メーカー名 | NIKON CORPORATION |
機種名 | D2H |
ソフトウェア | Capture One 7 Windows |
レンズ | |
焦点距離 | 145mm |
露出制御モード | ノーマルプログラム |
シャッタースピード | 1/350sec. |
絞り値 | F9.5 |
露出補正値 | -0.3 |
測光モード | 分割測光 |
ISO感度 | 200 |
ホワイトバランス | |
フラッシュ | なし |
サイズ | 2464x1632 (2,258KB) |
撮影日時 | 2012-07-16 23:03:43 +0900 |
クワトロHの画素数を計算すると、4128x6192ピクセル出力なので、フォビオンセンサーのトップ側の
ブルー層は2550万画素だということになります。グリーンとレッドの層は各1/4づつですから、それぞれ
640万画素ですか。640万+640+2550万画素。合計すると3800万画素ですかね。これはニコンのD800
と同じということになります。私の感覚からいってもそんな感じです。
クワトロHには大きな弱点がありまして、それは像面位相差AFセンサーがイメージセンサー内に埋め
込まれているということ。これがあるために結構ノイジーになる場合があります。その点、dpクワトロとか
シグマfpなどはコントラストAFのみなので画質が綺麗です。その違いは相当に大きいと考えているの
ですが、この指摘をされている方はあまりいないと思います。私は画質のことしか考えないので、この
点に関しては大いに気になっているところです。
これは画質の印象として、漠然とした表現ですが、画質に「しっとり感」という湿度があるかどうかで推し
量ることができます。このしっとり感覚を感じるには、性能のよいPCとよいモニターが必要になります。
ですから純粋にクワトロの画質を楽しみたいとなると、dpクワトロを選ぶべきだと考えるんですね。
シグマfp、言うまでもなくこれが今後のシグマの路線です。ソニー製ベイヤーセンサー、フルサイズ2400
万画素でローパスレスです。そしてAFはコントラスト検知のみなので、画質は非常に綺麗ですね。
シグマfpのRAWファイルは、フォビオンセンサーのカメラと同じ形式ですので、シグマSPPで現像でき
ます。ネットで作例を見ても、ソニー製カメラよりも私的にはしっくり来ます。ソニーアルファ7よりも画質は
優れていると私は考えますね。
fpはマウントが新しいライカLマウントなのでそのLマウント専用レンズを購入するか、もしくはシグマ製の
マウントコンバーターを購入すれば一眼レフのシグマSKレンズが装着できます。
シグマSDメリルはクワトロ方式ではなく純粋なフォビオンセンサーなのですが、総画素数は4500万画素。
ですからクワトロHは画素数でも劣っているということになります。無論SDメリルには像面位相差AFセン
サーなるものはありません。画質としては明らかにメリルが上です。クワトロHが勝っているのはセンサー
面積が大きいということ、それだけだと言えます。
そのセンサー面積のことを言えば、当然にシグマfpが上ということになります。フルサイズですからね。
おそらく位相差センサーを埋め込んだsdクワトロとsdクワトロHのセンサーは既に生産を終了している
ものと考えられます。dpクワトロのセンサーはまだ作られていると思いますけど。
ネットを見ておりますと中途半端なsdクワトロセンサーよりもシグマfpのほうが良い、という指摘もあって、
私もほぼ同感かなっていうところも無きにしもあらずです。(笑) シグマSD10、SD15と並んで迷機だった
ような気がしてますね。しかしdpクワトロは画質的には名機だと言えます。混同されてはいけないので
強調しておきます。
今回のアップ写真はニコンD2Hというカメラで、400万画素APS-Cカメラです。特徴的なのはLBキャスト
というCCD的なCMOSセンサーを搭載していたということです。このセンサーは不人気で後続機はD2H
Sのみで短命に終わってしまいました。私的にはこのセンサーの絵は好きです。撮影条件が良くなければ
いけないのですが、たっぷりとした光量があれば良い絵をだしてくれます。