その男、スナイパー
Exif情報
メーカー名 Canon
機種名 EOS 70D
ソフトウェア Digital Photo Professional
レンズ 180mm
焦点距離 180mm
露出制御モード マニュアル
シャッタースピード 1/8192sec.
絞り値 F2.8
露出補正値 +0.0
測光モード 分割測光
ISO感度 400
ホワイトバランス オート
フラッシュ なし
サイズ 2000x3000 (3,022KB)
撮影日時 2020-02-02 20:17:01 +0900

1   S9000   2020/3/4 00:58

 さて、ゴルゴ13を話題にしないわけぢやなく、この掲示板で、「カメラマンとスナイパーは、道具が違うだけで仕事はいっしょだ」という、ゴルゴ13作品でのセリフを引用して、何人かの方とわいわいお話しした記憶があります。おそらく7,8年前のことだと思うが。
 ということで、吉例漫画話では、ゴルゴ13も触れようと思います。この作品は、裏街道さんもお好きだとか。
 60~70年代の初期作品のほうが、サスペンス調でよいという感想も聞きますが、私は80~90年代の作品が気に入っています。最近は、筆力が少し落ちたのか、ぼんやりした作品が増えたように思いますが。

 1997年作品「最終暗号」は、第二次大戦中、乱数暗号「紫」を開発した日本人数学者と解読した米人数学者(盗聴機関のトップ)の闘い。実は後者は前者に友情を感じており、20世紀末の学会で再会するが、前者が絶対に解読不能な暗号を発表したため、敵対関係に戻ります。米人数学者の部下で凄腕の特殊部隊隊長が、数学や暗号の知識がカラっぽで(とはいえかなり知的レベルは高いが)終始馬鹿にされているのが痛ましくもユーモラス。彼は最後まで勇敢に闘い、戦闘能力ではゴルゴに対抗しうるものの、その狡猾な策略に敗北してしまいます。なお、米人数学者はゴルゴにより射殺されるのですが、日本人数学者は二十年後、仮想通貨の暗号化をテーマとした作品で登場し、その息子がさらに強固な暗号開発に成功する展開となります。

 二次大戦中、日本は自分たちの乱数暗号が解読されていることを知っていて、薩摩弁による会話を暗号がわりに使い始め、米軍もその解読に苦労します。しかし、アメリカは開戦初期には迫害した日系人を対日情報戦に活用しはじめ、鹿児島ルーツの帰米二世を起用して薩摩弁通信の解読に至るという有名な史実が、「二つの祖国」でも引用されていました。(主人公「天羽賢治」のモデルである伊丹明氏)
 ゴルゴでは数学解析による暗号解読に力点が置かれ、言語暗号には触れられていませんが、日本軍の短波通信を随所で傍受し、よってたかって、アメリカ総力で解読に勤めた描写は、「山河燃ゆ」「ゴルゴ13」共通のものです。日本軍の乱数暗号は優れていたが、管理に問題があり、一部の情報が盗み出されたり、暗号の前段に平文の注意書きを添えてしまい、米軍にとっては素晴らしいプレゼントと受け取られたそうです。よって、ゴルゴで描かれたほどには米軍は解読に苦労しておらず、かなり初期に解読を達成し、暗号機の模造にも成功していたとか。
 
 ゴルゴや沈黙の艦隊、戦場漫画シリーズ等、日本人が日本人に向けて描く漫画は、日本サイドの能力発揮を、実際より過大に表現することが多いので、そのまんまに受けとめてはいけないという例。

 作中の米軍側数学者は、ウィリアム・F・フリードマンという暗号技術者をモデルにしていて、この人物がNSAという情報解析機関の創設に関わったのは事実のようですが、1969年に死亡しており、劇中の登場人物は架空の存在です。仮にフリードマンが生存していたならば、作品が描かれた1997年時点では100歳を超えるほどの老齢ですが、作中では70歳前後に描かれています。

 写真は、野鳥狙いのカメラマンさんが、愛機にドットサイトを装着した様子。私も欲しい。

2   F.344   2020/3/4 10:34

鳥やさんは必需品なんでしょうかね・・・
後ろからの感じはとてもバランスが取れていますね

3   kusanagi   2020/3/4 21:51

ドットサイトは安いですよ。しかし超望遠レンズやフィールドスコープに三脚装備でないと意味が
ないです。手持ち200ミリならば両眼視で直ぐに被写体に合わせられるじゃないですか。

ネットを見ておりますとひょんなことでテレビ東京制作のドラマ、永遠のゼロが見れました。6時間
くらいあるみたいなんだけど2時間くらい部分的に見ました。無料で登録もせずに見れたのは、
偶然に最初のアクセスだったからでしょうね。
えーっ、広末涼子が出演してるやつですよ。テレビを見ない私でも彼女くらいは知ってます。
永遠のゼロは百田さんが書かれたと思うのですが、映画は劇場でみました。それともこのデレビ
ドラマの比較ということになるんですが、その違いは興味深かったですね。映画では主人公の
戦闘機乗りが映画の主人公という感じで、それを思い起こす若い現代の姉弟はどちらかと言え
ば脇役でしたね。ところがドラマではその姉弟こそが主人公になるわけです。広末涼子も演じて
ますし。だから広末涼子が演じているころを見たいから、このドラマを見るという人もいるかもしれ
ませんね。一方、映画は戦争末期の特攻隊員の主人公こそに主題を割り当ていて戦争映画の
ひとつという感じでした。
映画というのはお金を払ってわざわざ出かけていくのですし、まず子どもは見ないでしょう。テレビ
ドラマの方は電波で家庭にまで押し寄せてきて無料で見れるしまた子どもの眼にもふれます。
この違いは大きいですね。それでテレビドラマの方は無難に、そしてハッピーエンドに予定調和
で筋書きが書かれてますね。残酷なシーンもありませんし。
このドラマを見ていて広末涼子さんて肌が白くて綺麗だなあって感じで見ていて、(^^ゞ ドラマの
中身の方は映画と違ってかなり退屈でした。

しかし子どもの頃はともかく、大人になって初めて見たテレビドラマということで、なるほどー、こういう
世界も世の中にはあるんだなって改めて思ったことです。テレビドラマというのは小説で言えば
架空の世界ですし、ゲームで言えばバーチャルな世界ですよね。それでそういう世界を楽しみに
しているという方が世間には多くいらっしゃるだろうということ。その発見が新鮮でしたね。
私もたまにテレビを見ればニュースとかその解説くらいしかみないです。あとはスポーツや音楽番組
とか。それも新聞を読みながら、ネットもしながらの片手間です。聞けば若い子育て家庭の方は時間
がなくてテレビは家事をしながら聞いているだけ。それも必要だからでのニュース番組。みなさん
そんな感じだろうと思うのですが、じっくりとテレビドラマを見るという余裕のある方は、これはこれで
楽しみなんだろうなあ、という気がしてます。

S900さんの綺麗なおねーさん写真というのは、そのテレビドラマを思い起こさせるとごがあって、
と言うか、事実はその広末涼子のドラマを見ながらS90さんのお姉さん写真を思い出したのです。(^^ゞ
そういう、ほんわかな世界ですかね。そーか、写真にはテレビドラマ風写真ジャンルというものが
あって良いのだと思いましたよ。
そんな感じで、ちこっとS9さんの写真世界が分かりかけたような気がしてます。

4   Kaz   2020/3/5 15:22

ドットサイトは使ってないけど、厳寒地での撮影必需品として
指先が開くスナイパー手袋を愛用しとります。😊

5   S9000   2020/3/5 20:54

 皆様ありがとございます(*^^*)

>F.344さん
 最近、使っている人によく遭遇しますね。kusanagiさんの言われる両目法の効能もわかるのですが、逆方向に飛ばれると追いかけられないので、このドットサイトが有利かもしれません。
 効能もさることながら、なんかその形と雰囲気に惹かれているところが大きいです、ふふふ。

>kusanagiさん
 広末涼子さんは、華々しいデビューの頃からずっと見てきましたが、ビッグになりましたね。長い活躍が望まれます。
 写真のドラマ風ジャンルですが、山田太一氏の脚本小説「あめりか物語」を読んでいると、表情・口調・BGM等の注意書きが記されており、映像化と直結した執筆の様子が想像できておもしろいです。本職の脚本家や演出家のようにはいきませんが、そういう写真構想もあると思ってます。

>Kazさん
 なるほどスナイパー手袋ですか。そういえば、正月あけに、三瀧寺でそれを使う人に遭遇したかな。
 この間、一耕人さんとお話したように、左手の親指にあかぎれができたままです。私にはちと厳しいかなあ。だいぶ暖かくなったのに、なぜか今年はあかぎれが消えないのです。

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