マルタしゃれならん!
Exif情報
メーカー名 SONY
機種名 NEX-F3
ソフトウェア NEX-F3 v1.00
レンズ E 18-55mm F3.5-5.6 OSS
焦点距離 24mm
露出制御モード 絞り優先
シャッタースピード 1/500sec.
絞り値 F5.6
露出補正値 +0.3
測光モード 分割測光
ISO感度 200
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 4912x3264 (4,764KB)
撮影日時 2016-02-16 11:47:56 +0900

1   スカイハイ@Malta+Gozo   2016/2/22 07:29

ご無沙汰しています。
イギリスのあまりの天気の悪さに耐え難くなり、マルタ共和国のマルタ島、ゴゾ島に行ってきました。

ここの巨石神殿群は、有名なエジプトのピラミッドやイギリスのストーンサークルなどよりも1000〜2000年も古く、現在自立している世界最古の石像建設物なのだそうです。
また、マルタ・ゴゾの神殿は、ほかのどこにも見られない独自の技術と様式で造られているということで、非常にミステリアスです。
当然UNESCO世界遺産にも登録されています。

写真はĦaġar Qim=ハジャー・イム神殿の正面入口で、紀元前3700年(5700年前)頃の建造なのだそうです。
同時代のこれに似た神殿が、マルタ島、ゴゾ島に広く分布しており、もっと保存状態の良くないものを含めると、7000年ほどの歴史になるようです。

この工夫のない写真で実物のすごさが伝わるかどうか、甚だ心許ないのですが、その古さと大きさ、そして巨石の運搬・加工の技術などに度肝を抜かれました。
自分としては、ギリシャのミケーネ文明、ミノア文明などよりもインパクト大でした。
もちろん事前に多少は情報を仕入れていきましたが、小さな離れ小島ということで甘く見てしまっていたのか、これほどの文明があったなんて驚きです。
「マルタしゃれならん!」心の中で繰り返していました。

この遺跡は、海を見下ろす非常に美しい自然の中にあったのですが、屋根のせいで神殿を俯瞰するような写真や、景色の中での写真が撮れず、それは少々残念でしたが、永く将来に残すために必要な措置ということなので、致し方ありません。

2   スカイハイ@Malta+Gozo   2016/2/22 07:42

「現在自立している世界最古の石像建設物」と書きましたが、正しくは「石造」の誤りでした。
「現在自立している石造建設物として世界最古」と書くとよかったと思います。

3   スカイハイ@Malta+Gozo   2016/2/22 08:09

付け加えますと、この文明を担った人々は、金属を持っておらず、この写真のような巨石神殿から小さな美術・装飾品に至るまで、すべて石器と動物の骨や角のみで加工したのだそうですが、このきれいにまっすぐ切られた石の断面を見るとちょっと信じ難いことです。
石材としては、柔らかく加工しやすいものと、硬くて強度や耐久性に優れたものの、二種類の石灰岩を使ったということです。

なお、写真は、ホワイトバランスのみ調整してあります。
このような半分光を透す屋根の下のホワイトバランスは非常に難しく、またそれ以前に普段見慣れない地中海の太陽と雲の下、旅行を通じてホワイトバランスが難しくて、撮った写真を見ると失敗しているものが多いです。

自レスばかりですみません。

4   oaz   2016/2/22 08:26

お早う御座います。 
 日本でも古い時代は硬い石でそれより柔らかい石を長い時間をかけて削り目的の形に仕上げたのでしょうね。
今は鉄筋コンクリート造りの建築物が多くなりました。

5   スカイハイ@Malta+Gozo   2016/2/22 23:16

oazさん、ありがとうございます。
日本の場合は古墳時代には既に鉄器がありましたので、かなり事情が異なると思います。
言われるとおり硬く鋭い石で石材を削ったのでしょうが、石器の場合、小さな鉾先からせいぜい斧くらいのサイズのものしか作れないと思うので、このように大きな石をまっすぐに平らに切るあるいは削るのは非常に難しいと思います。

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