gokuuさん、調布のみさん、ありがとうございます。たしかに、90年前の先人は、よくまぁこんな凄い場所に発電所を作ったものよ、と思いますが、この設備をず〜っと保守し動かし続けてきた人々がいると思うと、人と自然が織り成す悠久の時の流れを感じまして、現場で、今月のお題を思い出したんです。
こんな場所への建設はさぞかし大変だったでしょうね。日本軍が建設したのでしょうか。それにしても第二次大戦の激戦地でよく破壊されずに生き残ったものです。
出張で訪れたフィリピンの古い水力発電所です。出力は約2万kW。ルソン島南部の熱帯雨林の中で1930年から電気を作り続けています。10年ほど前に、全面的なリハビリをしましたので、あと30年はもつでしょう。谷底へ下りるゴンドラの金網越しに撮りました。
masaさん おはようございます。密林の中の発電所。凄い場所に発電所とは。点検ご苦労様です。恥ずかしながら帰りました。という場所を想像します。わびさびの域を超えていますね。
お早うございます。凄い場所にあるんですね〜。ゴンドラの金網が入って不思議な世界です。
masaさん詳しく説明をしていただき大変勉強になりました。ありがとうございます。
太平洋戦争で日本軍がフィリピンを占領したのは1941年、この発電所が建設されたのは1930年ですから、米国自治領時代ですね。(米国は1989年の米西戦争でスペイン植民地だったフィリピンを獲得)戦後、フィリピン独立の後はフィリピン電力公社が運営してきましたが、2001年に電力民営化が行われ、2005年からウチの会社がこの地域の複数の水力発電所とセットで運営を引き受けています。国の支配者が米国→日本→独立と変わり行く中で、ひたすらフィリピンの人々のために川の恵みを電気に換え続けてきた発電所です。
わたしが住んでいる所は中部電力管内ですが明治30年に作られた水力発電所があります当初は50KWで運用され、その後改修補強で現在の設備は140KWで現役最古の水力発電所ですしかしあちらの設備、外観上とは裏腹にすごい出力を得ているのですね、びっくりします設備の保守とかとてもご苦労があるでしょう。貴重な侘寂遺産です。
ji-jiさん、こんばんは。現役最古の水力発電所…岡崎にある岩津発電所ですね。107歳!日本でもフィリピンでも、川の流れは悠久ですね。
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