メーカー名 | SIGMA |
機種名 | SD1 Merrill |
ソフトウェア | Capture NX 2.4.0 W |
レンズ | |
焦点距離 | 20mm |
露出制御モード | ノーマルプログラム |
シャッタースピード | 1/125sec. |
絞り値 | F9.0 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 200 |
ホワイトバランス | "to 20" |
フラッシュ | なし |
サイズ | 2208x1724 (2,813KB) |
撮影日時 | 2011-01-01 05:43:14 +0900 |
シグマdpクワトロの実力
大きく重くなったdpクワトロですが、カッコいいスタイルだけじゃなくて、
そのハードな使用に耐える剛健な実力というものを改めて評価したいと
思います。
数日前に軽く冬山に登り、降雪にあいました。カメラはSD1Mとdp2Q。
SD1Mは元より防滴性能があって安心していましたが、装着していた17-50
は、やや危なかったですね。(^^; フィルター内に浸水してレンズ前玉が
水浸しでした。これはフィルターが悪かったようです。何度もフィルターを
布で拭いたので隙間から雪水が入ったようです。
dp2Qは防滴性能を謳っていないわけですが、何故か最初から安心感が
ありました。さらにこちらは深いフードを着けていたので、さほどフィルターに
雪がつかなったこともあります。
カメラも私自身も真っ白になっていたわけで、その間も撮影を続けていた
んですが、さすがに降雪でピントもままならずで止めましたが、カメラは
ずっとむき出しのままでした。むろんカメラはびしょ濡れで。
帰宅後、点検しましたがどこも異常は見られず。
これがSDメリルだったら早々にバックにしまいこんだでしょう。
SDメリルはバッテリー/カードのスロットカバーが危うく、ここから内部基板に
浸水する可能性が高いです。その点、dpクワトロは、カードスロットカバーは
ゴム製カバーで、きちんと閉まってさえいれば大丈夫なんですね。
バッテリーカバーはいい加減ですが、ここは基板とは完全に別室になっている
ので少々浸水しても大丈夫なんです。
実際にはバッテリーカバーには浸水は見られなかったんですが、私の場合
は自作グリップである程度のカバーがなされていたことも有利だったようです。
こういう場合に一番怖いのは浸水だけでなく、カメラ内部の結露があります
から、屋内に入って、まず外部の雪と水を布で拭き取り、布とビニール袋に
再度包み込んでバックに仕舞いこみことです。幸いにケーブルカーの駅舎
の室内も寒かったのですが。
私のSD1Mとdp2Qは、常にむき出しで撮影行をするわけで、バックには入れ
ません。ですから細かい傷はそこらじゅうに付いています。
先日などは荒れた海の船に乗って、相当に潮を被りました。応急的に拭くものの
完全に綺麗にするのは帰宅してからですからカメラには過酷な状態です。
プラスチックのDPメリルと違い、金属ボディのdpクワトロは十分に剛性感があり、
安心して使えるということも言えます。
この、ある程度の防滴性と強い剛性感は、野外に持ちだしての撮影行では最大
の魅力となっています。
シグマといえば画質オンリーで、カメラは華奢なんじゃないかっていう不安は、
ことdpクワトロには当てはまりません。スマホにレンズをくっつけたようなスタイル
ですが、外見のイメージと違ってその中身は野外のハードな使用にも耐える
本格的なカメラとなっています。
そういう意味ではDP史上、初めてフィールドで安心して使えるカメラとなっていて、
SD1Mと同様に、どんな状況に出会ってもまず大丈夫って言えるカメラなんですね。
そこらが従来のDPシリーズとは本質的に違うところです。
dpクワトロは従来のDPと違い、大きくなってしまい、それでバックの中に鎮座する
ことはできなくなりました。(初期型DPなどは上着のポケットに入りましたから(^^;)
そいう意味では、コンデジのジャンルを卒業して大人のカメラになってしまった
わけてすが、丈夫さも同様に身につけてくれているというわけです。
quattroの実力は・・
研ぎ澄まされた、刀を目指しているのでしょう
佐々木小次郎のツバメ返しと宮本武蔵の櫂を削った木刀のように
それぞれ違う、quattroは切れ味を求め、DPのゴンと切れる重みがなくなりました。