに増やしていったら、
先進国が2050年までにそのCO2排出量を8割減らしても、地球全体のCO2濃度増加は全く止まりません。
私は、エネルギー関係の仕事をしていますので、新興国・途上国でのエネルギー利用に、日本が石油危機以降取り組んできた
省エネ・高効率技術を取り入れてもらうことにこそ力を注ぎたいと考えています。
日本で25%CO2を削減しても世界の1%にしか減りませんが、仮に米国・中国・インドで今動いている数千基の石炭火力が
日本の最新鋭石炭火力並みの高効率プラントにリプレースされたら、日本一国分の13億トン/年のCO2削減になるという試算
もあります。
世界で働きたいと思っています。

5   old seaman   2011/1/10 17:19

gokuuさん、バリオパパUKさん、masaさん、こんばんは。

masaさんが調べたCO2排出量ランキングでは、日本は先進工業国の
割にはかなり少ないですよね。インドより少ないのですね。
ちなみにこの写真ですが、吐き出されているのが全て煙に見えるかも
知れませんが、少なくとも地上から舞い上がって見えるのは全て
蒸気です。
それと、大煙突から出ている白い煙(?)にはかなりの割合で蒸気的な
ものが混ざっていると思うのですが、如何でしょうか?

6   バリオパパUK   2011/1/10 22:25

old seamanさん、
見えているものの大部分は水蒸気が凝結した「湯気」なのでしょうが、見えていない部分の大部分は二酸化炭素だと思います。
CO2を分離する技術は実用化されていないはずなので、蒸気が出ていたらCO2が出ていると考えるのが普通だと思います。
(もちろん、原子力か再生可能エネルギーを使っているのでなければ、の話です。)

7   バリオパパUK   2011/1/11 00:40

masaさん、
>バリオさんが仰るようにこれまで沢山のCO2を出して発展してきた先進国が高い削減目標に取り組むのは当然の責務ですし、

私はそんなこと言ってないですよ。
世の中、兎さんチームと亀さんチームに分かれてやりあうのが好きな方が多く、何か言うとあいつは兎だな、と決め付けられがちなのですが、
私はたいていの場合どちらにも属しておらず、従前から繰り返されている議論をここで蒸し返す気はありません。
むしろ、誰からも聞いたことがない、新しい提案、主張をしたつもりなのです。

一般には日本が率先して排出量を削減するのは、地球と諸外国に対して何かボランティア的な、自己犠牲的な善行をしているようで、日本だけが損するかのような受け止められ方がされていますが、そうなのでしょうか?
また、日本が削減するよりも、アメリカや新興国を巻き込んだ枠組みをつくるほうが、日本にとって痛みが少なく、国益が守られ、実質的効果もあがる反面、少し潔くない、責任回避しているような後ろめたい感じで捉えられがちですが、本当にそうなのでしょうか?
私は、実は逆なのでは?と思っています、それが主たるポイントでした。

日本経済は長らく停滞していますが、その原因は色々あるでしょうが、諸外国と比較して、新しい時代の産業構造に転換できていないのが大きいと思います。
逆にアメリカは、腐ってもアメリカの地位を維持しているのは、新時代の産業が次々と生まれているのが一因だと思います。
アメリカ経済を支えているのは、USスチールでもなければGMでもウェスティングハウスでも、IBMですらありません。
アップル、マイクロソフト、インテル、グーグル、アマゾン、フェースブック・・・10年前、20年前にこのうちのいくつを聞いたことがあったでしょうか?
スウェーデンなんかはもっと顕著で、人口たった800万人の国にして世界的企業、ボルボとサーブを持っていましたが、リーマンショックを機に巧みに売り抜け?、国民感情としてはどうなのかと思ったのですが、今度はH&M、エリクソン、IKEAと、見事にシフトしたように見えます。
日本でも、既存の産業は徐々に「不良債権化」していき、新産業にシフトしていく必要がある、というか、とっくの昔に「あった」はずなのですが、そういう新産業が自発的に生まれてくることがこれまで格段に少なかったし、国として育成することも、したのかもしれませんが実っていないように思えます。
民主党の国家戦略局も幻となり、新成長戦略も何一つ具体的に描けていない現状で、CO225%削減だけは希望の持てる政策だと思っています。

黒船以来の日本の伝統?に「外圧」というのがあります。
自発的自然発生的に新時代にあった産業構造にシフトすることができなければ、CO2削減目標を国際公約するなど、ある種の「外圧づくり」をし、それを利用してシフトの背中を押すことで、日本経済を再び成長軌道に乗せられるかもしれないと思うのです。
鉄鋼業界などは、このCO2削減目標に対して「日本から出て行けというのか」と反発していると聞きますが、正直言っていつまでも日本にいていただく意味はないように思います。
日の丸を掲げて途上国に出て行き、クリーンで生産性の高いプラントを現地に建てて操業していただくことが、地球のため、日本のため、そして業界・会社自身のためにもよいのではないかと思います。
そして何よりも大切なのは、それに代わって日本経済を支え、雇用を引き受ける新時代の成長産業が次々と生まれなければいけませんし、その環境づくりをしないといけません。
政府が、こういう方向で行きますので検討してくださいと、はっきりした方向性を示せば、日本の官僚機構はそれを実現する力があると思います。
そしてそうなれば、自然と日本のCO2排出は減るでしょう。
非常に長くなってしまい申し訳ありません、old seamanさんにすればとんだスレ汚しでしょうが、前回不明確であった点を補足すれば以上のようになります。

masaさんのご指摘に戻れば、日本だけが削減するよりも、アメリカや新興国を巻き込んで、地球全体でCO2を削減しようという努力のほうが、本来の目的に適っていて望ましいし、純粋であり崇高です。
そのような取り組みをされているmasaさんや日本のエネルギー業界はすばらしいし、希望がありますね、羨ましくも思えます。
しかし、相手が相手であり、並大抵ではない気がします。
技術面資金面で援助しようとすると、外交下手の日本はうまくやられて骨までしゃぶられてしまうんじゃないかと心配してしまいます。
結局日本が払うコストは高くつきそうな気がしないでもない、杞憂であればいいですが。

8   old seaman   2011/1/12 09:36

バリオパパUKさん、そして皆さん、いろいろ教えて戴いて有難うございます。

私のこの写真で思わぬ「温暖化」論議を巻き起こした感じですが、
こんな風に温暖化を心配する気持ちは大切ですよね。勉強になりました。

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