メーカー名 | SONY |
機種名 | NEX-F3 |
ソフトウェア | NEX-F3 v1.00 |
レンズ | E 18-55mm F3.5-5.6 OSS |
焦点距離 | 22mm |
露出制御モード | 絞り優先 |
シャッタースピード | 1/320sec. |
絞り値 | F5.6 |
露出補正値 | +1.0 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 200 |
ホワイトバランス | |
フラッシュ | なし |
サイズ | 4912x3264 (4,334KB) |
撮影日時 | 2016-02-16 11:47:23 +0900 |
風景板に上げたのと“ほぼ”同じ写真ですが、コメントがぐちゃぐちゃになってしまったので、清書をかねてこちらに再投稿です。
イギリスの天気の悪さと暗さに耐えかねて、大枚はたいて、マルタ共和国のマルタ島、ゴゾ島に家族旅行に行ってきました。
ここの巨石神殿群は、有名なエジプトのピラミッドやイギリスのストーンサークルなどよりも1000〜2000年も古く、現在自立している石造建造物として世界最古のものなのだそうです。
また、マルタ・ゴゾの神殿は、ほかのどこにも見られない独自の技術と様式で造られているということです。
当然UNESCO世界遺産にも登録されています。
写真はĦaġar Qim=ハジャー・イム神殿の正面入口で、紀元前3700年(5700年前)頃の建造なのだそうです。
同時代の神殿が、マルタ島、ゴゾ島に広く分布しており、保存状態の良くないものを含めると、さらに遡り、7000年ほどの歴史になるようです。
この文明を担った人々は、金属を持っておらず、この写真のような巨石神殿から小さな美術品・装飾品に至るまで、すべて石器と動物の骨や角のみで加工したのだそうですが、このきれいにまっすぐ切られた石の断面を見るとちょっと信じ難いことです。
石材としては、柔らかく加工しやすいものと、硬くて強度や耐久性に優れたものの、二種類の石灰岩を使ったということです。
この工夫のない写真で実物のすごさが伝わるかどうか、甚だ心許ないのですが、その古さと大きさ、そして巨石の運搬・加工の技術の高さに度肝を抜かれました。
もちろん事前に多少は情報を仕入れていきましたが、小さな離れ小島ということで甘く見てしまっていたのか、これほどの文明があったなんて驚きです。
「マルタしゃれならん!」心の中で繰り返していました。
この遺跡は、海を見下ろす非常に美しい自然の中にあったのですが、屋根のせいで全体を俯瞰するような写真や、景色の中での写真は撮れませんでした。
少々残念でしたが、永く将来に残すために必要な措置ということなので、致し方ありません。
写真は、ホワイトバランスのみ調整してあります。
このような半分光を透す屋根の下のホワイトバランスは非常に難しく、またそれ以前に慣れない地中海の光の下、旅を通じてホワイトバランスが難しくて、撮った写真を見ると失敗しているものが多いです。
紀元前 クレーンもリフトも 無いものを
花鳥風月さん、ありがとうございます。
この神殿でいちばん大きな石は6mx4mx2m、重さ60トンとか、そんなんだったと記憶しています。
運搬や積み上げたこともですが、金属もないのにこのようにきれいに切り出して加工したことがすごいと思います。
スカイハイさん こんにちは。
ずいぶんご無沙汰しています。
マルタのことは何も知りませんでした。
5700年から7000年前の遺跡だけでも驚きますが見事に加工された巨石の建造物が存在するなんてすごい事ですね。
仏さん、ありがとうございます。
マルタは、ヨーロッパでは昔からリゾート地になっているようなんですが、日本人旅行者なんてまずいないだろうと思っていたのですが、行ってみたら日本人だらけでびっくりしました。
テレビや雑誌などでかなり取り上げられているのではないでしょうか?