メーカー名 | Canon |
機種名 | EOS-1Ds Mark III |
ソフトウェア | Photoshop Lightroom 5.7.1 (Windows) |
レンズ | EF24-105mm f/4L IS USM |
焦点距離 | 70mm |
露出制御モード | 絞り優先 |
シャッタースピード | 1/125sec. |
絞り値 | F20 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | 部分測光 |
ISO感度 | 200 |
ホワイトバランス | |
フラッシュ | なし |
サイズ | 5616x3744 (2,144KB) |
撮影日時 | 2017-01-12 13:53:46 +0900 |
ライトルームで思いっきり調整してみました。
違和感があるでしょうか、ご意見を宜しくお願いします。^^
●この富士の写真をみて、大いに考えさせられたのです。
富士の写真を撮る人は多いです。しかし大体の富士写真は、ああ富士だなって
思ってそれで終わりです。一般的な富士というイメージングがあってそれに忠実になぞ
っている写真がほとんどですから。
●この写真、実は後ろの山が富士でなくてもぜんぜん構わないんですね。岩木山でも
いいんです。実際にタイトルに岩木山とか羊蹄山とか入れてれば面白かったかな?
って。(^^ゞ
この写真のもつ情報量はものすごいものがあります。こういう情報過多の写真を撮る人は
滅多にいません。裏街道さんかzzrさんくらいです。
なぜならば、こういう高精密なランドスケープの写真を撮るのは、自分の撮った写真を見る力
として、大きなエネルギーが要るからです。よって体力がない人でなければこういう写真は
撮りません。
●キヤノンの写真は昔から線画風って言われます。絵が薄く水彩画的ですから。
最初から色乗りがするニコンなどの絵とは違うからです。
ところがそういうキヤノンの絵も、画像処理よって線を太く、発色を乗せることが可能だ
ということを、裏街道さんによって初めて知ることになりました。(^^ゞ
そうするとなぜか不思議にシグマの絵に近づいてくるんですね。
キヤノンの絵は、画像処理をしてもなかなか崩れませんね。きっと元がが良いんでしょう。
●シグマでもそうですが、この裏街道さんの写真は、あくまでも実在感、リアリティ、写真と
いう絵を超えた、実際の光景の再現ということを限りなく目指しているという気がします。
もちろん現実光景の再現と言ってもあくまでも当人の印象力の枠内ですが。
しかしそういう写真を目指す人は案外に少ないんですね。
多くの人は、既に一般にイメージとして確立されている、そういう汎用イメージでもって
自分の写真を絵として作りあげます。
汎用イメージという新しい言葉は、自分が自身の脳内でオリジナルで作り上げたものでは
なくて、どこか他所から自分の脳内に住み着いてしまったイメージのことです。
凡人の頭のなかはそういう汎用イメージでイッパイです。汎用イメージグとは空気を読む
人と言い換えてもいいでしょう。この行き方は省エネで、生きるのに楽で処理能力も少なく
て済み、多くの人達がこのやり方を好みます。
しかしそれはおよそ創造的とは言いがたいものがあります。別の言葉では模倣と言います。
汎用イメージ=凡庸イメージですね。
●絵画で言えば、このような写真は写実的、写実画といいます。
絵画作家でも、若くてエネルギーがある時はそういう写実画を描くのですが、歳をとって
体力が失われると抽象画に行きますね。しかし大御所だと、抽象と言ってもあくまで自分
独自のイメージで描くわけで、手抜きをしても他人の模倣ではありません。
●この写真は拡大すると、写真の中に鑑賞者である私が写真の中に行っていけるのです。
川があって小道があって、そこを森の中に辿っいけばきっと、富士に行けるはずだと。
そう思わせる説得力が大いにあります。実際には手前の森と背後の雪山には膨大な
距離があるわけでずか、しかしそうは思わせないほどの説得力でもってこの写真は描かれ
ています。
今、写真を描くと言いました。写真は撮るということは言っても、写真を描くという言葉を
使ったのは、私も今が初めてです。もしかすれば、この写真は精魂を込めて描いたものでは
ないのかっていう錯覚を持ってしまったようです。(^^
●私などは手抜きの名人ですから、できるだけ画像処理はしないことにしているんですが、
この写真を見て、じっくりと練り上げる写真も良いもんだなーって思い始めました。
すべてのメーカー、カメラでそういうことが可能だとは思えないのですが、少なくともキヤノンの
お使いのカメラでは十分に成り立つようですね。
裏街道さんの写真は、いつもだいたいアンバー(茶色)が強く出ていますね。何故かなったって
以前から不思議だったんですが、それはもしかすれば画像処理の副産物かなって思えても
来ました。これを少なくすることもこれからのひとつの課題です。
●とにかく、この写真は大変にパワーがあり、それは撮影力だけでなく、じっくりと練り上げた
画像処理のお陰という部分も大きくあります。
撮った写真を、もう一度練りあげてPCで描き上げるという、そういう写真でもあるんだなっていう
ことですかね。
シグマの写真でそういう練上処理が可能なのかどうか、ちょっとやったことがないので判りかね
ますが、キヤノンを持ちながらシグマも使っている(使っていた)という人はいますね。
ただキヤノンとは得手勝手が違うのがシグマではあるわけですが。
シグマの絵は、良い絵は良い絵でダメなものはダメっていうところがハッキリしていて、何でも練り
あげて何とかなるというところは少ないかもしれません。
しかしバシッと決まったシグマの写真は、普通のカメラ(キヤノンもそう)とは隔絶した写真となる
ことは確かで、やはりそういうのは自分でやってみるしか方法がなく、ネットに上がったシグマ写真
を見ても分かりません。
シグマのDP/dpシリーズは、こういうランドスケーブ写真の為に生まれたカメラでして、1台持って
いても無駄ではありません。シグマを使うことにより、返ってキヤノンの絵がより練り上げられたもの
になるということであれば、それは大いに意味のあることです。
ハッキリと言えば裏街道さんには、あくまでキヤノンでもって、このまま独自の画風を突き詰めて
いってもらいたと願っています。
シグマを使ってみて、シグマがいいからこれからはシグマに鞍替えってなると困るわけですね。(^^ゞ
キヤノンなのにシグマ風の画質を演出しているところに価値があるのであって、そこが驚きなので
あって、練り上げたスキルもキヤノンだからこそ生きるというわけです。
kusanagiさん、コメント感謝です。
極論ですがデジタルの時代はカメラやレンズのメーカーが問われるのではなく
ソフトの個性と使いこなす力量が問われるのではないかと考えております。
構図と絞りは撮り手の問題だとして色合いや明暗等はソフトで調整となれば
似せる事が出来ちゃう。
カメラの個性が出せるのは画素数とか連射機能とかに限られてくるのかも知れません。
『それを言っちゃぁ~おしまいよぉ~』と四方八方から突っ込まれそうです。
私のソフトによる調整は知識も技術もないまま思いつきですので勉強しなければなりません・
たしかに。言われてみればそうなのかも知れませんね。
ちょっと、眼が開かれた気分になりました。(^^
現時点での最高画素数のカメラは、イオス5DSでフルサイズ5000万画素です。すぐ控えている
のが富士の中判(と言っても2倍フルサイズですが)の5000万と1億画素ですね。
しかしそんなのが一体どうしたのだ、という気分はあります。ただ画素数やセンサーサイズが
増えただけで、何の意味もないじゃないかっていうところで。
しかしながら、裏街道さんのいうところの、写真は自分で練り上げて作るものという考えになれば、
これは話は大いに変わってくるんです。
例えば素材画質重視の、大きくいじくろうがびくともしない基本画質を提供してくれるカメラと、
それから考えられるどんな画質調整でもできる高機能ソフトがあれば、それは写真を、ただ撮影
だけでなくて、それよりも撮影後の画像調整こそ命っていう、そういう写真の方向に向いてくる
可能性が大いにあるということです。
もしそういう方向に行くんであれば、フルサイズオーバーのカメラの登場には重要な意味があると
いうことになります。(センサーの大きなカメラは画素数を極度に高めないかぎり基本画質は優れて
いて、過大な画像処理に耐える画像を提供してくれます)
これまでのカメラ、つまりせいぜいフルサイズまで。そういうカメラでしたら画像調整をあまりしない
方が、むしろ画質を劣化させないということで正解だったと思います。
しかしこれからフルサイズ以上のカメラが出てくるようになれば、写真の行き方は違ってくるかも
しれませんね。いやむしろ、そうでなければ意味が無い、という気すらします。
実は今のカメラやソフトはメーカーのお仕着せです。
いろんなピクチャースタイルとか、ソフトの各種の設定とかもすべて、メーカーによって用意された
ものでしかなく、本当にユーザーが欲しているものとは違うかもしれません。しかし時代が変われば
メーカーもユーザーが欲しがるソフト自立改変のやり方に変えるでしょう。
https://photoxp.jp/pictures/170745
以前私が投稿した、空が紫になった写真ですが、あれを今の画像ソフトでつくり上げるのは難しい
んです。あれはたまたまソフトメーカーのバグでああなったわけてすが、実際にやはり画質は劣化
しています。
しかしあれほどに色を変えても画質が劣化しなければ良いのですし、また自由自在に色を変える
ことができるソフトもあればなおのこと面白いじゃないですか。
あの写真は、これからのデジタル写真はこういう具合になっても面白いのじゃないかっていう提案
として上げたのですが、もしかすれば10年後のデジタル写真は様々な自由度の高いユーザー嗜好
の写真になっているかもしれません。
それは写真が絵画に近づいてくる、という意味でもあります。
そうなってくるとただ撮影のテクニックがあるというだけでは太刀打ちできなくなります。絵画のセンス
とテクニックが求められますし、そういう技能がない人はついていけなくなります。
アナログ写真からデジタル写真に移行した時、パソコンを扱えない人は写真から淘汰されました。
それと同じことがこれから再び起きるだろうということです。
現時点のデジタル写真は、考えてみればアナログのフィルム時代の写真とさほど変わりません。
それでフィルム写真時代の古いユーザーが数多くデジタル写真でもやっているわけですね。
これはまだデジタル時代の本当の真の意味での改変だとは言えないところがあります。
フィルム時代に写真をやっていた人間が一人も居なくなるくらいの、それほど大きな改変がこれから
写真文化の中で起きるかもしれませんね。
これからの写真に求められるのは、凡庸イメージに囚われない新しい発想の写真ですかね。
今カメラメーカーは行き詰まっています。ニコンなどはカメラが売れなくてリストラを始めているくらい
ですから。しかしデジタル写真自体が行き詰まっているのかというと、決してそうではありません。
まだまだデジタル写真は始まったばかりで前途は洋々としているはずです。
それなのにカメラが売れなくなったというのは、カメラメーカー自身が新しいデジタル写真を提案
出来ていないからだと思っています。
カメラがスマホに負けるなんて、そんなの、ノー・ウェイ、あり得ないじゃないですか。
これまでにないような写真ができる。どんな画像処理でもできて画質劣化もないという超絶カメラ。
高機能ソフト込みで150万円。そのカメラでなければ出来ない写真が作れるとすれば、これは売れ
ます。(笑)
カメラメーカーには是非とも発想の転換が大いに求められるのです。
高級ソフト込みで150万・・・。
何年たてば手の届く価格に落ちますかねぇ~。(^^ゞ
スマホでも素晴らしい写真が撮れる様になりましたから
デカくて重い一眼レフなんか要らないというお方が増えているのだと思います。
価格コムのコメントに『デカい一眼レフを汗をかきながら担いでいるのをみると可哀そうになる』
『好きでやってんだからお気遣いなく』といった応酬を見かけましたが
ブログ等で発信する写真や自分で印刷して自分で楽しむだけなら
スマホで十分なんですよね。
それでも私は惚れたカメラでファインダーを覗きながら撮りたい。
撮ったデータを自分好みに仕上げて楽しみたいと思います。
ですからHDRでもなんでも挑戦したいと考えてます。^^
で、シグマのカメラなんですが『画像は一流、使い勝手は最悪』
『タイムラグはコンデジ以上ストレス多し』等のコメントに二の足を踏んでおります。(^^ゞ
とっても良い景色ですね
凄くいいです。
いまどきのデジタルカメラって、ショット一枚で複数のピントポイントを記録できるものが出始めていますね。
手前の花にピン、人物にピン、あれこれを同時撮影。そしてその記録画像をチョイスできるものがありました。
デジイチに登場するのも間近かもしれません。
でも、カメラマンのポジションが危うくなるのでストップが掛かるでしょうきっと。
ところでこのお作、ワイドトリミングされていますね。
空と大地、どちらかの景色がもっとあればいいなと思いました。
stoneさん、こんばんは。
https://photoxp.jp/pictures/174399
こんな感じでしょうか。^^
誰にでも簡単に写真撮影から印刷まで楽しめる時代ですね。
それでも『オタク系』は生き残るでしょう。(^^ゞ
150万円は勿論、冗談ですよ。(^^ゞ
シグマのカメラが画質は良くて使い勝手は最悪っていうのは、たぶん自称家電評論家の見方
だろうって思います。そういうのは、一眼レフを汗をかきながら・・・というのと同じですよね。
カメラも確かに家電ではあるわけで、そのうち車も家電になっちゃうみたいですが、少なくとも
写真をやりたいと考えている人達の見方とは違うのではないかと思ってます。
写真趣味からの立場として言えば、DPメリルの欠点は唯一、バッテリーが貧弱であること。
多数の予備電池(安価です)が必要になることだけです。
dpクワトロの欠点はこれも一つだけ。かさ張って持ちにくいスタイルであること。
たったそれだけです。それで長所を上げればキリがないほどあります。
コンパクトカメラとしても使い勝手が良いといえます、使い勝手最悪というのは解せませんね。
ネット家電評論家は、架空の設定で例えば、シグマのカメラだけですべての撮影をカバーする
というような、そういうモノ言いをします。しかしそういう絵空事で言ったところで無意味だと思うん
ですね。
シグマを使おうかといういう人はメインのデジイチをすでに持っていて、サブカメラとして使いたい
ということであるわけで、シグマでなんでもかんでも撮ってやろうっていう人はいません。
シグマdpを買うから下取りに、いつも使っているデジイチを出そうかなんていう人。そんな人は
この世の中にいませんから。
それは喩えて言えば、こんど三脚を買うから唯一手持ちのカメラを下取りに出そうっていうのと
同じです。
それからシグマの画質が特別に一流だとも言えませんね。一流なる画質はすべてのカメラメーカー
が出しているわけで、どのメーカーでも、これぞという気合の入ったカメラの画質は素晴らしい
ですから。
ただそれぞれにメーカーごとに個性というものはあります。
どういうユーザーをターゲットにしているかで、メーカーはカメラの性能を絞って作ることができる
からです。
シグマの場合は、まずは低ISO感度撮影の領域で。これは大前提です。また風景や静物などの、
スピード撮影を要求されないもの。そういう被写体を撮るユーザーを対象においています。
また動画撮影は念頭においてません。JPEG撮影もそうです。
RAW現像はPCパワーを要求してきます。RAWデータは大きくて重くて、そういうのでも十分こなせる
ユーザーを前提としています。
それから画質が細密でかつコントラストもあるので、そういうドキツイ画質は苦手というユーザー
には向きません。つまりバタ臭いと言いますか、和風の柔らかいアッサリ画質ではないよ、という
ことです。
こんなところですので、あまり難しく考える必要はありません。
ただ一つだけ裏街道さんの場合、気になるのはシグマ画質というのは、ドライバーにとって大切な
眼とそれに付随する脳内神経の疲労を招くのではないかという点です。
この問題は職業ドライバーだけでなく、本当はすべての人に言えることでして、シグマという高画質
の写真をする場合は、あまりモニターを見ないでプリント写真とし、それで昔のように鑑賞するのが
本当だろうなって考えているのです。
そういうのは、これがらでできそうなデジタル中判カメラでもそうです。
実際現在でも業務用ではオーバーフルサイズのカメラがあります。ただしそのカメラは商業印刷用
のカメラなんですね。パンフレットやポスターを作る為のカメラです。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/743902.html
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/752837.html
こういうカメラはそもそもモニター鑑賞とか、ネット利用とかいうものを考えていません。
もうすぐ出る富士の中判デジタルは業務用だけでなく、一般のアマチュアユーザーもターゲットに
おいていると思いますが、くれぐれもモニター鑑賞、例えば8Kや16Kモニターで鑑賞しようって考える
のはダメですね。シグマのフルサイズが出てもそうですよ。
仕事ならいざしらず、遊びでこういう超々画質カメラの写真をモニターでやろうなんて考えることは
絶対にしてはダメって今から断言しておきます。