メーカー名 | Canon |
機種名 | EOS 70D |
ソフトウェア | Digital Photo Professional |
レンズ | TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 A025 |
焦点距離 | 200mm |
露出制御モード | マニュアル |
シャッタースピード | 1/1024sec. |
絞り値 | F3.5 |
露出補正値 | +0.0 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 100 |
ホワイトバランス | オート |
フラッシュ | なし |
サイズ | 3000x2000 (2,880KB) |
撮影日時 | 2019-09-19 19:50:51 +0900 |
運動会を熱心に撮影する高校生女子カメラ。カメラマンは、大きくわけて、委託カメラ、先生カメラ+生徒カメラ(生徒会広報)、そして写真部の3系統で撮影していました。(この写真の子が、レンズにフードを付けていないのはわけあり)
高校生の写真競作祭典「写真甲子園」(全国高等学校写真選手権大会)は今年で26回目になり、和歌山の高校が優勝しています。(副賞はなんとEOS RP!)
始まったのが1994年ということだから、なかなかの歴史です。
さて強引に漫画話。(強引だけが人生だ)
この前、「写真・カメラの少年漫画にヒット作はない」と書きましたが、1987年から1989年に週刊少年サンデーで連載された「スマイル・フォー・美衣」は、コミックスで全12巻。スマッシュ・ヒットと言ってよいと思います。
作者は里見桂(けい)氏、少女漫画でも通用するようなかわいい人物描写を得意とし、優れたアシスタントにも恵まれたのか、写真漫画にふさわしい緻密な絵作りも行われています。主人公は女子高校生で、伯父さんが編集長を務める写真週刊誌編集部に出入りする写真好きの行動力あふれる少女。つまりこの写真の高校生女子と同年代、ということですが、リアル世界の80年代後半に女子高校生だった人は、この写真の方のお母さん世代にあたります。
タイトルは明らかに河合奈保子さんヒット曲のオマージュで、そのせいか実在アイドルをモデルにした登場人物が多い。
ジャンプの「ピンぼけ写太」は、対決シーンに難あり、と感じたところですが、こちら「スマイル」は、対決もラブコメディをまじえて多種多様に展開する適度な軽さ、身近な親しみがあり、当時カメラに興味のなかった私でも読んでいて楽しいものでした。対決のシチュエーションも、クライアントが求めた競作撮影などと、無難に設定しています。(物語の総合的な品質は、当時はジャンプよりサンデーやマガジンが上だった)
連載において、毎回、扉ページでアングルやフォーカス、絞りなどの設定テクニックを解説するイラストがあり、おそらく里美氏自ら書き下ろしていたと思われます。ハイキーやローキーの回は、氏の作画能力の豊かさを雄弁に語っており、これこそが「ピンぼけ写太」に不足していたものでした。
リアル世界に戻りまして。
この写真のカメラ女子さんが、レンズフードを使っていない理由。それは、「部活対抗リレーで、バトン代わりにこのカメラを持って走ったから」。あぶねえなあ。フードが落っこちたりすると余計危ないから、かな。
とはいえ、文化部の対抗リレーはアトラクション。そんな危ないことはありません。ガチ勝負だったのが運動部対抗リレー。本職を自任する陸上部と短距離には自信がある野球部、バスケ部のつばぜり合いとなるも、陸上部が勝利を収めて面目をほどこしました。