オールドカメラ
Exif情報
メーカー名 NIKON CORPORATION
機種名 D40
ソフトウェア Capture One 6 Windows
レンズ
焦点距離 17mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/100sec.
絞り値 F5.0
露出補正値 -0.3
測光モード 分割測光
ISO感度 200
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 2048x1362 (1,759KB)
撮影日時 2006-01-03 01:47:02 +0900

1   kusanagi   2019/1/5 23:39

ニコンD40は、ほぼ最後のソニー製CCD600万画素のモデルだろうと思います。小型ボディ
ですが、ファインダー倍率は高くて、ファインダー視野が大きく見えます。
最初のD100が、フィルム一眼レフのカメラのままに、APSサイズにマスキングしただけの、
小さなファインダーだったことをからすると感無量です。
画質は、随分と現代調で、軽いです。CMOSの真似をして、発色を犠牲にして解像感に振って
いますね。D100やD70のようなドスーンとした重い色がでません。
シャッター音は、D100からずっと変わらずに、柔らかくて耳に心地よい音をだしてくれます。
比較的新しいカメラなので、オールドカメラとは言えないでしょうね。

ニコンは、このシャッター音が好きだから、私も使っているというのが半分の理由であります。
自分勝手に言ってるだけですが、ニコンサウンドなんですね。
カメラが小型すぎて、画面に指が写っているのが多々ありました。それで中華製でバッテリー
グリップがでているようなので(純正では出ていない)、買ってみようかと思います。少しでも大きく
しないと使いにくいですから。
画質はいまいち私の好みではないけれど、ファインダーが見やすくて良いカメラだと思いました。
これから頻繁に使っていきたいと思ってます。

少し感じ掛けたことなんだけど、写真の満足感というのか、充足感というのか、そういうのは、
半分以上は、7割くらいは、撮影時に得られるものではないでしょうか。
その撮影時に得られる、というのはファインダーを見て眺めて得られるものだろうと思うのです。
私は昔からファインダーをよく見ていずに撮影する癖があります。あまりよくない癖だと思うの
ですけど、そのせいだと思うのですが、ショット数が多くなるんではないでしょうか。

ファインダーをじっくりとよく見て撮影をすれば、それだけで撮影の満足感というのは満たされて、
それで多数ショットをしなくてすむのではないかと思えるようになりました。
ということは、ファインダー(光学)のないカメラ、シグマコンデジとか、ミラーレスカメラというのは、
ファインダーを見ようにもそれがなわけで、それでモニターで簡単に済ませてしまいます。
実質的にノーファインダー撮影であるわけで、それで撮影時の、その7割位の満足感は得られない
ということではないですかね?

撮影時に充足感というのが得られなければ、人間は何をするのか。ひとつは私のように多数の
ショットをする。それから頻繁に撮影に出かける。というような、数や量でカバーしようとするのが
人間です。
それから、私がシグマでやったことですが、撮った写真をモニターで見過ぎるということですか。
シグマでこれをやるとPCの動作が重いですから、これはかなり負担になるんです。
つまりひとつは多量撮影で。もうひとつは撮った写真を見過ぎるという、このふたつを人間はして
しまうのでしょう。そうしないと、撮影時に満足できなかった分の不満感を充填できないんですね。

光学ファインダーのないカメラというのは、ハッキリ言って撮影は面白くないです。そりゃあコンデジ
の大きいやつ、ですから当然と言えば当然です。
そしてやっぱり、デジイチの光学ファインダーというのは、それがあるだけで人間というのは満足
出来るんだろうという気がするんです。

可能性としては無限にあるこの世界の光景の中で、自分の目指す被写体をコレッて探すのが写真
だと言えると思うんですが、その手助けをしてくれるのがファインダーです。
そういう、この世界の自分なりの切り取り作法が写真であるとすれば、それを補助してくれるのは
光学ファインダーしかないでしょう。
電子モニターやEVFがその手助けをするのは、それはちょっと違うって思います。電子ビューという
のは、撮ってしまった写真のプレビューなんですね。つまり昔のデジイチで撮影後にプレビューが
でますが、それと同じです。それは撮影後の結果を示しているにすぎません。

ですから電子モニターなどはファインダーとは成り得ないのではないですか? 人間の手助けを
してくれるのがファインダーだとすれば、それは裸眼と同じように光学式でないといけません。
光学ファインダーにも、とりわけ優れているのがスルーザレンズの一眼レフです。カメラのレンズを
通した光や光景を見ることになるのですから、撮影としては人間の裸眼より優れたものであるわけ
です。

よくデジイチのファインダーはフォーカシングスクリーンに写った絵を見ているだけっていう理屈を
言う人がいますが、確かに大昔の一眼レフはその程度のファインダーでした。かなり見難くて、
ピントを合わせるのも大変で、ファインダーを見続けていると、だんだんと眼が疲れてくるんですね。
(私がファインダーをよく見ない癖がついているのは、その時代の名残です)
しかし現在のフォーカシングスクリーンは大変に高性能で高精細で、透視画像と変わりません。
そしてオートフォーカスという強い味方がいますし。

それから電子ビューも技術革新でこれから発展して光学式と変わらないようになるだろうって言う
人もいます。
それはある程度、当たっていると思います。あと30年もすれば、そういう光学ファインダーと変わら
ない電子ファインダーが出てくるでしょうね。
しかし今は違います。それに私は30年も待てませんから。

こんな感じで色々な考えが脳裏をめぐるんですが、とりあえず現実的にみて、今現在、写真として、
写真撮影として満足ができるカメラは、一眼レフしかないんではないかということです。
人間の考え方は様々でしょうけど、私はそのように思えてくるんですね。
便利だからミラーレスもコンデジも使うけれども、それだけでは自分の写真行為は成立しなくて、
やはり写真の中心にはデジタル一眼レフがあるんだということです。

一番大切なことは、自分で制御しながら写真を不可分なく充足しながらやっていくことのように思い
ます。いけないのは写真やカメラに振り回されてしまうことですかね。こういうのは言うに易しで
行うのはとてつもなく難しいことだと、次第に分かってきたというか。

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