メーカー名 | FUJIFILM |
機種名 | X-E1 |
ソフトウェア | Capture One 7 Windows |
レンズ | |
焦点距離 | 18mm |
露出制御モード | ノーマルプログラム |
シャッタースピード | 1/431sec. |
絞り値 | F8.9 |
露出補正値 | -1.3 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 200 |
ホワイトバランス | |
フラッシュ | なし |
サイズ | 2048x1365 (2,217KB) |
撮影日時 | 2018-07-09 02:32:30 +0900 |
これは失敗なのですが、露出補正が-1.3です。晴天下でありながらそれはないだろうという数値
なんですけど、お陰で画面のあらゆる部分に白飛び現象は見当たりません。それで不自然な発色な
がら、色乗りが良い画像になっています。
zzrさんがよくマイナス補正の撮影をするのが、なるほど、この例でよく理解できたようです。やはり
通常撮影でも厳密に言えば画面のあちこちにはかなりの白飛びが出ていたんですね。
それで色の乗りと言えば、何といってもシグマです。それで下に、DPメリルとdpクワトロの比較画像を
並べてみました。発色の濃度はフジに合うように調整しています。
これを見るとフジも良い色のカメラなんですが、シグマと比べれば軽めの色であるなあということです。
まだニコンの方が濃いかなって思いますが、そりゃあニコンはフルサイズですから当然です。
シグマはカラーフィルターを使わない仕組みのセンサーですし、そもそも素子ピクセル単位が大きいと
いうのがあります。それはフルサイズカメラと同じ理屈なので、やはり発色の良さとか色乗り濃度は、
普通のカメラに比べれば圧倒的であるということになります。
まあそういうことが、この失敗撮影で改めて理解できたように思います。
※下の2点は大名庭園の栗林公園での撮影ですが、この写真はその公園から数キロ南に行ったところ
にある高松市公渕池森林公園での撮影。
そもそも回遊式大名庭園は自然の湖の景色などを人工的に再現した庭園なんですね。そのモデルと
なっているのは森林の中の湖や池であるというわけです。
実際のところ、この半ば自然と化した溜池に佇むと、まるで巨大な箱庭のような、風景を愛でるために
造った大型の庭園のような気がしてきます。
公渕森林公園は香川県が整備して県民が集えるようにしている自然公園なのですが、この広大な
池の周囲には自然を壊さないように網の目のように遊歩道が設けられていて、くまなく遊歩できるよう
になっています。目立ちませんが相当なお金が掛かっているのでしょう。
ある意味でこの公渕森林公園は栗林公園の大型版であり、かたや徹頭徹尾に人工的な大名庭園と
は違って、自然の植生を壊さずに保っているということで価値の高い公園なんですね。
驚いたのは自然の松の群生が残っているということです。これは人為的に保存しなければ今では無く
なってしまうものなので、見えない所にお金が掛かっている証拠です。
ところで栗林公園は今や訪日外国人の観光客でいっぱいです。手頃に日本庭園を見られるということ
で人気があるみたいですね。
公渕森林公園はまだ県外の観光客すら見えずで、地元の利用客ばかりのようです。釣りとかアスレ
チック、組織された子供たちの自然学習などなど。この池に外国人観光客が訪れるようになるとは
思いませんが、今のネット時代は何が起こるのか予想もできません。
しかしそうなってもおかしくないほどの景観美があります。とは言え、県や市は積極的に観光化への
宣伝をしようとしません。事故が起きるのが心配なんですね。もし観光客が足を滑らせて池に落ちると
大変危険です。殆どダム湖と変わらないほどの水深がありますから。
私も子供の頃こういう山間部の溜池で遊んでいたんですが、小さい頃は浅瀬のところで泳ぎ、大きく
なってからは深いところでも泳ぎましたがやはり危険でしたね。よく溜池の堤防には人柱があるという
伝説は、子供たちを怖がらせて堤防側では決して泳ぐなっていうサインだったかと思っています。
どこでも水に浸かりあわよくば泳ぎたいという私ですが、溜池ではそんな気にはなりません。
水深のある火口湖やダム湖で泳ごうか?という人間がいないのと同じで、魅力的な景観ではあります
が、危険も背負っている溜池ではあるんですね。