メーカー名 | SIGMA |
機種名 | sd Quattro H |
ソフトウェア | SIGMA Photo Pro 6.5.4 |
レンズ | 18-200mm |
焦点距離 | 18mm |
露出制御モード | ノーマルプログラム |
シャッタースピード | 1/125sec. |
絞り値 | F8.0 |
露出補正値 | -0.3 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 100 |
ホワイトバランス | オート |
フラッシュ | なし |
サイズ | 3088x2056 (8,252KB) |
撮影日時 | 2019-04-30 21:43:41 +0900 |
猪苗代湖の南東部に当たる浜辺です。あいにくの小雨で磐梯山は霧の中。
風があれば湖面は波立ちもしますが、この日は沖には波があっても浜辺は静寂に包まれていて、
なんとも不思議な感覚に戸惑うほどでした。この不思議な静謐感を感じられたことに大いに満足を
して未練を断ち切りこの湖を発ちました。
瀬戸内の遠浅の浜辺は、私には当たり前の光景ですが、他県から来た人に聞くと、さすがに海だから
波打はあるのだけど、とにかく穏やかで優しい浜辺に感激をすると言います。
そして夕日が素晴らしいと。(これは湿度が高いことと関係があるかもしれない)
太平洋や日本海を見慣れた人々からすると、内海とは独特なものなんだろうということですかね。
その穏やかな内海を見慣れた私から見ても、猪苗代湖の静寂な優しさは驚きだったのです。
ここはもしかして天国なのか?と錯覚をするほどに。(^^ゞ
不思議に燕が無言でせわしなく飛び交っていました。
東北へ行くと、しばらくは東北病とでもいうものに陥ってしまい、こちらの香川の光景に無感覚になる
んですね。一種の鬱ですかね。(^^ゞ それで現実感を取り戻すにはしばらくの時間がかかります。
しばらく遠ざかっていた瀬戸内の遠浅の浜辺に行ってまいりました。1キロほどの自然の砂浜の海岸。
誰もいない私だけの浜辺です。そこをいつもの様に裸足で波打ち際を歩いてみました。
猪苗代湖と比べれば、まず小さいながらも立派に波があり潮騒の音がします。瀬戸は干満の差は
激しいので、総じて水か(潮が)生き生きとしているということ。そして砂浜には貝やカニや様々な虫達。
浜辺を歩く足にボラが驚いてくるくるとご愛嬌。
そして海と空には夕日が。あいにくの曇り空と多量の湿気が幻想的な色模様を出してくれています。
そして潮の匂いがなんともいえません。
燕がピイピイといいながら飛んでいました。
つまり瀬戸内は猪苗代湖に比べれば圧倒的な生命感にあふれているのです。清潔感はないかも
しれませんが、浜辺に打ち上げられた生活ゴミも含めてその命の躍動感は全く違うんですね。
瀬戸内は泥臭い現世そのものなんですし、猪苗代湖は、今にして思えば私には天国のようだったかも
知れません。
東北は本当に美しいのです。信じられないほどに透明感があり、広大で遠目が効いて本当にこの世の
ものとは(私には)思えないほどなのです