1 masa 2013/11/18 13:49 在庫からの投稿ばかりでしたが、やっと今の命を撮ることができました。裏山の樹林の下で、咲き始めたヤツデの花です。直径3センチほどのまあるいボール状の花に、ちいさなアリンコたちが集まっていました。
在庫からの投稿ばかりでしたが、やっと今の命を撮ることができました。裏山の樹林の下で、咲き始めたヤツデの花です。直径3センチほどのまあるいボール状の花に、ちいさなアリンコたちが集まっていました。
2 花鳥風月 2013/11/18 17:46 花あれば 働き蟻は 霜月も
花あれば 働き蟻は 霜月も
3 masa 2013/11/19 12:31 ヤツデの花って面白いんですよ。この写真でご覧いただいている花は雄性期でして、5枚の花弁と五本の雄蕊が見えます。雌シベはといえば、中央の淡オレンジ色の饅頭のような形をした子房の中央にその萌芽がのぞいていますが、まだ開いていません。饅頭の表面に蜜が滲み出しているので、花の少ないこの時期さまざま虫が集まります。花びらと雄シベはもうすぐ落ちて蜜も出なくなってしまいます。そうすると子房の中央から雌蕊が伸び出して開き、再び蜜を出し始めます。これからが雌性期です。またさまな虫が寄ってきますが、その虫たちは他の雄性期の花でくっつけた雄シベの花粉を雌シベにくっつけてくれて受粉が成就し、まあるい実が太りだすという具合です。4月頃黒く熟した実は、鳥に啄まれ、林の別の場所に拡がっていくというわけです。自家受粉を避けながら子孫を残していく、ヤツデの素晴らしい知恵です。
ヤツデの花って面白いんですよ。この写真でご覧いただいている花は雄性期でして、5枚の花弁と五本の雄蕊が見えます。雌シベはといえば、中央の淡オレンジ色の饅頭のような形をした子房の中央にその萌芽がのぞいていますが、まだ開いていません。饅頭の表面に蜜が滲み出しているので、花の少ないこの時期さまざま虫が集まります。花びらと雄シベはもうすぐ落ちて蜜も出なくなってしまいます。そうすると子房の中央から雌蕊が伸び出して開き、再び蜜を出し始めます。これからが雌性期です。またさまな虫が寄ってきますが、その虫たちは他の雄性期の花でくっつけた雄シベの花粉を雌シベにくっつけてくれて受粉が成就し、まあるい実が太りだすという具合です。4月頃黒く熟した実は、鳥に啄まれ、林の別の場所に拡がっていくというわけです。自家受粉を避けながら子孫を残していく、ヤツデの素晴らしい知恵です。
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