リコー PENTAX KP 作例

2017年2月23日発売

PENTAX KPの仕様

2017年2月23日に発売された、リコーイメージングのAPS-C一眼レフである。K-3 IIとK-70の間に位置する小型の中級機で、フルサイズ機K-1と同じ画像処理エンジンPRIME IV、最高ISO819200の超高感度、ボディ内5軸手ぶれ補正SR II、防塵防滴、3サイズから選べる交換式グリップを備える。開発陣は光学ファインダーへのこだわりと、スペックより多様なシーンへの対応を掲げた一方、海外の専門媒体はAF-Cの追従を弱点に挙げている。

シリーズ
K
位置付け
K-3 IIとK-70の間に位置する小型中級機
ライバル
D7200

PENTAX KPについて詳しく読む

投稿写真 2364枚

Camera Profile

PENTAX KPについて

発売当時の発表資料、専門媒体のレビュー、利用者の声から、この機種の位置付けと評判をまとめました。

登場した時代

KPは2017年1月26日に発表され、2月23日に発売された。米国では2月25日に発売され、想定価格は1,099.95ドルと報じられた。1レビュー Digital Photography ReviewHands-on with Ricoh's compact Pentax KP

2019年には、CP+2019での参考展示を経て製品化されたファクトリーカスタムモデル「PENTAX KP J limited」が登場した。Black & GoldとDark Night Navyの2色を受注生産で販売し、2021年2月10日に受注を終えている。2プレス デジカメWatchAPS-C一眼レフ「PENTAX KP J limited」が受注終了同社のAPS-C一眼レフの次の新型は、KPからおよそ3年後の2020年10月27日に「K-3 Mark III」として名称が発表された。3プレス デジカメWatchペンタックス新型APS-C機の名称が「K-3 Mark III」に決定

ラインナップ上の位置付け

ITmediaの荻窪圭氏は、KPを従来のAPS-Cモデル「K-3 II」と「K-70」の間に位置する新製品とした。4レビュー ITmedia NEWSデジタルならではの面白さを満載した一眼レフ「PENTAX KP」ただし、KPをK-3 IIの後継とみるかどうかは資料によって評価が分かれる。複数の媒体がKPをK-3 IIとK-70の中間、あるいは事実上の後継として扱う一方、dpreviewはリコーが「K-3 IIを置き換えるものではない」と説明したと伝えた。1レビュー Digital Photography ReviewHands-on with Ricoh's compact Pentax KP

ASCIIの岡田清孝氏は、K-3 IIやK-70と比べてボディ形状や操作系が改良され、上位モデルを彷彿させるデザインになったと評した。5レビュー ASCII.jp個性派のデジイチ「PENTAX KP」の実力をチェック開発リーダーの大久保恵慈氏は、フラッグシップ機K-1の登場を受けて、スペックだけを追うのではなく、いろいろなシーンに対応できるカメラを作ろうと考えたと語っている。6インタビュー Webカメラマン(モーターマガジン社)開発者に聞く!ペンタックスKP(前編)

先代からの進化

最高感度は、K-3 IIのISO51200、K-70のISO102400からさらに引き上げられ、ISO819200に達した。4レビュー ITmedia NEWSデジタルならではの面白さを満載した一眼レフ「PENTAX KP」センサーは有効約2432万画素の新型CMOSで光学ローパスフィルターを持たず、画像処理エンジンにはフルサイズ機K-1と同じPRIME IVを採用した。ボディ内5軸手ぶれ補正SR IIは最大約5段分の効果があるとされ、AFはSAFOX 11の27点測距で中央25点がクロスセンサー、連写は最高約7コマ/秒である。シャッター速度はメカシャッターで最高1/6,000秒、静音電子シャッターで最高1/24,000秒に達し、ファインダーは視野率約100%、倍率約0.95倍である。7プレス ITmedia NEWSISO感度81万・5軸手ブレ補正のミドルレンジ一眼レフ「PENTAX KP」

偽色やモアレを低減する「ローパスセレクター」と、通常撮影では表現できない超高精細な画像を生成する「リアル・レゾリューション・システム」も搭載した。8公式 リコーイメージングPENTAX KP 特長ボディは約131.5×101×76mmで、-10℃までの耐寒性能を持つ防塵防滴構造とし、グリップは大・中・小の3サイズを交換できる(付属はSサイズのみ)。一方で、外部接続にはHDMIではなくSlimPortを採用し、CIPA規格準拠の撮影可能枚数は390〜420枚で、dpreviewはK-3 IIのほぼ半分と評した。1レビュー Digital Photography ReviewHands-on with Ricoh's compact Pentax KP

ライバル機種との比較

dpreviewは、同価格帯(1,099ドル)のライバルとしてニコンD7200と自社のK-3 IIを挙げた。総合評価を82%としてSilver Badgeを与え、優れた画質と操作系を評価し、高感度時のノイズ処理は「より高価なソニーα6500に匹敵する」とした。一方でAFの弱さを課題に挙げている。9レビュー Digital Photography ReviewPentax KP Review

ASCIIの周防克哉氏は、超高感度デジカメの対決として、ソニーのフルサイズミラーレス機α7S IIとKPを対比した。記事では、KPが13万5000円前後、α7S IIが24万3000円前後とされている。10レビュー ASCII.jp夜でも撮れるISO 400000超えデジカメ対決! リコー「PENTAX KP」

開発の背景

大久保氏は開発の動機を「10年くらい前からペンタックスSPのデジタル版をと考えていました。さらにLimitedレンズにフィットするボディがほしいなと」と語った。光学ファインダーにこだわり、「ミラーレスというのは考えてもいませんでした」とも述べている。最優先したのは小型化で、「ちっちゃくて、いつも持って歩けるようなカメラ。まずはそこが第一です」という考えから、上面の表示パネル(サブ液晶)を省いた。内蔵フラッシュは当初案になく、メカ担当の田口氏によれば、ユーザーニーズを踏まえて開発の最後に採用が決まった。6インタビュー Webカメラマン(モーターマガジン社)開発者に聞く!ペンタックスKP(前編)

デザイン担当の羽賀正明氏は「シンプルでシャープなデザインにしたかった」と述べ、バッテリーを横置きにしたことで、グリップなしにする構想もあったと明かした。自身のデザインは「クラシカル」ではなく「トラディショナル」と表現してほしいという。レンズ担当の岩崎徹也氏は、Limitedレンズを光学性能の重視より「レンズの味を追求する」ものと説明した。大久保氏は「ミラーレスが全盛だとは思っていません」「光学ファインダーの情緒面はなくならない」と述べ、スナップからポートレートまで幅広いシーンに対応できるカメラを目指したと語っている。11インタビュー Webカメラマン(モーターマガジン社)開発者に聞く!ペンタックスKP(後編)

利用者の評判

価格.comのブラックモデルのレビューでは、総合満足度が4.73点(107件)である。項目別ではデザイン4.82点と画質4.79点が高く、バッテリー3.41点とホールド感4.01点が低い。12レビュー 価格.comペンタックス PENTAX KP ボディ [ブラック] レビュー評価・評判あるレビューでは、Limitedレンズと組み合わせたときのデザイン、ISO6400までの実用的な高感度画質、SR IIの効きが評価される一方、バッテリー性能の低さ、ライブビュー時のAFの遅さ、タッチパネル非搭載が不満点に挙がっている。13レビュー 価格.com「KPという名の粋な相棒」ペンタックス PENTAX KP レビュー

専門媒体の評価は称賛一辺倒ではない。デジカメWatchの茂手木秀行氏は、ISO102400でも「十分に実用的な画質」でA4プリントに耐えると評した。14レビュー デジカメWatch新製品レビュー:PENTAX KP(実写編)一方でdpreviewは、AF-Cによる被写体追従が不安定で「時にひどくフラストレーションがたまる」とし、フレーム端での追従性能はニコンD7200に劣ると評した。ダイヤル操作については「非常に満足度の高いクリック感」を挙げ、カスタマイズ可能なファンクションダイヤルを高く評価している。9レビュー Digital Photography ReviewPentax KP Review

評判の出典

11件

内容の確認日: 2026年9月26日

PENTAX KPで撮った写真の話題

この機種で撮影された写真に寄せられたコメントです。写真について質問したり、撮影設定を相談したりできます。

PENTAX KPの写真が集まる掲示板

PENTAX KPで撮った写真を投稿する