日本最古のまなざし
飛鳥寺の本尊、釈迦如来坐像・通称飛鳥大仏です。作者は社会科の授業でおなじみの「止利仏師(とりぶっし)」。
この仏像も飛鳥寺と同じく日本最古のものですが、落雷による損壊で奈良当初から残っているものは部分的であるとか、様々な学説が唱えられているために国宝に指定されていません。
しかし逆に考えると、どの学説でも「鼻から上の部分」については奈良当時のものであることを認めているのです。そこにロマンを感じます。
平城京以降の仏像は半眼(薄目)のものがほとんどですが、飛鳥時代の仏像はこんな風に樹の葉の様に開いているのが特徴なのだそうです。
渡来人の止利仏師がこの仏像を飛鳥寺に作って1400年。日本最古のまなざしは世の栄枯盛衰を古都からどのように見守ってきたのでしょうか。